まるでMTタイヤのようなワイルドなトレッドパターンが際立つのスタッドレスタイヤ「GRANDTREK XS1(グラントレック エックスエスワン)」が、ダンロップ・GRANDTREK(グラントレック)からリリースされた。グラントレックには、リアルオフローダーが神タイヤと称するMTタイヤやATタイヤが在籍しているが、XS1には、一目でグラントレックの一員であると分かるトレッドやブロックパターンがデザインされている。なのでスタッドレスタイヤと認識する人は少ないかも知れない。雪路に持ち出した時の性能がどれほどのものかは気になるところ。というわけで、日本有数の豪雪エリア・夏油高原(岩手県北上市)で雪路性能をテストした。テスターは、ジムニーカスタムの大家であり、高いドライビングテクニックを持つカスタムショップ・ファッドスター(岩手県北上市)の高橋光也さんにお願いした。
「雪道へ向かうアスファルト路での当たりは、ATタイヤと比較しても極端に柔らかい印象はなく、スタッドレスタイヤを意識することなく、しっかりハンドリングできる。圧雪路での車体の安定性は非常に高く、車重の軽いジムニー シエラでもしっかり路面を捉えてハンドルを切った方向へとクルマを導くことができる。またハンドリングへの応答性もいい。深雪でもコントロール感は良く、MTタイヤやATタイヤが泥を掻き出しているような感覚に近いものが感じられた。」と髙橋さん。また、「グラントレックXS1は、走行性能、ルックスともにお客さんに勧められるタイヤである」と太鼓判を押す。雪に強い!スタイルアップに強い!グラントレックXS1は、2024年、注目のスタッドレスタイヤである。
■GRANDTREK XS1
深雪路
深雪では排雪性能の高さから高いトラクションを得られた
靴が完全に埋まるほどに積もった深雪路では、MTタイヤやATタイヤのようにしっかり雪をかいてくれるので、ジムニーは面白いほどにグイグイ前に進んでいく。とにかく排雪性能が高く、トレッドに雪が詰まって横滑りを起こすこともない。少々荒い運転をしてもトラクションは逃げなかった。
圧雪路
滑りやすい路面であっても発進・停止がスムーズ
圧雪路ではバツグンのコントロール性能で、ハンドルを切った方向へとクルマを押し出してくれる。これはマクロ領域での剛性とナノ領域での柔軟性を両立する「ナノフィットゴム」が効いているためで、凍結路面に密着して強力なグリップ性能を発揮しているからだと思う。
「かっこいいし性能もいい。これならお客さんに勧められるね」と髙橋さん。
■ホワイトレター/バッドレスデザインの2つのデザインでドレスアップを楽しみ、スタイルアップにも効果絶大!
ドレスアップにも使えるXS1。ワイルドなデザインのブラックレターと、オシャレなホワイトレターを好みに合わせて選択してウインターシーズンのドレスアップを楽しめる。
TEST DRIVE CAR JIMNY SIERRA
雪路テストに持ち出したジムニー シエラ(JB74)は、ファッドスターによってカスタムされたモデル。オリジナルのTRバンパーでスタイリングを整え、JAOS製のリフトアップサスペンションキットを入れることで車高を40㎜アップしている。
185/85R16
LT215/70R16
オーバーフェンダーが付くジムニー シエラ(JB74)には、RAYS・デイトナM8とMIDのM26をコーデ。存在感が強めなホイールデザインとホワイトレターが、JB74の重厚感アップに貢献している。
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