TOP > 記事 > 【データシステム】保安基準適合のための視界確保術!リフトアップ車の前方死角をカメラを使ってカバーする

【データシステム】保安基準適合のための視界確保術!リフトアップ車の前方死角をカメラを使ってカバーする

■マルチVIEWカメラ MVC811

 ランクルをはじめとした4WD車で近年話題にのぼることが多くなっている直前側方運転視界基準。クルマの右前方から左側面に沿って0.3mの範囲にある所定のサイズ(高さ1m、直径0.3m)のポールが運転席から確認できることが必須の項目になっているのだ。しかしリフトアップをすると右前方などでこの視界基準をクリアできなくなる場合がある。そんな時に一部の4WDユーザーが視界を補うために用いているのがデータシステムの「マルチVIEWカメラMVC811」だ。
 このカメラは元々フロントにもリアにも使える多彩なビューモードを備えているのが特徴。そんなMVC811をフロントに取り付けることで水平方向を最大で180度映し出すことができる。これさえあれば直前側方運転視界基準の多くのエリアはカバーできてしまう。しかも車体の前方(ナンバープレート下など)にカメラを取り付けるので市街地走行などで交差点に差し掛かる際、左右から近づいてくる歩行者/自転車などもいち早く確認できるのもメリット。
 映像を常時映し出すためのモニターとしてコンパクト&薄型設計のスーパースリムモニターを用いればコクピットの空いたスペースに取り付け可能なので便利だ。リフトアップ車の車検対策にも必要になるこのカメラシステム。該当するユーザーは要注目だ。

装着車両

リフトアップを実施した際に直前側方運転視界基準の視界をクリアできない車両が出てくる。その際に対策として利用したいのがデータシステムの「マルチVIEWカメラ MVC811」だ。フロントに取り付けることで水平方向=最大180度、垂直方向=最大120度の視界を確保できる広角カメラが特徴。ぐるりと左右を見渡せるためフロント回りの死角はほぼカバーできるのが特徴だ。取り付けは専用ステーを用いてナンバープレートの下部にスマートに設置できるので後付け感もごく少ない。またスーパーワイドやノーマル、左右を分割するコーナービューなど、合計6種類のビュー切り替えも可能。見たい部分をワンタッチで切り替えて映し出せる。直前側方運転視界基準への対策はもちろんだが、市街地走行でフロントまわり周辺をカメラ映像で確認できるので安全運転にも寄与する装備だ。

スーパーワイドビューは水平方向180度を映し出すビュー。上から見下ろすトップビューや左右のコーナー部を分割映像にするコーナービューなど、合計6種類のビューを付属のスイッチを使って切り替え表示できるのもこのモデルの特徴。
フロントに取り付けたマルチVIEWカメラMVC811の映像を常時映し出すために用いたのが5インチサイズのディスプレイ「スーパースリムモニターSSM-W5.0Ⅱ」(データシステム)。コンパクトサイズなので取り付け場所を選ばないのも魅力だ。
最大で水平180度のワイドな画角を映し出すカメラ。フロントへの取り付けはもちろん、リアへの取り付けにも対応するマルチカメラだ。

保安基準で定められる「直前側方運転視界基準」とは?

 図で示しているのが保安基準で定められている「直前側方運転視界基準」だ。イラストで示している範囲内にある高さ1m、直径0.3mのポールが運転手から見える必要がある。運転視界基準エリアは前方の右サイドから左サイド、さらに左側方を車体後部まで及ぶ帯状のエリア。ここがしっかりと視認できる必要がある。特に4WD車の場合ではリフトアップすると右前方などで基準となる視界がクリアできないケースが出てくるのでカメラ等で補う必要がある。

サイドカメラで左側方の視界も確保

フロントまわりを「マルチVIEWカメラMVC811」でカバーしたら、合わせて死角になりがちな左側方も視界確保しておきたい。その際に使えるのがデータシステムの車種別サイドカメラだ。ランドクルーザープラドには専用のSCK-66P3Nが用意される。車種専用設計なのでドアミラーのマウント部にピタリフィットするカメラカバーを用意し違和感ない取り付けが可能。カメラをミラーマウント部に取り付けるのでドアミラーを格納してもしっかり側方を映し出すのも使い勝手が良い。