【PUT DEPOT】日本で販売されてない特別なランクル70を多数在庫!!
日本のみならず世界中で活躍し続けるランドクルザーシリーズ。4WDが乗用車的になった時代は、ラグジュアリー性を追求したモデルが注目されていたが、ランドクルーザーの本質は「はたらくクルマ」であり、地球上の様々な地域でそこに住む人々の生活を支え続けている。そんなヘビーデューティ路線を40系から継承した70系も、気付けば間もなく40年という超長寿モデル。度重なる改良を施され常に進化し続けているが、日本国内でも2度再販売されるのは異例と言えるだろう。
かつては日本国内のマーケットではショート/ミドル/セミロングのボディ形状が存在したが、ユーザーの嗜好を考慮し2014年に再販売されたモデルはセミロングボディとスーパーロングのピックアップのみ。今回の再再販ではセミロングのみとなっている。だが世界中の様々な要望に応えるため、海外では前述の3モデルのうち廃止となったミドルを除き、ロング、スーパーロングを加えた合計4つのシャーシーの長さに合わせたボディ形状がラインアップされている。現地での要望に応えた様々な装備はもちろんだが、大排気量のエンジンに魅力を感じる人も少なくないだろう。
そんな「真のワークホース」と言える70系を海外から直輸入しているのが、神奈川県のPUTデポだ。オープンしたのは2000年8月。当時はまだ逆輸入車が希少な存在で、一部のマニアが「人とは異なるレアなクルマ」として楽しんでいたが近年は「国内で販売されていないボディ形状や搭載エンジン&装備」に魅力を感じ、希少性よりも機能を求めるユーザーが増加している。今回紹介する70系はいずれも中近東仕様だがその理由は関税の関係で、ユーザーに極力リーズナブルな価格で提供したいと考えているからとも。「海外でしか販売されていない魅力的なランドクルーザーに乗りたい!」と憧れているユーザー夢を、しっかりと叶えてくれるお店だ。
■LAND CRUISER GRJ71L 70th Anniversary

ロングのVDJ78と比べると、ボディの長さは半分(?)と思うほどコンパクトなショートモデル。2人乗りのオフロードスポーツカーと考えるべきで、後席の居住性や荷物の積載能力は期待してはいけないかも。もっとも、軽いボディに1GRガソリンエンジンを組み合わせた、スポーティな走りが魅力的だ。2024モデルでは待望のAT車と2.8L ディーゼルターボも登場する。
最大のポイントはショートボディという事と、4000ccのガソリンエンジンを搭載している点。趣味性の高い70系の中でも特に走りに特化しており、セミロングの76やロングの78とは異なる機能を追求している。
ドアミラーウインカーやサイドステップ下のイルミ、マフラーカッターなどを装備。70には不要(?)と思う人もいるかも知れないが、ランドクルーザーとしての走りの機能を阻害しない様に配慮したデザインを採用している。
スペアタイヤ左側には、予備燃料用のジェリカンを装備。腹下にサブタンクor大容量タンクを設置するスペースがないので、必需品という事。
エアコンプレッサーも装備。中東では砂漠走行を楽しむ人も少なくなく、現地で空気圧を調整できる装備を備えている。
前後シートはヘッドレストだけでなくシート表皮もレザー調のものを採用。既存の70とは全く異なる雰囲気を醸す。
セカンドシートを起こした状態だと、荷室はかなり狭い。日本では貨物車面積要件の関係でリアシートの定員を取ることが出来ない。この為2人乗りとして割り切って使うのがベストなのかも知れない。
ランクル誕生70周年アニバーサリーモデルなので、通常の上級グレードよりもかなり充実した装備を誇る。ステアリングはウッドとレザーのコンビで、インパネデザインは同じだがエアコンの吹き出し口にメッキの加飾を追加。ドアトリムや助手席側のグローブBOXにもパネルを追加し、特別感を演出する。ドリンクホルダー付きのセンターコンソールが新設されており、かなり近代的な雰囲気を醸し出している。
■LAND CRUISER VDJ76L

基本的には2014年から日本で期間限定で再販されたGRJ76と同じアピアランスとなる。だが国内モデルはオーバーフェンダーを装着していたワイドボディであったのに対し、このVDJ76はオーバーフェンダーのない、すっきりとしたスタイルが魅力的と言える。
国内仕様との決定的な違いは、V8・4500ccのディーゼルエンジンを搭載していること。ランクル200に搭載されたもののシングルターボ仕様となるが、圧倒的なポテンシャルを発揮する。ディーゼルの大排気量エンジンに乗りたい!と思う人なら、これ一択と言える。
シュノーケルはトヨタ純正品を標準装備。日本で渡河することはまずないが、ダートでは効果が期待できる。

フロントはコイルリジッド、リヤはリーフリジッドを採用。現在の乗用車と比べると、ハードな乗り味かも知れない。
オーバーフェンダーがないため、タイヤサイズは225/90R16を装備。タイヤ外径が大きく、GRJ76よりも高く見える。
ステアリングの位置は左で、トランスミッションはMTのみ。輸入車などではステアリングが右でもボンネットオープナーが左のままという車両をよく見かけるが、ボンネットオープナーは運転席側に装備される。トランスファの位置も助手席側となっており、右ハンドル車としっかり作り替えられている。
エアコンはデビュー当時からのマニュアル方式を採用。中東仕様でもヒーター機能は備わるので、冬でも安心だ。
ステアリングの右横に、前後でフロックのスイッチを装備。また横滑り防止装置も標準装備となっている。
全ての窓がパワーウインドーであるが、オート機能は運転席のみ。何が快適かは人によって異なるが、必要にして十分。
ヘッドレストはビニールレザーで、シート表皮はモケット。良くも悪くもシンプルで、電動部品が少なく壊れにくいのがイイ。
■LAND CRUISER VDJ78L
40年近く続く70系の歴史の中で、未だ国内で販売された事がないのがこのロングモデル。通称トゥルーピーとかトゥループキャリアと呼ばれるだけあって、圧倒的な乗車定員を誇る。サブの燃料タンクも装備され圧倒的な航続距離は魅力だが、満タン時のコストはなかなかだ。
キャンプはもちろん車中泊など、アウトドアライフを堪能したい人にとって、大きく長いボディは魅力的。パワーユニットはV8ディーゼルなので、荷物を満載しても余裕のある走りが楽しめる。ワークホースというと大人しい馬の様なイメージがあるが、1VDエンジンを搭載したランクル70系は、むしろサラッブレッドのような走りと言える。
リヤのコーナー部分には、非常に質素だがルーフへアクセスするためのステップを装備。飾りでなく機能を最優先する。
ヘッドランプ、フォグランプ共にハロゲンとなるが、LEDのデイランプが追加される。
飾りっ気の少ない70系だが、アニバーサリーモデルという事で、エンブレムやモールを追加し差別化を図る。
こちらもアニバーサリー限定モデルなので、STDグレードよりもかなり充実した装備を誇る。ステアリングはウッドとのコンビになっており、ドリンクホルダーにはUSB端子を装備。また携帯電話の接触充電も可能で、可能な限り近代的な装備が盛り込まれている。
フロントシートはセパレートタイプのベンチシート。そのため、一応3人の着座が可能となっている。
ラゲッジルームは長大の一言。シートは横向き対面式だが、現在の日本の法規では残念ながら登録不可。シートを両脇に跳ね上げ使用してもいいが、PUTデポでは法規を満たした前向きリアシートもオプションで用意している。
広い屋根を2/3ほど覆いつくす純正のルーフキャリア。人も荷物も運びたいなら必要不可欠な装備と言える。
純正バンパーの中央には、純正電動ウインチを標準装備。非常にシンプルなデザインで、悪戯に存在を主張していない。
前後リジッド方式のサスペンションを採用。ロングホイールベースのため、76とはリーフの長さが異なる。
タイヤサイズは225/90R16。ロードクリアランスも大きく、どこへでも、不安なく出かけられそうだ。
特別なランクル70が欲しいなら迷ずPUTデポへ
世界各地で様々なユーザーに愛用されるランドクルーザー。その中でも70シリーズは約40年に渡り活躍し続けている。日本国内でも3たび販売される不死鳥の様なクルマだが、PUTデポでは日本仕様とは異なる様々なモデルを積極的に販売している。