ランドクルーザーのカスタムにおいて、リフトアップはいつの時代に於いても普遍的なスタイル。まさに定番のスタイルと言えるだろう。新たなフラッグシップモデルとして登場した300系には、ランクル100や200の高級SUVとしての路線を継承するが、それとは別に「ランドクルーザーの本流」である、オフロード性能を重視したGRスポーツが設定された事が最大のトピックスと言える。
様々な4WDをアグレッシブにアレンジする事を得意とするロードハウスでは、高級路線のZXよりもこのGRスポーツをベースにオリジナルパーツの開発を開始。ワイルドな四駆感を強調するためにリフトアップを行うが、一般的なスプリング&ショックの交換では2インチ程度が限界。そこでフレームとボディを繋ぐマウント部分を変更する事で、4インチのリフトアップを実現(実用新案登録 ボディアップマウント)。もちろん縦方向だけでなく横方向へのサイズアップも図る事で、安定感のある走りも追求している訳だ。これらのカスタムを施した事で、タイヤサイズはノーマルを遥かに凌ぐ35インチ外径を装着。道を選ばないアグレッシブなATタイヤを組み合わせる事で、陸の王者と呼ぶに相応しい堂々たる姿へと生まれ変わっている。
エクステリアを見ると、近年のアウトドア志向やオーバーランドスタイルの流れに通じるルーフキャリアやリアラダーを装着。積載量を確保しつつも軽量なアルミ素材を採用することでスポーツ性を損なわない。もちろん耐久性もしっかり確保。その上で、極力薄く設計しているのも注目すべきポイントと言える。
デモカーには開発中のアイテムも装着されており、今後もロードハウスでは様々なパーツを計画中。まさにランクル300のカスタムは、これから本格的な始まりを迎えそうだ。
■LAND CRUISER 300 GR SPORT
■LAND CRUISER 150 PRADO
AR4 STYLE(右)
「オフらしいスタイリングはもちろん大事にしつつ、街乗りの性能を重視する!」というコンセプトがAR4シリーズの狙いで、これはプラドだけでなく他車種にも言える事。2.1mの立体駐車場などに入れるよう配慮し、リフト量は2インチ。快適な乗り味を実現するためオリジナルのショックアブソーバーも開発。またオーバーフェンダーも追加するが、リフト量とタイヤホイールのサイズにマッチした片側約9㎜タイプとなっている。歴然とした違いを見せつつも、使い勝手を損なわずにプラドのポテンシャルを引き出すスタイルだ。
XTREME STYLE(左)
35インチタイヤを装着するためにリフトアップは必要不可欠。だがコイルスプリングは変更せず、ボディアップマウント(実用新案登録)を用いることで4インチリフトアップ。車両の安定性を向上させるためにオーバーフェンダーを追加し、見た目だけでなく実際の安定感も向上。他にもパイプを多用したエクステリアパーツは、単体としてのデザインだけでなく、フルパッケージで装着した時のバランスの良さまで配慮されていると言えるだろう。
■LEXUS LX600
- ロードハウス
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