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デリカD:5

2023.12.05

【DUNLOP】街へ、アウトドアへ行動範囲が拡大「GRANDTREK AT5」

■GRANDTREK AT5

ダンロップが誇る4WD・SUV専門タイヤブランド「GRANDTREK(以下グラントレック)」。本格オフローダーの伝説的エクストリーム・マッドテレーンタイヤ「MT2」、ハイパフォーマンスなオンロード性能が魅力の「PT5」、オールマイティな走りを提供するオールテレーンタイヤ「AT5」と、ラインナップは盤石で、多くの4WD・SUVユーザーが支持している。ここではリーズから、デリカD:5の素性を最も引き出すグラントレック AT5に着目する。

 グラントレックAT5は、オンロード、オフロードともに不足のない性能を有しながら、それをバランスしなければならないという、厳しい難題を与えられ、開発されたタイヤである。ショルダーからサイドにかけて、遊び心のあるアグレッシブなデザインとすることで、ルックス、実性能ともにタフなキャラクターであることをアピールする。静粛性に優れ、快適な乗り味を提供してくれるので、街乗り中心のドレスアップ派にもぴったり!インプレッションは後半でお伝えするが、結論から言えば、グラントレックAT5は、オンロード&オフロードの走り、ドレスアップのいずれにおいても満足できる性能を持っており、純正タイヤの替わりに、背伸びをせずに選べるタイヤである。
 では、走りの性能についてお伝えしよう。

GRANDTREK AT5の性能

キャラクター

グラントレック AT5は偏摩耗が目立ちがちなショルダー部の剛性をアップしたブロックパターンを採用。また、専用の新プロファイルは接地圧を均一化し、運動性能と快適性を両立。こうしたブロック剛性の最適化と新プロファイルによって、圧のかかりやすいショルダー部の摩耗エネルギーは低減される。これがライフ性能の向上や静粛性に大きく貢献している。
サイド部にはブロックを配置し、耐カット性を向上している。
トレッドパターンはセンター部にブロックを配置し、均一な接地面を確保。また曲線の溝が4本の主溝を横断することで、高い排水効果を発揮している。ブロックには石噛みを防止するストーンイジェクターを配置し、オフロードのタフなロングドライブにも対応している。

デザイン

ショルダーからサイドにかけて遊び心のあるアグレッシブなデザインを採用する。とくにサイド部のブロックは、ルックス、実性能ともにグラントレック AT5のタフなキャラクターをさらにアピール。通常のレイズドブラックレターのほか、一部サイズにはアウトラインホワイトレターを用意する。

デリカD:5適合サイズ

□ 225/55 R18 <外径710㎜/幅230㎜>
□ 225/65 R17 <外径725㎜/幅230㎜>
□ 215/70 R16 <外径711㎜/幅226㎜>
■ 235/70 R16 <外径736㎜/幅243㎜>

□ レイズドブラックレター ■ アウトラインホワイトレター

テスト車両のグレードは「P」。ミニバンというスタイルをベースにしながらオフロードの走行性能がプラスされたキャラクターは、デリカD:5ならではのもの。先のマイナーチェンジでプレステージ性をアップ。オンロード&ラフロードの走りをバランスよく楽しめる。

TEST DRIVE

装着サイズ:225/55R18

デリカD:5(Pグレード/グラファイトグレーメタリック×ブラックマイカ)に履かせたグラントレック AT5は、レイズドブラックレターの225/55R18。

TEST-DRIVE ストレート

 

TEST-DRIVE コーナー

オンロードのシーンでは、サイドウォールやトレッド面に与えられたしなやかな剛性感で、乗り心地と操縦性とをハイバランスさせている。ハンドリングにはしっかりとした操舵感があり、コーナーでステアリングをじんわりと切り足していってもグリップ感が明確に伝わってくる。それは、不足を感じることなどなく、ブロックパターンだからと、それらが倒れ込むようなフィーリングはない。アグレッシブなタイヤデザインであることを忘れてしまうほどだ。直進性にも不安はなく、車両がふらつくようなこともない。パターンノイズらしき音は聞こえるが、音量が小さい上に耳障りな響きではないため、気にはならない。

TEST-DRIVE 荒地

TEST-DRIVE 上り坂

オフロードでは、頼もしさや愉しさを感じた。とくにダートランは思いっきり攻めたくなる感じで、クローズドコースならば少しアクセルを開けて走りたくなる衝動に駆られる。それは、やはりグラントレックAT5がもつ、グリップ感をつぶさに伝えてくるキャラクター、そして、高いグリップ力による安心感がもたらすものといっていい。起伏のゆるい凸凹路では、タイヤが路面を捉えているかどうかが実に分かりやすかった。また、長いヒルクライムでは登り切る直前にトラクションを失いかけながらも、即座にグリップを与えてくれるなど、デリカD:5に与えられた荒地に踏み込んで行ける能力を高めてくれた。さらに、ヒルダウン時に、意図的に強くブレーキを踏んだ時のクルマの挙動だ。路面は細かな砂利が敷き詰められた下り坂であり、そこでのブレーキングは酷なテストであった。しかし、多少のステアリング操作は必要となるものの、ドライバーはもとより乗員を不安にさせるようなことはなく、グッグッグと停止できた。
グラントレックAT5は、ビギナーからベテランまで、誰にも安心して走りを楽しめるタイヤであること間違いない。
  • ダンロップタイヤ(住友ゴム工業株式会社)
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