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【To Fit】台風、集中豪雨、秋の長雨はラストストッパーで乗り切る!電子の力でデリカをサビから守る

今年はスーパーエルニーニョに伴う超大型台風が日本でも発生すると言われており、毎年集中豪雨も続いている。日本は梅雨が終わっても1年中サビと戦う環境なのである。
 クルマの塗装は飛び石やこすり傷はもちろん、ブレーキやカーブのGなどの負荷の影響で、見えない部分の接合部分に塗装の亀裂が入り、鉄部の密閉部分に空気(湿気)や水分(雨)が侵入し、塗装というバリアが破られサビが発生する。塗装には肉眼では見えない凹みや穴が多く存在し、塗装の劣化にともない、金属部まで達していることもあるという。そこに直接水分が侵入し、金属の持つ電子が水に奪われる現象が起こると中側からサビが発生。これは自動車に限らず、エアコンの室外機やシャッターなどでも起こっている現象とのこと。
 昨今においては、温暖化によって大型台風が何度も発生。その影響を受けて、沿岸部だけでなく海から20㎞近く離れた広範囲の内陸部にまで海の塩が潮風で運ばれてくる。また中国大陸の発達によって、工業有害物質(PM2.5など)も飛来する。さらに、これらは集中豪雨と一緒に流され、そして乾いて舞う…。つまり、従来は考えられなかった塩害が起きているのだ。言うまでもなく今は台風、集中豪雨、秋の長雨が多い時期なのでしっかりと対策しておく必要がある。
 普段から定期的に洗車できていればまだいいが、塩や工業有害物質や粉塵はどうしてもボディ各所の見えない水の流せない場所にたまりがち。
 そうなると、ボディのサビ発生が心配だ。傷つけたり、ぶつけたりすれば、そこからサビはたちまち進行してしまうし、一旦サビが発生すると、その補修は厄介(しかも高額だ)。多湿で酸性雨や塩害にさらされる日本は、サビが発生しやすい環境にあるのだ。
 ここで紹介するツーフィットのラストストッパーが採用するメカニズムは、科学・化学的に証明され、欧米では50年以上前からこのサビ抑制が、コンビナート、地下パイプライン、海沿いの水道施設、橋ゲタなどの鉄の腐食防止にも応用されている。
 自動車用として開発のために数年かけて沖縄から北海道までの全国各地・四季を通して検証されたラストストッパー。テスターでは検出できないほどの微弱な電流を塗装の表面に流すことにより電気的なバリアを張り、ボディへの浸食を防ぎ、サビの発生を防ぐシステムとなっている。サビやすい環境下における実証実験でも、ラストストッパーを装着した鉄板にサビは発生しなかったことが証明済み。12V&24V用をラインナップし、すべてにオートプロテクト機能付きのラストストッパーを導入すれば、洗車ができない内側でもサビへの不安を解消できるのだ。

■電子サビ防止装置(ラストストッパー)

レギュラータイプ

ヘビーデューティータイプ

ラストストッパーは完全防水仕様。水分が装置内部に浸入するのを防ぐためにケースは密閉され、さらに基板にも防水処理を実施。水気や湿気に対する対策も万全だ。

塩水を使った実証実験

ラストストッパーを装着した場合と非装着の場合で、24時間後のサビの発生を比較した。ラストストッパーを装着した鉄板(右側)はサビの発生を完璧に抑えているのに対して、非装着の鉄板(左側)には、多量のサビが発生していた。
前期型はもちろん、後期型でもアームをぶつけていたりすると下回りにサビが発生しているケースは多い。さらにボルト類はよりサビやすいポイントだ。

過酷な使用環境にも配慮した防塵・防水設計

バッテリーにアクセスするためエアインテークを取り外す。2つの12㎜ボルトを緩めて引き抜くだけだが、固く締まっている場合もあるのでCRC塗布後に大きめのメガネレンチやラチェットでボルトを緩めることをオススメしたい。

本体を装着する場所を決めて、赤い線をバッテリーのプラスターミナルに配線する。
※ターミナル接続の際、端子をバッテリーから完全に外さない。

黒い線をバッテリーのマイナスターミナルに配線、本体のLEDランプが点灯していることを確認する。

エンジンルームの適当な場所にボディアースと同じ要領でクリアワイヤー(短い方)を配線する。配線を延ばして後方部分でポイントを取るのもいい。各ワイヤーは振動抑制や回転部に絡まないように付属のタイラップでしっかりと固定。
※スケルトンワイヤーは必ず塗装面に接続。剥き出しの金属に取り付けると、サビがそこに集まってしまう。スケルトンワイヤー(長い方)はフレームに接続して使うと良い。