【TRAMP CAR SQUARE】基礎整備とカラーチェンジが放つNEWスタイル「ラングラーヘリテージ」コンセプトを導入!
JLやJKといったラングラーシリーズを数多く扱っているが、トランプカースクエアの主軸は、やはりTJラングラーだ。2ドアのコンパクトなボディは、Jeep本来の姿を踏襲しており、とてつもない開放感が得られ、機能美に囲まれたデザインが高い満足感を与える。ただし、最終モデルでも2006年式ということもあり、各部の劣化が進んだ個体が多いことも事実だ。
トランプカースクエアでは、良質なTJラングラーを仕入れ、多くのパーツをバラして洗浄・修正・ペイントなどを実施して、販売車両としている。例えばフレームも隅々までチェックし、サビが出ているところがあれば、それを除去する。シートは内部のクッション材まで取り出し洗浄するなど、良質な販売車両に仕上げるための手間暇を惜しまない。そのため、常に大量のストック車両を抱えて販売するというスタイルは不可能なのだが、代わりに、オーナーの好みに応じたカスタムを、仕上げの過程で取り入れていくことを可能にしている。整備や仕上げといった部分が徹底しているがゆえ、少しのカスタムであっても、見違えるような外観のTJになることは、トランプカースクエアの大きな特徴のひとつと言ってよいだろう。
そして2023年、同社では「ラングラーヘリテージ」という新たなカスタムコンセプトを導入した。これは歴史あるラングラーのカラーデザインを現代風にアレンジしたもの。その第一段が、ベージュとブラックのツートンカラーにペイントした内装で、このカラーに合わせたソフトトップとしたモデルである。
TJ WRANGLER SPORTS(2003年)
オーバーフェンダーはブッシュワッカーポケットスタイルを装着し、ワイド感を増したデザインに。ナンバーも移設済み。
内装に合わせてベージュカラーとした幌は、BESTOP製のSailcloth ソフトトップ交換用(スパイス)。ファブリック素材のセイルクロス生地のソフトトップだ。
TJラングラーにベストサイズといえる15インチをチョイス。GEOLANDAR X-AT(31×10.50R15LT)にプロコンプ7031ホイールを組み合わせている。
サスペンションは前後ともノーマル。しかし、サスペンションパーツを始め、フレームやボディ底面に至るまで、徹底的なさび取りとアンダーコート施工を実施。31インチタイヤの装着により、若干ノーマルよりも高い車高となっている。
シートは前後とも張り替えを実施。タンカラーのレザーに千鳥格子のツイードをセンターに配置。ヘッドレストにはラングラーヘリテージのロゴが入る。このオリジナルシートは豊富なカラーを用意している。
コンセプトである“ランングラーヘリテージ”を最も具現化しているのがインテリア。全てのパーツを外し、洗浄・修復・さび取りを実施後、インパネやコンソールなどをベージュカラーにペイント。このカラーに合わせて、前後シートの張り替えを実施している。細部に渡る入念な仕上げにより、その印象はまるで新車という雰囲気なのだ!
TJ WRANGLER SPORTS(2002年)
オリーブグリーンへとオールペイントしたボディ。ブッシュワッカーのポケットスタイルオーバーフェンダーも同色にペイントしている。リアはプロコンプリヤバンパーへと交換し、背面タイヤレスとしたスッキリとしたデザインに。
ラフカントリー2.5インチアップに32インチタイヤを組み合わせて、約3インチのリフトアップを実施。このデモカーも販売車両と同じく、車体の裏側やフレームまで、徹底したさび取りやアンダーコート施工などを実施している。
タイヤはヨコハマのGEOLANDAR X-ATの32インチ。ホイールはブラックロックの15インチ。深いコンケーブデザインが特徴で、オーバフェンダーにジャストフィットする。
“ランングラーヘリテージ”のコンセプトを最初に取り入れたのがこのデモカー。ベージュカラーのレザーシートはコルビュースポーツシートに張り替えを実施したもの。このカラーに合わせて、インテリアのペイントを実施している。
TJラングラーの販売をメインに、JL、JKなどを扱っているのがTrampCAR SQUARE。TJラングラーに惚れ込んだ松田代表自らが作りあげるTJの販売車両は、細部に渡り美しく、極上と呼ぶに相応しい仕上がりを見せる。