【Gravel auto service】USパーツにより先進のカスタマイズを実現!! ストレスなく乗れるハイエンドカスタム
グラベルオートサービスの千葉代表はディーラーのメカニックとして勤めた後に独立。ジープを知り尽くした知見は同業者からも質問がくるほど。また自身もワゴニアに乗るジープフリークでもある。
そんなグラベルオートが作り上げたのがこのJLラングラー。ベースモデルは2019年型のサハラ。まだまだ状態のいい個体だが、その印象を引き立てるのはフューエルオフロードのビードロックホイール。競技でも使用されるスペックにキャンディレッドという映えるカラーを組み合わせた、アメリカのメーカーらしい遊び心にあふれるデザイン。そこに履くのはトーヨータイヤのオープンカントリーM/T、40×13.5インチだ。このタイヤを履くために選んだサスペンションはロックジョックの4インチアップキット。ショックはFOXを使用しつつテラフレックスの延長ブラケットでリフト量に合わせている。さらにグラベルオートではリアリンクにメタルクロークのリアアームブラケットを装着してアライメントを最適化しドライバビリティを向上させている。
一方フェンダーは定番のMOPARのハイフェンダーにオーバーフェンダーを装着。ライティングはスタイリッシュなAALABのデイタイム付きLEDを装着しタイヤのサイズ感をさらに強調している。またリアテールランプもオラクルに変更。レベルオフロードのブラケットを介してロトパックスを装着するなど、オフローダーらしさとスタイリッシュさを両立させている。
40インチを履くだけでなく、使いやすさやルックスまでこだわったカスタマイズセンス。これこそがグラベルオートサービスの技なのだ。
つい40インチというタイヤサイズに目を奪われてしまうが、カスタマイズのポイントはそこだけではない。車高や幅に加えてバンパーなどタイヤを際立たせるためのパーツチョイスなどにより、トータルバランスがしっかりと取れていることである。また見た目だけでなくアライメントも考えているので、違和感のないドライビングが可能となっているのだ。
フロントバンパーはFAB FOURS のスタビーバンパーに交換。ボディの保護だけでなくアプローチアングルを拡大し、さらにタイヤにかぶらないために大径タイヤを前方からもしっかりと見せている。またバンパー下部にはカメラを装着し前方の直前視界を確保する。
このクルマがウインチを使うときは他車をレスキューするときだろう。そのためエントリーモデルとなるウォーンVR EVO10-Sを搭載。エントリーとはいっても最大牽引力はシングルラインで3.6トンを発揮する。またファイバーロープとなり重量増を抑えているのもポイント。
SMITTYBILTのXRCリアバンパーに換装。シリアスオフローダーだけでなくスタイリッシュなデザインでドレスアップ派にも人気のバンパーだ。この手のバンパーではヒッチが使えるのは当然。コーナーセンサーも使用できるので街中での狭路でも安心だ。
ホイールはフューエルオフロードのD100ゼファビードロックを装着。レーススペックのホイールだが、キャンディレッドなのでドレスアップにもなる。タイヤはトーヨータイヤのオープンカントリーM/T。同サイズのなかでは乗り心地に優れコスパにも優れているのが特長のタイヤだ。
大径タイヤでは定番のパーツがルビコンのハイラインフェンダー。純正パーツなのでマッチングもバッチリ。ただし今回は40×13.5なのでこれだけでは収まらない。そこでMOPAR純正のエクステンドオーバーフェンダーを装着し、タイヤのワイド化にスマートに対応している。
Aピラー下にはQUAKELEDのDual Pod Mountを装着。本来このマウントは52インチのLEDバーライトを装着するためのマウントだが、バーライトは装備せず、スポットランプだけをつけることでやりすぎ感を無くしている。
フェンダーのDRLはAALABのHigh-Line Fender Braceでスリムに。デイライトでは白色だがターンシグナルではアンバーに。さらにAALAB製のブラケットで8インチのライトバーを装備。スタイルだけでなく、ラングラーらしさもアップするライト。
スペアタイヤは外されRebel Off Road Bak-Paxブラケットを装備したリアゲート。このBak-Paxブラケットは面白いギアで、人気のロトパックスコンテナの種類や数、さらに鍵の有無を選んでオーダーする。決して広くないJLの室内を効率的に使えるのだ。またリアカメラを装着することも可能となっている。
40インチという大径タイヤでもハンドルを取られることなく走れる秘密のひとつがステアリングダンパー。もちろん純正のダンパーでは減衰力が足りないので、FOXレーシングのダンパーにスワップし、日常でも安心して走れるハンドリングを実現している。
サスペンションのアライメントを補正して乗り心地を向上させる
リアアームブラケット
装着されているROCKJACKの4インチUPキットは37インチまでのタイヤ用。しかしグラベルオートではここに40インチを履く。そのために出るズレを補正してがMetalCloakのリアアームブラケットもそのひとつ。アームのフレーム側ピボット位置を補正することでホーシングの角度とホイールベースを適正化。スムーズなストロークや自然なロールで乗り心地を向上させているのだ。
4インチの車高アップ量となるROCKJOCK SPORT EDITIONにスワップしたサスペンション。バンプストッパーの延長ブロックもセットとなる、安心して使えるサスだ。ダンパーはFOXレーシング製にコンバート。ただしダンパーの長さが足りないためTeraflex製のショックエクステンションを装着している。
Gravel auto service
JLからビンテージまでジープを知り尽くすプロショップ。元ディーラーメカニックの千葉氏が代表を務め、日本中からオーダーが入る。店舗を拡大し、より幅広いオーダーに応えられる体制となった。