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【4WD PROJECT】やはりジムニーにはこのスタイル!3インチアップ×大径タイヤが王道

 オシャレなユーザーがクルマを選ぶ選択肢に、今ではジムニーが候補に上がっているとか。新型が発表されて以来、今なお納期が1年を超える人気ぶりからもうなずける。乗用車からの乗り替え組が選ぶカスタムメニューは、ちょい上げの1インチアップが主流だったが、そんなユーザーたちも知識が増えて、改めて着目しているのが『3インチアップ×大径タイヤ』という組み合わせだ。
 4WDプロジェクトにもこれまでも3インチアップサスはあった。しかし、新たなユーザーのニーズに合わせてモデルチェンジ。オンロードでの走りをよりしなやかに、それでいて程よいロールを保ちつつ、コーナリングが楽しい仕様で開発中だ。タイヤはジオランダーのX-MT(7.00R16C)で、セッティングを行ない、抜群のスタイリングだ。このリニューアルしたサスペンションには、タニグチ製のダンパーを組み合わせ、様々な走りのスタイルに対応。これぞ〝ジムニー!〟といったスタイルが完成している。
 また今回の車両には、スタビライザーが装着してあるが、当然スタビを外せばオフ性能も高まる。そう、ジムニーが本来行なうべきチューニングの王道スタイルともいうべき全てが、この仕様に込められているのだ。〝四駆は、四駆らしく〟。そんな思いがひしひしと感じられるこのスタイルで、街を走ると改めてオフロード四駆としてのジムニーの良さが再認識されることは間違いない。

オリジナルのシンプルな形状の前後バンパーを装着(純正フォグランプを使用可能)。リアにはセンターナンバーを採用しているが、かなり上部に装着されているので、オフ走行でも邪魔にならない。ナンバー灯はサイドから照らすタイプで、レトロな雰囲気を醸し出すなど、他にないデザインとなっている。
ダミービレットタイプの9㎜フェンダーガーニッシュが、ワイド感とワイルドさを演出。3インチアップのスタイルにもジャストフィットだ。
JB64のエンジンルームは、かなり熱が篭りやすく、油温、水温共にかなり厳しい。エンジンルーム内の空気を循環させる事で、油温、水温だけで無く、吸入空気温度までも下げる事ができるので、4WDプロジェクトのルーバー付きボンネットは効果絶大と言えるだろう。
開口部の大きなグリルに変更済み。ボンネットのルーバーと組み合わせる事で、エンジンルーム内の循環に大きく貢献するのだ。さらに遊び心を演出するために、ホワイトメタルを採用したランクル40風のTOYエンブレムを装着。重厚な質感と本気な作りが大人な四駆を演出する。
かなり便利なアイテムのロトパックスは、アウトドアアクティビティの洗い物のために携行したい水タンクがお洒落にマウントできて、ドレスアップ効果も高いジムニーの新定番だ!
今回の取材車両に装着してあったのが、開発中の3インチアップキット。コイルスプリングは、最終試験品とのことで、まだカラーは無塗装のブラックだ。ショックにはタニグチ製のA14Xを採用することで、扱いやすさのあるしなやかな乗り味を確保しながら、様々なドライビングに対応。
砲弾タイプの斜め出し仕様のDanGan!!マフラー。チラ見えするサイレンサー部がかなり大迫力で、ルックスアップ的効果も大きい。もちろん性能も折り紙付きで特性は、常用域でのトルクアップを重視し、ジェントルな低音にかなり好感がもてる。騒音規制適合品で、車検などの不安は一切ない安心仕様だ。
MIDの丸穴ディッシュホイールのガルシア・ パルム8に、7.00R16CサイズのジオランダーX-MTをコンビ。見た目にはレトロな雰囲気を醸し出して現行ジムニーにフィット。性能面でも間違いなしのコンビネーション組み合わせといえよう。
車内のちょっとしたアイテムで、オシャレと利便性を演出!チェック柄のフロアマットは、必ず乗車時に目に入るし、カラーコーディネイトもできるアイテム。さらにサイドウィンドウゲージは、小物などを引っ掛けることで、簡易的な収納力が増える便利アイテムなのだ。もちろんハードなルックスも印象的で、ジムニーのドレスアップにもピッタリのアイテムだ。
プロテクタのスキャンロックタッチは、スマートキーをインロックしながらナンバーをタイプすることでドアロックを解除することができる優れものセキリュティ。カギすらも持ちたくない、アウトドアアクティビティでの必需品といえる。

■Dangan!!ターボ64 for JB64

JB64のターボ性能を開放するDanGan!!チューニング術

ジムニー史上最大重量となるJB64型は、タイヤをカスタムしたりするとかなりもっさりとした動きとなる。そこでDanGan!!タービンを装着することで低回転からブーストがかかり、特に低速域での粘りが出る。ピークパワーを狙ったタイプではなく、常用域でのキビキビ感が大幅にアップするタイプで、扱いやすさが抜群に良くなる。気難しさが一切無く、トルクアップ重視のセッティングはドライバーを選ばないオススメのアイテムなのだ。

4WDPROJECT代表 西川和久さん

「ジムニーのカスタムにおいては、まずカッコ良さを大切に考えています。毎日乗りたくなって、自慢できるクルマの方が良いでしょ。その上で、肩肘張らない気軽さと性能が両立できる…クルマづくりがモットーです。」