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【ROAD HOUSE】オリジナルを凌駕するNEOランクルはキング・オブ・オフローダーを象徴する姿

どんな4WD・SUVでも、四駆らしいワイルドなスタイルにするのが得意なロードハウス。D:5や150プラドを中心に数多くの傑作オリジナルパーツを輩出しているが、もちろんランドクルーザー用パーツも充実のラインナップ。これまで本誌でも様々なスタイルのカスタム&パーツを紹介してきたが、ついにロードハウスオリジナルのランクル300用KADDISパーツが発表された。
 実は今年の東京オートサロンでそのプロトタイプが披露されたのだが、今回はそれをさらにブラッシュアップした〝ほぼ製品版〟といえる完成した姿。ノーマルタイヤの275に対し、デモカーは圧巻の35インチタイヤを装着。それを実現するために4インチのリフトアップを敢行。ロードハウスが得意とするショックやスプリングの変更は行なわず、ボディとフレームを繋ぐ部分の位置を変更するボディアップマウントでリフトアップを実現。またノーマルより約30㎜ワイドなスタイルへと生まれ変わっているが、これは一般的なオーバーフェンダー追加ではなく、フロントはノーマルにかぶせて自然な装着感とスタイルを追求できる「ワイドボディキット」という新パーツを採用した。
 他にもオーバーランドスタイルを構築できる新型ルーフキャリア、サイドステップやリアラダーもラインナップ。パワーバックドアの作動や走行時の揺れなどをしっかりと考慮して、リアラダーおよびサイドステップは軽量なアルミ製となる。
 スタイルはもちろんのこと、機能性もしっかりと追求したカスタマイズパーツこそが、ロードハウスの真骨頂なのだ。

KADDIS XTREME LAND CRUISER 4inch UP

シンプルな形状を採用しつつ、USトラックのような個性を演出するLEDランプ内蔵のルーフマーカーランプ。夜間のアピール度はバツグン!さらに強めのブレーキを踏んだ際に屋根に溜まった雨水がフロントウインドウに流れこむのを防ぐ効果もあるなど、単なるドレスアップパーツではない。
ルーフキャリアの先端には、風切音の抑制に効果的なディフレクターを装着。ストレスフリーな車内環境の構築はもちろん、走行安定性にも寄与する。
ランクル300のルーフを覆い尽くすほどの大型の新作KADDISルーフキャリアを装着。これまでのKADDISルーフレールラックとは異なりロープロファイルなデザインで、先端部分にはディフレクターを装着。高さを抑えてはいるが、あえてボディと隙間を空けることで洗車後の拭き上げにも配慮。ちなみにLX600用のルーフキャリアの開発も計画中とのこと。
オートサロン展示時とは大きく形状を見直したリアラダーは、見た目だけでなく機能性も重視。実際に人が昇り降りする性能に加え、後方視界も確保済み。さらにボディとの距離を設けることで靴とゲートの接触を防止しているのがポイントだ。
他車種要でも大人気のドアハンドルプロテクターのランクル300用も開発中。意外とキズ付きやすい部分なので、愛車を手に入れたら速やかに装着したいパーツだ。
リフトアップの弊害がもっとも感じられる部分は乗降性だ。そこで装着したいのが、サイドステップ。今回装着したのはまだ試作品だが、後席側をあえて下げたスタイルのサイドステップPREMIUMをランクル300用に開発。これはもちろん同乗者に配慮した優しい仕様ということ。
フロントバンパー下側には、アンダーガードを追加。ボトム部のガードとブラインド化が目的で、ボディアップマウントとセットとなる。
リヤは一般的なオーバーフェンダー構造だが、フロントはノーマルフェンダーを覆い尽くしたワイドパネル構造を採用したKADDISの要注目パーツ『ワイドボディキット』。フェンダーアーチ部分はノーマルを模した造形とすることで、あえて自然な装着感をアピール。ノーマルボディをそのままワイド・拡大化したようなスタイリングだ。なお、クリアランスソナーやヘッドライトウォッシャーなどの移設も不要。

4inch BODY UP MOUNT for LANDCRUISER

タイルアップはもちろんのこと、ノーマルより大きなタイヤを装着するための一つの手段がリフトアップ。ただしランクル300のようなフロントが独立懸架サスペンションの場合、一般的には大幅なリフトアップは難しいとされている。そこでロードハウスではボディとラダーフレームを繋ぐ位置を変更してマウントをかさ上げすることで、この干渉を防ぎつつ車高をアップできる独自の手法『ボディアップマウント』を開発。ノーマルから4インチのリフトアップを実現するが、ショック&スプリングはノーマルのままで、乗り心地の変化は最小限で各ドライブモード機能もそのまま使用可能。またリア部のフレームを立ち上げて、マフラーエンドを自然な位置にレイアウトしているのも特筆点だ。
運転席の足元には、安全運転支援パーツであるELFORDのフットレストカバー(好評発売中)と脱着式のアクセルブレーカー(現在開発中)を装着。両者とも踏み間違い事故の抑制に貢献するアイテムとして要注目。ちなみにこのランクル300&LX600用は装着車のキャラクターを考慮して、アクセルペダルが簡単に脱着できる機構を採用。車両盗難防止機能の側面も担う。
大幅にサイズアップした35×12.5R22のBFG・ATタイヤをセット。ホイールは22インチのランスロット。大径ホイールにはスポーティなデザインが多いが、太いスポークと深リムが既存の22インチとは異なる逞しさを感じさせてくれる。