TOP > 記事 > 【Mclimb/Weed】アメリカンな雰囲気と四駆感の強い〝185サーフ〟に注目!

【Mclimb/Weed】アメリカンな雰囲気と四駆感の強い〝185サーフ〟に注目!

ハイラックスサーフの専門店として全国的にその名を轟かせている、エムクライムが運営するショップ『Weed(ウィード)』。最近のプロショップはSNSや動画配信を積極的に行なっているが、同社ももちろん自社PRに余念がない。ただし単に商品をアピールするだけじゃ面白くないし、キャラクターも超重要だ。そこで元店長の実績とキャラ立ちしたスタッフの辰巳和良さんもユーチューブ動画に出演。その名も「Weedたっちゃんねる」が好評なのは、サーフはもちろん、ウィードの販売車両やパーツを面白く紹介しているからだ。
 実はこの辰巳さんはリアル四駆オーナーの1人。今回はいち個人としての視点も含め、ハイラックスサーフの魅力を語っていただこうと思う。
 まず辰巳さんは元々アメリカンカルチャーやホビーが大好きで、アメ車のビッグスケールミニカーのコレクターでもある。そして本格的に釣りやウインタースポーツにもハマっていくのだが…。免許を取得したちょうどその頃に登場した185サーフにかなりアメリカンな雰囲気が感じられて、瞬く間に虜になったとか。とは言うものの、当時はまさに高嶺の花といった存在だった。中古車情報誌で「この黒いサーフ、カッコええなぁ〜」と悶々と憧れ続ける日々が続く。
 そんな辰巳さんに転機が訪れたのは、約14年前のこと。元々エムクライムの森本社長とは旧知の間柄だったが、ひさしぶりに会うことに。その待ち合わせ場所に森本社長が乗ってきたのは、雑誌で見た〝あの黒いサーフ〟だった。
「え?なんで????」と辰巳さんが困惑する中、森本氏は「そのサーフ専門店、俺がやってるんやで」という、まさに運命の悪戯のような再会となったのだ。
 実はちょうどウィードが店舗を拡大するタイミングでもあって、まさに辰巳さんをヘッドハンティングするために会いに来たそうだが、ここで辰巳さんが決断していなければ、もしかしたら今のウィードは存在しなかったのかもしれない。

HILUX SURF 185 4RUNNER STYLE

さて、エムクライムに入社して念願のサーフを手に入れた辰巳さん。そのベース車は185サーフのワイドボディ・SSR‐Xで、元々アメリカンカルチャーが好きなこともあって、4ランナースタイルにアレンジ!ナロー化&リフレクター類も変更し、またルーフレールやアンテナ本体には4ランナー純正を装着するほど。
「できる限り4ランナーに近付けけたくて、本当ならアンテナ位置も変えたいのですが、きっと誰も気付いてくれないんでしょうね」と語るが、そのサーフ&4ランナーへの愛情は並々ならぬものだ。
 そんな辰巳さんにハイラックスサーフの魅力を率直に聞いてみた。
「アメリカンである…のはもちろん、旧車の空気感を持っている所もたまらなく好きですし、魅力です。もちろん最新のクルマでは当たり前の機能はついていなかったりしますが、でもそんな不便さも愛せるクルマです。デビュー当時は大きく思えたボディサイズも今、日本で乗るにはちょうど良くて、日常からレジャーまで全てをカバーしてくれます。あとは何と言っても高級車のように気を遣わずに乗れるのが良い。スニーカーのように気軽に乗れるんです!
 もちろんある程度年数が経ったクルマなので、メンテナンスは重要です。子供が病気やケガをしたら病院に連れて行くように、クルマも放ったらかしにせず、専門店で修理してください。それが直って来るとさらに愛着が湧きますよ。
 私もこの185サーフにはずっと乗っていますが、長い付き合いができるクルマです」
 と締め括ってくれた。まさに『サーフ愛』が溢れ出しているインタビューとなったが、これからもその気持ちは冷めることはなく、続いていくのだろう。

ウィードでは、辰巳さんの愛車であるナローな4ランナースタイルや、下記の(クロスカントリー)スタイルなどを展開中。他にもブラックを基調としたBKスタイルを用意し、異なる3タイプのカスタムサーフを提案中。これらのモデルは、すべて185サーフがベースだが、各部を徹底的にリフレッシュ済み。とくにラジエターなどは新品に交換して納車するなど、トラブルを未然に防いでいる。
 なお、4ランナースタイルはただフェンダーレスにしてナローにするだけでなく、コンパクトなラバーフェンダーを追加。また気になる4ランナースタイルのボディカラーは全8色でクレヨン、アーバンカーキ、アンヴィルクリア、スモーキーブルー、サンドベージュ、クラッシックレッド、クラッシックホワイト、サフュージョンイエローを設定。シックな雰囲気にしても良いし、辰巳さんのように乗るだけで元気が出そうなビタミンカラーのセレクトも可能。まさに自分だけのサーフを創り出すことができる。※XCスタイル、4ランナースタイル、BKスタイルでカラー設定は異なる。

85サーフは前期・中期・後期に分類されるが、辰巳さんが最も美しいと評するのが、この中期型のグリル。ボンネットから繋がるラインが秀逸で、185サーフの中でも特にここが大好きだと熱く語る。前期型はグリルが突き出たような形状で、後期型はグリルにラインが追加されており、シンプルさに欠けるとか。そのため辰巳さんは前期モデルに中期グリルを移植して装着している。
レストアといっても過言ではないボディ塗装のほか、185サーフは世代的には、ヘッドライトなどの劣化が特に顕著なため、各灯火類は新品に交換。さらにグリルやメッキバンパーなども新品へ。〝Weedの極上サーフ〟は細部まで徹底的にリフレッシュ&メンテナンスしている。
USタイヤのBFグッドリッチ・オールテレーンT/AKO2を迷わずチョイスし、ホイールはDEANクロスカントリーを組み合わせて、アメリカンな雰囲気で統一。ちなみにサスペンションはMclimbオリジナルスプリングで2.5インチリフトアップを実施。さらにオン・オフを問わない万能な使い方をするために、ショックはジャオス製のBATTLEZにリフレッシュ。
サーフの伝統でもあるのが、電動で開閉できるリヤウインドー。リアゲートは閉じたまま開けるので、荷物を放り込んだり、車内の換気にも役立つ。さらに在庫状況次第だが、「できればサンルーフ付き車を選んだ方がよりサーフらしさを感じられる」とも、辰巳さんは語っていた。
昔のクルマには灰皿が当たり前のように装備されていたが、当時の非喫煙者のために〝ノースモーカーズボックス〟と呼ばれる小物入れがオプションで存在していた。そんな激レアアイテムやシートカバーを装備しつつ、バニラフレーバーとアメリカンテイストを漂わせているのが、辰巳号の車内だ。ボディカラーからも分かる通り黄色が大好きなので、車内のフレッシュナーも同色で統一。
ナルディのウッドステアリングやアメリカンなワッペンが装着されたインテリアは雰囲気バツグン。さらにキモとなるのが、エムクライムのワインレッドレザー調のお洒落なシートカバー。ウレタンを多く使用して、ふかふかな乗り心地を実現している。

HILUX SURF 185 XC STYLE

辰巳さんの愛車であるナローな185サーフ『4ランナースタイル』はどちらかと言うと通なスタイルだが、ウィードが展開する185サーフでは、こちらの『XC(クロスカントリー)スタイル』もオススメ。基本的にはオリジナルを尊重しつつ、純正フェンダーやフロントバンパーのアンダー部などにラプターライナー塗装を施してラギッド感をアップする。
 ちなみにこのラプターライナーの特徴はザラザラとした塗膜にある。見た目のハードさだけでなく、塗装対象の強度も高めてくれる優れ物。例えば林道走行で木の枝がヒットしても、ダメージを受けることはない。

辰巳さんが装着しているものと同じく、Mclimbオリジナルの2.5インチリフトアップコイルやBFグッドリッチタイヤ、DEANクロスカントリーをセット。各部のラプターライナー塗装とも相まって、ワイルド感とタフさが溢れだすバランスの良さを披露する。
XCスタイルにおいても、各外装はもちろん室内のリフレッシュは万全。エムクライムオリジナルのシートカバーやラバー仕様のラゲッジマットを装着するなど、車内もかなり綺麗になっている。

iKaMPER X-Cover 2.0

世界30カ国以上で人気のブランド『iKaMPER(アイキャンパー)』のルーフテントの日本正規代理店でもあるエムクライム。他にもiKaMPERのアウトドアギアを販売中。

4WD・SUVはもちろん、乗用車のルーフにも装着できるくらいの軽さと強度を両立しているルーフテント『iKamper(アイキャンパー)』シリーズを取扱うウィード。さらにこれを搭載したオーバーランダーの車両を、遊牧民を意味する〝ノマドスタイル〟と呼称してカスタムも行なっている。
 今回のXCスタイルには、iKamperのソフトシェルタイプのルーフテント『X-Cover2.0』を搭載。ハードシェルタイプに劣らない品質と強度を兼ね備えながら、ソフトシェル特有の軽さがメリットだ。さらに大人4が快適に就寝できる広い室内も魅力。室内には天井2つのスカイビューを含め、5つの窓が設けられており、夜の就寝時に星空が楽しめる。遊びに来たのにサイトの設営&撤収に時間を費やすことなく、時短で家族と有意義な過ごすことができるのはありがたい。慣れれば3~5分で設営が可能なX-Cover2.0。ソフトシェルタイプのルーフトップテントであり、そのメリットは軽さと展開時の広さにある。またX-Cover2.0の上にルーフキャリアを搭載できることもポイント。
●クローズ時の寸法:193×119.5×30.5㎝ ●オープン時の寸法:287×307×124.5㎝ ●本体重量:65㎏
天幕部分には厚くて丈夫な上、通気性の高いブラックアウトキャンバススキン(300GSMポリコットキャンバス)を採用。さらに防水保護のために、ジッパーとポリエステルのレインフライが付属する。
X-Cover 2.0の室内には、快適性を求めた6.5㎝の高密度低反発マットレスが標準装備。その下には耐久性に優れたハニカムアルミパネルを使用。
  • Weed
  • 本店ショールーム/☎0794-73-8000/所在地:兵庫県三木市府内町401-1

  • 土山ショールーム/☎078-942-1600/所在地:兵庫県加古川市平岡町土山776-6

  • 鯖江ショールーム/☎0778-52-3333/所在地:福井県鯖江市神中町2-9-26

  • https://www.weed10.com/
  • https://hilux-surf.jp/