【DIRECT CARS】自由な旅を実現する頼りになる秘密基地

　ダイレクトカーズが実に魅力的なハイラックスを作り上げた。ハイラックスというよりもキャンピングカーと言った方が正確だろう。通常トラックキャンパーといえばデッキにキャビンを搭載したキャンピングカーを指す。しかしこの「BR‐75」は純正キャブのルーフとリアをカット。そこにキャビンを接合。
「アドベンチャーキャンパー」と名付けられたこのBR‐75の特長は何と言ってもハイラックスがベースとなっていること。足回りなどは純正なので悪路走破性を損なうこともない。トルクフルなエンジンにより走行ストレスもない。それでいてキャビンに入ると広い室内が広がっているのだ。室内にはテーブルをはさんで対面式ベンチシートを装備。このシートはフラットにすることでベッドにもなる。運転席の上のバンク部分にもベッドが用意されており、簡単にバンクベッドを展開可能。キャビン上部にはポップアップルーフとなり、ファスナー式の窓を装備。さらにシャワールームまで装備されている。また、リチウムイオンバッテリーや先進の走行充電システム・C‐TEKを装備することで100V電源のほか家庭用エアコンの使用も可能となっているのだ。
　気候や天候に左右されず旅に出る。そんな夢をこのクルマで叶えてはいかがだろう。

SUVアドベンチャーキャンパー：BR-75G/BR75-Z

一般的なキャンピングカーでは行けない場所へと導いてくれる、それがSUVアドベンチャーキャンパーBR-75のコンセプト。心安らぐプライベートスペースと落ち着いたインテリア。そしてエアコンなどの快適装備が本格的SUVと融合。特に大人4名が余裕で寝られるベッドやシャワールーム、そして電源システムやエアコンなど、旅に必要な装備が備わった、まさに「大人の秘密基地」である。

エアコンの室外機がリア後端に搭載。ただしデパーチャーアングルが犠牲になるため、ここは変更する可能性があるとのこと。

上級グレードZにはサイドオーニングなどさまざまなアイテムが標準装備されている。

立体的なデザインは高級感を際立たせるとともに空力も考えたデザインとなっている。

バックカメラやコーナーセンサーなどハイラックスに装備された機能も使うことができる。

キャンピングカーでも珍しい外部出力。キャンプなどで100Vの家電を使うことが可能だ。

後部には大きな開口部が。荷物の収納に役立つほか、シャワーを外で使うことができる。

社外からもアクセスできるシャワーとシンク。なお水は約100ℓを積むことができる

シャワールームにはシャッター式の扉もあるので着替えなども車内で楽にできる。

ブラック＆ブラウンのシックなカラーリングで統一された室内。ボディをカットしており運転席＆2列目からのアクセスも可能だ。

ベッドやエアコン、シャワーなどピックアップしたい点は多いのだが、特に注目したいのが電源関係。C-TEK+スマートパスはイマドキの上級キャンピングカーに装備される先進の走行充電システム。ここにリチウムイオンバッテリーを２基搭載することで、エンジンオフの状態で100Vの電源だけでなく家庭用エアコンの使用が可能となっているのだ。