【Mclimb/Weed】17か20か?ホイールサイズで異なるテイストを演出する
新車購入時からカスタムを施し、最初からお気に入りのスタイルが楽しめるコンプリートカー。今では一般的なクルマの買い方として浸透し、多くのショップが導入している。サーフ専門店『ウィード』として20年超の歴史を重ねるMclimb(エムクライム)では、プラドの新車コンプリートも販売中。リフトアップ、35㎜ワイドオーバーフェンダー、オリジナルマフラーなどが核となり、他にフロアマットやシートカバー、ステアリングなどの室内オプションも用意。これらを自由に組み合わせて、理想のカスタムプラドを、リーズナブルに手に入れられる。
さらにエムクライムブランドでは、先述の通りオリジナルのカスタムパーツも豊富にラインアップ。特に注目なのが、今回のデモカーが装着するホイール『KANONE(カノン)』。エムクライムのオリジナルホイールで17インチと20インチをラインナップし、それぞれが全く異なる雰囲気を醸し出す。
17インチ装着仕様は王道で、これぞ四駆!といったスタイル。今回はそこにボディキットを装着し、ボディ各部やアルミホイールとともにザラザラした質感の特殊塗装・ラプターライナーを施した。まさに「威風堂々」といった言葉がふさわしい。対して20インチ装着車は、インセット-10の大径ホイール&M/Tタイヤという新しい手法を取り入れ、エレガントかつたくましい姿に…。
ベースが同じでも、異なるテイストに仕上げられるのは、まさにエムクライムが手掛けてきたカスタム懐の広さそのものといえよう。
17インチ
スポーティかつ存在感のあるオリジナルのデュアルマフラーを両車ともインストールし、リアにもアクセントを。いずれも新騒音規制対応の静かなエキゾーストノートを奏で、走りのレスポンスも十分だ。
フロント
リア
17インチ装着車は金色に輝くMclimbオリジナルのリフトアップスプリングを装着し、ノーマルから40㎜のリフトアップを実施。コイルは車高アップさせつつも、オンロードでの安定感を追求した味付けだ。なお、リフトアップに伴ってトヨタセーフティセンスPのエーミングを実施するのはコンプリートならでは。カスタムしつつ、安全機能にもしっかり気配りがなされている。
フロントグリルやリアガーニッシュなどに、ザラザラした質感が特徴のラプターライナーを施工。塗装することで保護効果も期待できる。ただしフロントのトヨタマークはセーフティセンスが誤作動しないように、そこはあえて未塗装。
フロントバンパーの両端に、エムクライムのオリジナルバンパーガーニッシュを装着。またフォグランプベゼルもエムクライム製を追加。これら後付けのパーツも、ボディ各部同様にラプターライナーで塗装。ノーマルと差別化を図る。
BFGオールテレーンKO2(LT285/70R17)とマッチングした17インチのカノンはコンプリート特別仕様で、ボディ各部に合わせてラプターライナーを塗装(本来ラプターペイント仕様のKANONEは未設定)。なお、ノーマルフェンダーのプラドの場合、実用性を考慮するとタイヤサイズは285までが望ましい。
街乗りの安定感はそのままに、四駆らしい堂々としたスタイルを楽しめて、オフロード走破性をしっかりと確保されるからだ。この仕様では2.1mの立体駐車場にも難なく入場が可能だ。
20インチ
※リフトアップしていも、コンプリートに標準装備のフロント/サイド/バックモニターにより、ドライブの安全性能はもちろん、保安基準に適合するのは助かる。
オリジナルのレザーコンビ・ステアリングに変更して、同じくオリジナルのシートカバーの装着とともに高級感を演出。TXのモケットシートからレザー調にするのは、機能的にもファミリーやアウトドア派のユーザーには嬉しい装備だ。さらにフロアマットもセット済み。またコンプリートカーでは7型ワイドナビやビルトインETC、バックモニターが標準装備。さらに保安基準による、リフトアップに伴う直前直左視界を確保するため、フロント/サイドモニターも標準装備に追加。もちろんバックランプをテールランプからリアバンパーに移設済み、安全装置(レーダー、カメラ)も調整済みだ。
タイヤはLT275/55R20サイズながら、ホワイトレターを採用するMONSTA(モンスタ)のM/T・マッドウォーリアをセット。エムクライムの35㎜ワイドオーバーフェンダーで飲み込む。
カラーはモノトーンだが、グロスの輝きと差し色的な効果が生み出されるブラッククリアを採用。単なる黒一色ではなく、異なるトーンが美しい。
MClimb KANONE 17″ & 20″
Weedコンプリートカーを象徴する存在が、大砲(カノン砲)をイメージモチーフとしてデザインされた迫力の6本スポークホイール。スポークやリム部に細かな造形が施され、逆反り形状のコンケイブとも相まって豊かな立体感を実現。スポークの長さやコンケイブ&エレガントな雰囲気を強調したいなら20インチ、王道の四駆スタイルを演出するなら17インチがオススメだ。もちろん、それぞれタイヤ選びも重要なので、Weedに相談したい。