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デリカD:5

2023.07.21

【X-Fang by NRD JAPAN】内外装からチューニングパーツまで独自路線の〝D:5カスタム〟を貫く

 ここ数年、デリカに限らず四駆のカスタムは〝リフトアップ〟が主流。ノーマルより大きいタイヤの装着にはリフトアップが必要不可欠だし、威風堂々とした姿に憧れるユーザーも多い。だがパーツを追加し、タイヤサイズも大きくなると、どうしても加速などの運動性能は損なわれがち。これを「カスタムしたから仕方ない…」と諦めず、それを良しとしないのが『X-Fang』のポリシーだ。
 そのブランドの後期型デモカーが2代目に刷新して早速7.2インチアップ仕様となったが、この変更に合わせて、グリル一体型のフェイスユニットを新設計した。さらにハートランドキットによるリフトアップ時のスタイルに配慮した、FRP製アンダーパネルも投入。カーボン素材を多用して、見た目のスポーティさも追求する。
 もちろん見た目だけではなく、エンジンのスープアップも多彩。スロットルスペーサーやミニコン、インテークダクト&エアクリーナーに加え、インタークーラーに繋がるアルミ製ターボパイプが新登場。電子デバイスとメカニカルが融合したチューニングにより、リフトアップしているとは思えないほど、軽快な走りを実現できる。
 最注目なのが、待望のリザーバータンク付き、20段階減衰力調整機構を誇るXダンパーの完成!アンチロールスプリングとのセットを前提に開発され、より上質な乗り味にグレードアップ可能。まだデリカカスタムは終わらない!

ボンネットの中央部に大きなインテークダクトを設け、エンジンルームの熱を効率的に排出するモディファイドエアロボンネット。軽量でもあり、走りにも好影響。さらにフロントウインドーの直前にディフレクターを追加し、飛び石のダメージや虫の付着を防ぐ。単なるドレスアップではなく、機能も追求する。
X-Fangでは、これまでグリルとその下のフェイスマスクを別のパーツとして発売していたが、新たに上下一体型のモディファイドフェイスユニットを新開発。既存品のどこかランエボ風のルックスは継承しながら、下側マスク部分の両端を内側に食い込ませることで、シャープでより先鋭的な印象に。さらに上側グリルの開口部分はポジションランプと同幅とすることで、一体感のある顔つきを実現。8月上旬発売予定。
近年流行中のスケルトンタイプのフューエルリッドはX-Fangでも大人気。フレームはジュラルミン製で、クリア部はポリカーボネイトを採用する。
電子スロットル車のアクセルレスポンスに効果的なスロットルスペーサーに加え、いわゆる〝サブコンチューン〟のミニコンTRを装着。燃調やブースト圧を変更して、スムーズな加速やパワー&レスポンスアップを実現する。他にもレスポンスブースターやT-rev、インテークディフューザーXF改などの追加により、トータルでエンジンの潜在能力を引き出している。
高効率エアクリーナーに交換しても、スムーズに空気が流れなければ本来の性能は発揮できない。そこでX-Fangが後期型D:5専用に開発したのが、このインテークダクト5500。カーボンがスポーティな逸品だが、純正品と交換によって、無加工装着が可能。
アルミ削り出しの各種フィラーキャップはラインアップ。エンジンルームをスポーティに。
6インチアップ車と4インチアップ車に推奨するモディファイドアンダーパネルが、後期型にもラインアップ!素材は4㎜厚のFRP+コアマットをサンドイッチして強度もしっかり確保。スタイルを重視したいオーナーにオススメ。またアクセントにもなり、非常時に役立つトーイングフックもリリース。
FRPとカーボンを組み合わせた、モディファイドリアバンパーの装着スポーティな装いに。ヒッチメンバーにも対応しているので、キャリアなどの装着も可能。スタイルだけでなく、実用性への配慮が流石。
既存バージョンより、跳ね上がった印象のあるリヤディフレクター・タイプ2。サイドフラップの拡大と上部にボルテックスジェネレーターを採用し、空力性能(ダウンフォース)も追求。サイドフラップにはカーボン加飾を実施。
1.2インチアップと6インチアップの合計で7.2インチアップとして、フロント30㎜/リヤ35㎜ワイドのオーバーフェンダーを追加。素材はFRPだが、艶のあるブラックでペイントして見た目も締める。タイヤは16インチながら、BFGのA/T KO2(LT265/70R16)にサイズアップ。組み合わせるホイールはもちろんX-FangのXF-08。そこに大人気アイテムのカモフラパターンのマッドフラップを装着。これが不思議と街にも山にも溶け込ませる。
約2年間のテストを経て、ついに登場するX-FangオリジナルのXダンパー。スポーティに走れるが、通常時でも安定性が高く、さらに同乗者に優しい快適な乗り心地も追求。リヤダンパーにはストロークをリザーバータンクを装備し、減衰力はドライバー好みの乗り味に20段階で調整可能。今回の1.2インチアップのアンチロールサスペンションと同時装着がベストだ。
リフトアップすると、スタビライザーに繋がるリンクの長さが足りなくなり「突っ張った」ような乗り心地になる。それを解消するため、リヤスタビの取り付け位置を15㎜ダウンさせるスペーサー(写真左下)を新発売! リフトアップ=ショックとスプリングの交換で完結するわけではなく、特に独立懸架車の場合リンク類の調整も必要だ。デモカーはオリジナルの1.2インチアップコイルとハートランドのキットで計7.2インチアップを実施。
FRPやカーボンだけでなく、アルミ材の削り出し加工もX-Fangの得意なカスタムメニュー。ガングリップタイプのシフトノブやモードセレクターリングは、テンションも高まるマストアイテム。
シフトノブと同様に車内各部のアシストグリップ類をアルミ製に変更し、機能美を表現。これらはX-Fangのスパイスレーシングネットやロッドホルダーを確実に固定可能で、頭上の空間を有効活用できる。さらにユーティリティハードフックやサードシートデチャッタブルボルトキットなどを使えば、さらに機能的な室内に。

X-Fang アルミインタークーラーパイプ

ターボ車のレスポンスアップに有効な手段といえば、インタークーラーに繋がるターボパイプの交換がある。デリカD:5純正は樹脂製を採用しているが、これをアルミ製として純正比40%の容量アップ、圧力損失がなくなってパワーレスポンスアップに貢献する。パイプ本体は耐久性に優れるパウダーコーティングによるレッドペイントでフィニッシュし、ノーマルとは明らかに違う加速が味わえる。

URBAN GEAR × LOW-DOWN

あらゆるデリカD:5パーツをラインアップするX-Fangだが、もちろんアーバンギア用のオリジナルパーツも発売中!リアスパッツやサイドスカートは純正を活かしつつ、フロントには純正アンダー部にアドオンするリップスポイラーやサイドビューにアクセントを与える8㎜フェンダーを実装。さらにサスでローダウン。またスープアップパーツはすべて装着できるので、スポーツ性能を極めたD:5に仕上げることも可能だ。