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ハイラックス

2023.07.11

【Brain Storm】モノトーンに徹してワンランク上の個性を極める!

 ハイラックスに限らず、ランドクルーザーやデリカ、アウトランダーにジムニー。そして本場US志向のタンドラなど、様々な4WDのカスタムを手掛けるブレインストーム。長年培ってきた経験と知識から、ユーザーが思い描くイメージを可能な限りカタチにしていく姿勢は、多くの4WDフリーク達の駆け込み寺として支持されている。中でも、ユーザーの意向を加味した様々なアフターパーツメーカーから組み合わせる柔軟なカスタムは、良い意味でショップの「色」を押し付けないフラットな姿勢で多くのファンを魅了している。撮影車輛は、ともにモノトーンを基調としつつ個性を際立たせた個体となり、あらゆるシーンでも万能にこなしてくれそうな佇まいと、ワイルドな仕立ての中にエレガントかつジェントルな雰囲気を併せ持つ。
 その独特の雰囲気は、まるで上質なスーツに身を包んだアスリートの様。また、同じモノトーンに見えて一方はラプターライナーの塗り分けに工夫を凝らし、そしてもう一台はピアノブラックで艶感を重視した異なるコントラストで個性を際立たせている点も特筆物。アフターパーツが溢れているからこそ、そのチョイスや合わせ方一つで魅せ方が変化する。トータルバランスを熟知した老舗、ブレインストームなら高度なモノトーンカスタムも抜群のセンスで仕上げてくれるハズだ。

ラプターライナーを全面では無く、グリル部分のアクセントとして異なる表情の黒を使い立体感が惹きたつ。どのアングルから見てもバランスの良い白×黒のコントラストも特筆物。
トノカバーはSPORTLID VとSPORTBAR Rapid システム753 ウィングバーEVOを装着。ベッド全面に塗装したラプターライナーは、トノカバーを閉じた際に敢えてはみ出るように塗装され、はみ出した塗装ラインが均一になるようにミリ単位で調整し塗装されている。
BATTLEZリフトアップスプリング Ti-Wでマイルドな上げ幅に仕立てつつ、RAYSホイールのTEAM DAYTONA M8のダークブロンズにジオランダーMT G003(265/70R17)をセット。ブロンズの差し色を取り入れる事でモノトーンコーデが引き締まって見える。
サントレックスヒッチメンバー リミテッドIIを装着しトレーラーライフも見据えた仕立てに加え、ゲート開閉時の重みを軽減してくれるCARRY BOY SLING UPの導入など痒いところに手が届くアイテムも充実。何よりラプターライナーの高度な塗り分けテクは、ブレインストーム・宮崎さんならではの美的センスの賜物と言える。
エンブレムまで統一されたピアノブラックの表情も洗練された雰囲気に拍車をかける。引き締まった表情にワイルドさを絶妙にアピールするRICK’Sのスキッドプレートも雰囲気抜群。またイエローフォグのコントラストも正統派オフローダーらしくて好印象。
黒やメッキが多いチューブタイプのサイドステップに、WINBOの白いトレイルサイドステップを合わせることで、ピアノブラックのWALD製ワイドフェンダーとのコントラストが際立つ。フェンダーアーチからタイヤのアプローチは、絶妙のシルエットを見せる。
BATTLEZリフトアップスプリング Ti-Wによるフロントリフトアップに加え、インナーフェンダーやフレーム処理を施しジオランダーMT(275/55r20)をセット。ホイールはFUEL Off-RoadのBLITZ D674 マットブラック ダブルダーク ティント。

SUT的なシルエットでハイラックスのフォルムを大胆アレンジ!

アメリカンフルサイズトラック、シボレーアバランチやエスカレードのSUTに見られる独特のシルエット。実はオーナーさんがオーストラリアのエルカミーノ的なトラック「ホールデン」に感化されて取り入れたアイテム。リアウィンドウからトノカバーへのアプローチは「トラックにしてトラックに非ず」な独特のシルエットを魅せ、ベッド内へのアクセスは上部へ上昇する等のギミックが斬新。ベッドインナー部分はラプターライナー仕上げとなるが、こちらはトノカバーの縁に沿うことなく内側だけに施工される。