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ライズ ロッキー

2023.06.13

【YOKOHAMA】走って良し!魅せて良し!!ジオランダーX‐ATにNEWサイズ「215/65R16C」登場!

 マッドテレーンのようにアグレッシブなルックス、それでいてオールテレーンのような快適な乗り心地…。4WD・SUVタイヤの新境地を切り開く『ジオランダーX‐AT』に、また新たなサイズが加わった。
 それが『215/65R16C・アウトラインホワイトレター』。外径686㎜/総幅221㎜のサイズは、ずばりハイエースがターゲット。表記には“C”の文字が加えられているが、これはヨーロッパのコマーシャルビークル(商用車)規格を表す。つまりハイエースのような1ナンバーや4ナンバー車でも、車検をクリアできるタイヤ、ということなのだ。
 一方このサイズがジャストフィットする4WD・SUVもある。そう、スモールSUVとして、バツグンの販売台数を誇るトヨタ・ライズ&ダイハツ・ロッキーだ。販売台数は多いがアフターパーツはまだ少なく、オーナーのカスタマイズ熱もさほど高くない両車だが、そのスペックは再検証の価値アリ、だ。
 5ナンバーサイズに3気筒1.0ℓターボエンジン。5人乗り・5ドアで、ラゲッジルームの積載スペースもクラストップレベル。経済性はもちろん、普段乗りの機動性やアウトドアで使えるユーティリティ、最新メカ“ダイナミックトルクコントロール4WD”システムなど、ポテンシャルは高い。

■ライズの可能性を高める新サイズの〝X‐AT〟

 前述の通り、基本性能の高いSUVだからこそ、タイヤチェンジの効果は絶大だ。なお、ライズ&ロッキーは純正ではエコ系サマータイヤを装着しているが、そこにM+S(マッド&スノー)の4WD・SUV専用タイヤを履かせるだけで、オンロードだけでなく、オフロードに安心して臨める。クルマが持つ本来のポテンシャルを、存分に発揮できる…ということだ。
 そこで組み合わせたいのが『ジオランダーX‐AT』の215/65R16Cだ。ライズ&ロッキーの純正タイヤサイズは195/60R17(または195/65R16)で、このX‐ATはタイヤ幅で約20㎜、外径で約20㎜大きくなるのだが、これは足回りなどのカスタム無しで履くことのできるサイズ。スピードメーターの誤差も許容範囲で、車検上もまったく問題ない。
 さらに今回はそんなライズとジオランダーX‐ATを組み合わせることで発揮される高い実力を検証すべく、日本屈指のオフロードレーサーであり、マシンビルダーでもある塙郁夫選手が製作したラリーマシン「ライズ・ラリー・コンセプト」に、195R16Cを履いてその実力をチェックした!
 もちろんボディ&シャシーの補強や、競技規則に則った装備、足回りのチューニングは施されているが、見た目はライズそのまま。今季、北海道のラリーシリーズへの出場を予定している車両だが、この取材においても、その活躍が期待できる走りを披露してくれた。新登場した〝215〟サイズでも同じくらいアグレッシブな走りとルックスを披露できるだろう。

軽量・ホワイトレター[215/65R16C]が要注目!

オールテレーンとマッドテレーンの中間的なキャラクターの〝エクストリーム・オールテレーンタイヤ〟として、2015年に登場した『ジオランダーX-AT』。当初はLT(ライトトラック)規格のカスタマイズサイズがメインだったが、最近はPC(パッセンジャーカー)規格やC規格サイズも続々追加。
 M/T系タイヤが採用される「トリプルポリマー」による高強度なコンパウンドをベースに、4つの異なる形状の 「アグレッシブセンターブロック」、2つの異なる形状の 「ダイナミックショルダーブロック」を採用したトレッドパターンを持つ。オンロード&オフロードの高いトラクション性能を実現しながら、高い耐摩耗性や耐カット性を確保。さらにルックスもアグレッシブだ。

(左)215/65R16C(右)195R16C

今回の215/65R16Cサイズは今夏発売予定だが、好評発売中の195R16Cと同様に、アウトラインホワイトレター仕様であることがポイント。両者を比較するとタイヤ外径は716㎜と686㎜で〝215〟の方が30㎜小さいが、タイヤ総幅は198㎜と212㎜で、今回の〝215〟が14㎜太い。これが実にちょうどいいサイズなのだ。
今年初めの東京オートサロン2023にて、GEOLANDAR契約ドライバーの塙郁夫選手の制作車両「RAIZE RALLY CONCEPT」とともに初披露されたジオランダーX-ATの新サイズ[215/65R16C]。ハイエースやライズ&ロッキーに適したサイズ感や軽量さ、アウトラインホワイトレターの採用など魅力満載。
完成度の高いスモールSUVではあるが、そこまでスポーティなイメージ……ましてや本格派オフローダーの雰囲気は感じさせないトヨタ・ライズ。だが実はしっかりとモータースポーツに対するポテンシャルを秘めている。ノーマルではエコタイヤ系のサマータイヤを装着しているが、それをジオランダーX-ATに履き替えるだけで、ルックスも走りもアグレッシブになることをテスト車両のライズ・ラリー・コンセプトが証明してくれた(装着タイヤサイズは195R16C)。また4WDシステムもローレンジこそないが、実力は十分なのだ。

RAIZE RALLY CONCEPT

これまで『Z-ADVENTURE』や『KT-カミオン』といった、ユニークなオフロードマシンをビルドアップしてきた塙郁夫選手が、今回新たに製作したのが『ライズ・ラリー・コンセプト』。ボディ&シャシー、サスペンションを強化しながら、実際のラリー出場を目指してFIA規格に準拠した装備を施している。タイヤはジオランダーX-ATの195R16Cをチョイスしているが、195は北海道ラリー参戦などのスポーティな走りを考えてのこと。ドレスアップや普段乗り、アウトドアには215/65R16Cもオススメだ。

北海道ラリーシリーズにも参戦!

パワートレーン系はCPUのプログラムをチューニング済み。とくに4WDシステムについてはより“効き”を強めているとか。またABS、TRCなどは競技走行中はOFFにしてドライバーのテクニックを生かした走りも可能としている。
サスペンションは、フロントに強化アームを採用し、KING製レーシングショックを前後に奢る(なお、リヤのスプリングは純正を使用しているという)。つまり車高はノーマルなのだが、不思議とリフトアップしているようにも見える。
エンジンからミッション下までをしっかりとカバーするアンダーガードは、JAOSによるワンオフ製作パーツ。
FIA規格のロールケージが張り巡らされているが、あくまでノーマル然とした雰囲気が残っているコクピット。
BRIDEのフルバケットシートを2脚装備。実はラリー仕様として、サイドブレーキにもひと工夫施されているのだ。
天井、トリム、カーペット類は剥がされているが、ドアトリムは生かされて普段乗りもOK。スペアタイヤもセット。
  • 横浜ゴム
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