【パイオニア】〝クルマをオンライン化〟といえばカロッツェリア。ついに新「楽ナビ」も対応に！

カロッツェリアのサイバーナビを装着したデリカD:5。サイバーナビといえば高度なナビゲーションを実現したカーナビ界のハイエンド的存在だが、音響メーカーらしいサウンドデザイナー的な一面を持ち、クルマに乗る人すべてが気持ちよく快適に過ごせるエンタテインメント性を誇る。
パイオニアの担当者が、サイバーナビで多様な音空間を創り出せて、クルマの中をオンライン空間にすることによって、音楽・映像ストリーミングサービスや、自宅のレコ―ダーとの接続など楽しみ方は無限！と話していたので、期待は高まるばかり。ならばとポータブルオーディオとPCを持ち込み早速ドライブへ。ポータブルオーディオはBluetoothで、パソコンは車内Wi-Fiを介してインターネットに接続した（ネットワークスティックを利用）。
デリカD:5が奏でるサウンドは、純正のままでも十分に臨場感を楽しめるが…、と思っていたが、カロッツェリア号で聴くお気に入りの音楽は立体感が違っていた。ボーカルがダッシュボード上で歌い、その周囲でドラム、ベース、ギターが演奏しているかの様だ。しかも、高音部分がしっかり再現され音質が格段にアップし、さらに重低音に磨きがかかっている。サイバーナビやスピーカーシステムに隙なし！　である。映像コンテンツは、映像配信サービスを利用し、セカンドシート向けに装着された3枚のリアモニターで視聴した。再生はスムーズだし、臨場感が半端ないので深い没入感を得られた。映像の美しさは言わずもがな。
車内を上質なリビングに変えてしまうパイオニアの叡智、恐るべしである。

■楽ナビ　＜AVIC-RQ920-DC＞

楽ナビ装着車両

使いやすくて基本性能の高さが多くのユーザーに指示されている楽ナビがオンラインに対応。目的地の検索や自動地図更新などナビとしての便利さがパワーアップし、さらに通信し放題のWi-Fiスポットになる車内Wi-Fi機能にも対応。ジムニーシエラには9インチがきれいにフィット。

ディテールをチェック！

本体操作キーはフルフラットデザイン。キー部分には異なるドットをあしらい、デザイン性と指先で違いを感じられる、直感的な操作性を両立している。

フローティングモデル(AVIC-RF920-DC/-RF720)もラインナップ。モニター部は、上下・左右・前後・角度と幅広い可動範囲を持つ。写真はAVIC-RF920-DC。

注目機能１ <インターフェース>

ドライブでよく行なう操作を直感的に使いこなせるインターフェース。オンライン対応により目的地をキーワードなどでも検索できる。

地図表示の拡大縮小は、スマートフォンを扱う様に2本の指で操作できる。指のスライドに合わせてスムーズに動くのでストレスは全くない。

検索の文字入力は、フルキーボードの他に、指を素早く動かしたり弾いたりして日本語を選択するフリック入力にも対応している。

注目機能2 <周辺検索>

検索情報には、進行方向に対して左右どちらに目標物あるかを矢印で示し、ガソリンスタンド検索ではガソリン価格情報（目安）を表示するなど、利用者の利便性の向上が図られている。

注目の機能3<通信>

通信が可能になる付属のネットワークスティック。別途docomo in Car Connect（※１）への契約で走行中と一部の停車中でWi-Fiが通信し放題に。最大5台の機器まで接続可能。

注目機能4<道案内>

最大6本の異なるルートを提案。「おすすめ」「距離優先」「幹線優先」、「所要時間」「距離」「料金」ごとに一つの画面で確認することができる。

交差点に近づくにつれ信号の数をカウントダウンして知らせてくれる「信号機カウント交差点案内」を導入。直感的なドライブが可能となる。

注目機能5<地図データ自動更新>

手間のかかる地図の更新も、通信があれば自動で！できる。発売から最大3年間（最大5回）は追加費用なしで最新データにバージョンアップが可能。※ネットワークスティックなどを介した通信環境が必要となる。

もしもの時や駐車中の状況を記録できるドライブレコーダーユニット「VREC-DS810DC」をオプションで用意。前方＋後方の2カメラで、暗闇の中でも周囲を鮮明に記録する。楽ナビのドライブレコーダーリンクHD機能に対応し、画面で動画静止画撮影・再生・データ消去などのドライブレコーダー機能を操作することができる。