CRAG GALVATRE
レース直系のDNAを細部に宿したホイール「T-GARABIC(ティーグラビック)」や「T-GARABIC2(ティーグラビック・ツー)」で、ブランドの存在感を日本の4WD・SUVユーザーに示した国内屈指のホイールメーカー「WORK(ワーク)」。まずこのブランド名が、Cross Country Racing Gear(=CRAG)を意味することをご存知だっただろうか?文字通り〝オフローダーの足もとを支える〟ことを宣言しているものだ。またCRAGの歴史を辿ると、SUVがRVと呼ばれていた(いわゆる四駆ブームの)頃にまで遡る。あの時代、人気を集めたのはパジェロやサーフなどの6H車両で、当時のCRAGはそれらをターゲットに据えた3ピース・オフロードホイールとして、市場を席巻。ハードなカスタムを重んじるユーザーは、リフトアップやオーバーフェンダーの装着を望み、そうしたカスタムをフィニッシュさせるために組み立て式ホイールは重宝された。そもそもサーキットやラリーなどのモータースポーツシーンで実績を積み重ね、そのノウハウを市販品に惜しみなく注ぐホイール創りをしてきたWORKにおいて、3ピースホイールのCRAGは、質・性能・デザインの全てを満たす〝最高級品〟でもあった。
そして新世代CRAGのワダチがしっかりと刻み込まれた現在、満を持して王道の3ピースホイールが凱旋した。それがここで紹介する「CRAG GALVATRE(クラッグ・ガルバトレ)」。そのデザインはオフロードホイールの王道のディッシュタイプで、Dウインドーを採用したもの。見るからにタフなスタイルは、オフローダーとしての性能を考慮した機能美に溢れている。サイズ設定は15/16インチオンリー。しかもジムニー&ジムニーシエラ(そしてデリカD:5)にのみ特化した車種専用設計ということも驚きだ。ターゲットがカスタム志向の高い車種だからこそ、そのユーザーの声にキッチリと応える設定なのだ。
また、3ピースホイールのメリットは組み立て式製法による無限ともいえるインセットの設定にある。ノーマルはもちろん、各種オーバーフェンダー装着車にベストなマッチングが選べることは、カスタム派には大きな魅力だ。
さらにガルバトレは、マルチピースホイールをお家芸とするWORKの強みたるカラーバリエーションも増強。標準のディスクカラー2色に加え、カスタムカラーとカスタムリムアレンジカラーの組み合わせ、さらに3色のピアスボルトから選択可能で、カラーの組み合わせも無限大。まさに自分だけのホイールを手にすることができる。
また、メイドインジャパンのWORK品質の3ピースホイールながら、一般的な鍛造1ピースホイールの価格に迫っている点も、ガルバトレを積極的に選びたくなる嬉しい誤算だ。
- WORK(ワーク)
- https://www.work-wheels.co.jp/