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日常での乗りやすさを最重視!不満点もさりげなく解消させる「齋藤オートサービス」

 齋藤オートサービスの代表はかつて自身の手でレーシングマシンを作り、モンゴルラリーやアジアンラリーなどの海外ラリーレイドにチャレンジしてきた。現在はトライアングルに出場する選手をサポートするなど名チューナーとして腕を振るっている。そんな代表の齋藤氏だが、JB64のデモカーはあえて見た目をノーマル然に仕上げた。その理由について「普通の林道ならそう簡単にボディを凹ますことはないよ。見た目のバランスが良いし、このままで十分カッコイイでしょ。何よりリーズナブルに済むからね!」と齋藤氏は語る。こだわりの部分は乗り心地だという。
「ノーマルの乗り心地はソフトで良いんだけど、車線変更やカーブでのロールが大きくて不快だよね。前後のピッチングも気になる部分。だからその不満を解消するため2インチアップのオリジナルコイルスプリングを開発したんだ。競技向けではなく、あくまで街中での乗り心地を最優先。普通の林道も快適に走るよ。実はショックはモンローマグナムを組み合わせているけど、正直納得できなかったので仕様を変更中。間もなく完成するから、それまで待っていて欲しいな」。
またミッションは4ATのため、電子スロットルと合わせてレスポンスが悪すぎる。そこでスロットルチャンバーとオリジナルステンレスマフラーでファインチューン。誰でも体感できるレベルでスムーズな加速を実現しているとのことだ。

フロントサスペンション

リアサスペンション

オリジナルコイルスプリングは2インチアップ仕様。乗り心地重視で、しなやかで縮んだ奥側でコシがあるセッティングだ。とても腰高なスタイルだがキャスター角の補正や、強化ステアリングダンパーの装着により優れた直進性を発揮する。
フォグランプは純正スイッチを押すことで黄色と白色に切り替わるバルブに交換。
ボンネットのロックを外せば自動で上がる油圧式ダンパー。開閉作業がとても楽になりドレスアップ効果も高い。
ドアの開閉に連動して「JIMNY」の文字が点灯するお洒落なサイドステップ。残念ながらすでに完売。
タイヤはマキシスビッグホーン225/75R16サイズ。9㎜ワイドオーバーフェンダー装着でほぼツライチを実現。
オリジナルのオールステンレス製マフラー。これはまだ試作品だが、ほぼこのままで製品化するとのこと。
トライフォースが生み出してチューニングパーツの定番品となったスロットルチャンバー。加速性能が向上する。

ワンポイントカスタマイズ

新型ジムニーが大人気とあって各タイヤメーカーからジムニー適合サイズが次々とリリースされている。2インチアップで9㎜オーバーフェンダーを装着すれば、大径&幅広の225/75R16に対応。ほぼツライチの見事なフィッティングだ。