TOP > 記事 > 原点回帰ともいえるフォルムに求められる機能性を進化・踏襲!

原点回帰ともいえるフォルムに求められる機能性を進化・踏襲!

 


●日本の本格四駆代表であり、ライフスタイルを豊かにしてくれる「ジムニー」。

巷には遊び上手なジムニーオーナーがたくさんいて、感心させられる。フィールドに飛び出したり、便利な道具と共にキャンプや釣りの相棒にしたり…。それぞれ自由に遊ぶ人の数だけ、ジムニーはユーザーの心を惹きつけてくれる。 ここではオフロード走破性を高めつつも普段はカジュアルに乗れるという、多くのジムニーファンに衝撃を与えた、新型のキャラクターについて考えてみたい!

新型ジムニーの4つのポイント

4WD性能

4輪へ確実にトラクションを伝える、シンプルな構造を特徴とするパートタイム4WD(ローレンジ付き)を踏襲。

デザイン

原点回帰ともいえる丸目ヘッドライトやスクエアなフォルムは、ジムニーに求められる機能性を表現。

ユーティリティ

リアセクションは、荷物の積載を優先したスペースへ変更。フラットかつワイドなラゲッジを手に入れた。

安全性

レーザーレーダーと単眼カメラを用いたスズキセーフティサポートを設定。サポカーSワイド相当。


◆ジムニーらしさを残しつつ ジムニーらしからぬ性能も

ラダーフレーム

Xメンバー採用でねじり剛性をアップした堅牢な構造

旧型のフレームと似ているように見えるが、全くの新設計。新たにクロスメンバーを加え、そのうちセンター部にはクロスする造形としたX(エックス)メン バーを採用。結果、ねじり剛性を旧型より約1.5倍も高めた。また、ボディマウントゴムは、ボリュームを増やしただけではなく、上下方向に柔らかく、水平方向に硬くすることで、乗り心地の面までを大幅に引き上げている。

足回り

前後・リジッドアクスル式サスペンションを採用

フロント、リアともにコイルスプリングを用いたリジッドサスペンションを採用。本格オフロード性能を優先して接地性に優れるリジッド式サスペンション を踏襲しながら、乗り心地はしっかりと改善。スタビライザーはフロントのみに採用

パートタイム4WD

レバー式ローレンジ付パートタイム4WD

これまで同様にローレンジ付きパートタイム4WDを採用するが、スイッチ式からレバー式に原点回帰。センターデフをもたないこのシステムは、より確実に 駆動力を伝えられることが特徴だ。モードは2H/4H/4Lの3つを設定。

エンジン&トランスミッション

車種ごとに異なる2種のエンジンを用意

ジムニー、ジムニーシエラともに最新世代のエンジンユニットを採用。そこにジムニーシリーズならではのチューニングが施される。パワーフィールはもちろん、水や雪などの影響を受けにくい吸気レイアウト、さらに水や飛び石対策のサーペンタインベルトカバーなどの採用も特徴だ。それぞれに4速ATと5速MTを変わらずにラインナップ。こちらも改良済みだ。

●ジムニーと共にある生活に楽しさがあるのは、走りにおける基本コンセプトを変えず、性能のすべてを実直にダイレクトに表現しているからにほかならない。そして、アウトドアの相棒として非日常を積極的に楽しめる本格派でありながら、不満ないオンロード性能により、日常にもしっかりとアドベンチャーが溢れているのだ!