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デリカD:5

2022.03.16

今なお人気モデルの「デリカD:5アクティブギア」が新たな特別仕様車〝デリカD:5 CUSTOM GEAR〟となって再登場!

 思い起こせばスターワゴンの時代から、歴代デリカには数多くの魅力的な特別仕様車が設定されてきた。その中でも記憶に新しく、今なお高い人気を誇っているのがデリカD:5前期型に設定されていた『ACTIVE GEAR(アクティブギア)』だろう。
 そんなD:5アクティブギアが後期型で復活!? …いや、それをイメージしつつ、新たな魅力を追加して販売されることになったモデルが、ここで紹介する特別仕様車『CUSTOM GEAR(カスタムギア)』だ。これは東京、神奈川、埼玉、茨城、栃木、山梨、福島、新潟、長野という1都8県に展開する三菱自動車直営のディーラー『東日本三菱自動車販売株式会社(以下、東日本三菱自動車販売)』が企画・製作および限定販売を行なう、デリカファン垂涎のモデルだ。
 このカスタムギア、如何にして誕生するに至ったのか。その背景を、企画から担当した東日本三菱自動車販売の高橋朋音さんに伺った。
「まず、東日本三菱自動車販売のディーラーに訪れるユーザー様から『現行の後期型デリカD:5でも、アクティブギアが欲しい』という要望が非常に多かったことが商品化へのキッカケとなりました。その声に応えるべく、弊社スタッフでカラーやカスタムパーツを厳選しました。販売台数限定の『ディーラー特別仕様車』というカタチですが、三菱自動車直営ですから、その品質には自信を持ってお届けします。またセミオーダー制とすることで、お好みのカラーやパーツ&アイテムといった各項目を選択していくだけで、簡単に自分好みの1台を完成させることができる〝ゆるカスタム〟でもあります。カスタム初心者でも気軽に楽しんでもらえるスタイルになっているのかなと思います」とのこと。
 カスタムギアのコンセプトは…

『遊びゴコロ』に火をつけろ。

 …というもの。これが意味するのは、個性的なアクティブギアを後期型で独自に再現したことに加え、こだわりが強く人と被りたくないユーザーにひと味違うデリカ:5を提案。さららにその後も、自由にカスタムできる余白を残しているのだ。
 またこのカスタムギアへの架装は、東日本三菱自動車販売での新車購入なら基本的にはグレードを問わない。アーバンギアやジャスパーを除く、P/Gパワーパッケージ/G/Mという標準車に対応し、自分好みのベースグレードを選択できる。さらにベースのボディカラーも基本的には全色が対象であること、も大きな特長のひとつだ。

2017年4月に登場して以来、2019年2月に新型へビッグマイナーチェンジするまでの間継続販売され、前期型デリカD:5に設定された特別仕様車の中でも随一の人気を誇ったのが、写真上の『アクティブギア』。ブラックアウトされたフロントグリルやリヤバンパーアンダーカバーを採用するほか、ドアミラーカバーやフォグランプベゼル、サイドガーニッシュといった各部をポップなオレンジのアクセントカラーで彩ったモデルだ。ベースはディーゼルエンジン搭載のワングレードのみで、今でもユーズドカー市場では稀少なアクティブギアは高値で取引されている。

3色のアクセントカラー×ブラックライン1色が基本のパッケージ!

 今回のカスタムギア最大のポイントは、やはりアクセントカラーだろう。設定は大きく3つ。アクティブギアのイメージを踏襲するアクティブオレンジ、そして今回のカスタムギア・オリジナルカラーのビビッドイエローとサイバーグリーンだ。ちなみに、アクティブオレンジは先述したアクティブギアのそれと似たカラーだが、実際には今回の仕様で新たに設定されたオリジナルカラーとなっている。この差し色が施された部分は、サイドドアミラーカバーとフロントフォグランプベゼル、サイドドアガーニッシュやテールゲートガーニッシュのカ所で、これらは全て塗装されたもの。
 またアクティブギアと同様にこの差し色感を際立たせる手法を採用し、ディーラーオプションとして用意されているアイテムで、フロントセクション各部をブラック化。具体的にはブラックアウトグリル、ブラックアウトクリアランスランプガーニッシュ、ブラックアウトフロントアンダーガーニッシュの3点を装着して、より精悍なイメージへと変更している。
 3色から選択できる各部のペイントとフロント回りのブラックアウト化、さらにリアゲートに装着されるシリアルナンバー入りの専用オーナメントも用意。これらがカスタムギアの基本パッケージで、価格は各色ともベース車両から32万100円(税込・工賃込)アップとなる。
 この3色の差し色をあしらったカスタムギアに加え、ブラックカラーで統一を図った特別仕様車『CUSTOM GEAR‐BLACK LINE-(カスタムギア ブラックライン)』も同時発売。こちらはブラックアウトグリル、ブラックアウトクリアランスランプガーニッシュ、ブラックアウトフォグランプガーニッシュ、エンジフードエンブレム、ブラックアウトフロントアンダーガーニッシュに、やはりシリアルナンバー入りの専用オーナメントを盛り込んだ基本パッケージが、14万7000円(税込・工賃込)アップの価格設定となる。

カスタムギア専用装備で個性的なスペシャルモデルを演出

CUSTOM GEARおよびCUSTOM GEAR -BLACK LINE-は、三菱自動車直営の東日本三菱自動車販売株式会社が専売でリリースするディーラー特別仕様車。同社は1都8県(東京、神奈川、埼玉、茨城、栃木、山梨、福島、新潟、長野)で展開中。なお、CUSTOM GEARは限定200台、CUSTOM GEAR -BLACK LINE -は限定100台(合わせて300台)となり、抽選ではなく申し込み先着順の販売となる。またそれぞれのモデルのリアゲートには「シリアルナンバー」入りの専用オーナメントを装着するなど、デリカファンの遊びゴコロを刺激するスペシャル・リミテッドモデルなのだ。

三菱マーク:スリーダイヤはシルバーとしながら、ブラックアウトグリルやブラックアウトクリアランスランプガーニッシュ、ブラックフロントアンダーガーニッシュといった3点で、フロント回りをブラックアウト化。ノーマルの華やかな印象から一変してシャープで精悍な印象を与えた。これらは実はディーラーオプションだが、カスタムギアのアクセントカラーを際立たせるのに効果的なのだ。
カスタムギアたる最大のポイントである鮮やかなアクセントカラーは、いずれも東日本三菱自動車販売監修のもと、すべて三菱自動車ロジテクノで純正部品の塗装を実施して仕上げられたもので、いわゆるラッピングやステッカーと異なり耐久性にも優れている。アクセントカラーが配置された部分は、サイドドアミラーカバー、フロントフォグランプベゼル、サイドドアガーニッシュ、テールゲートガーニッシュの4カ所。なお、カスタムギアではインテリア系の差し色やアイテムは未設定。

■デリカD:5で装着率の高い人気のボトムパーツを中心として〝全120通り〟の豊富なカスタマイズオプションを設定する

ACTIVE ORANGE

最もアクティブギアを感じさせ、アウトドアテイストも強いアクティブオレンジをアクセントカラーに採用したモデル。今回撮影したのは、センターキャップのカラーオーナメントにオレンジを採用したほか、コンケイブ形状が力強いアルミホイールのデルタフォース・オーバルとBFGoodrich のオールテレーンT/A KO2を組み合わせた仕様だ。

VIVID YELLOW

ビビッドイエローの名にふさわしい躍動感に溢れたポップな印象の差し色を採用。そこにアウトドアを十二分に楽しめるトラクション性能とオンロードの走行安定性を両立した“ラギッドテレイン”コンセプトのOPEN COUNTRY R/Tタイヤを装着。この2×9メッシュのBRUT BR-55ホイールのみ、カラー2色のチョイスが可能だ。

CYBER GREEN

SF映画に通じるサイバー感を緑で表現した「サイバーグリーン」を纏うカスタムギアは、これまでのD:5カスタムでもあまり類を見ないチャレンジングな仕立て。そこに装着ターゲットをD:5に絞って、7スポークとディープリムデザインを融合したチームデイトナFDX-Dをセット。国産ホイールメーカーRAYSのタフでクールなスタイルが冴える。

CUSTOM GEAR‐BLACK LINE-

アクセントカラーを一切使用せず、むしろ黒一色を強調して押し出し感を強めたモデルがこの「CUSTOM GEAR -BLACK LINE- 」。
レッドのJAOS製マッドガードとテールレンズなどで赤の彩りを散りばめた組み合わせが秀逸だ。また、アメリカンオフロードタイヤのBFGoodrichと8ホール丸穴ディッシュ×ビードロックリング形状を持つXJ03ホイールとの組合わせは、実にUSカスタム感が強まっている。カスタムギアと同じ内容でフロント回りをブラックアウトした上、さらにブラックアウトフォグランプガーニッシュやエンジンフードエンブレム(ブラックDELICAロゴ)といった部分にもブラック要素を追加している。
カスタムギア ブラックラインがほかのカスタムギアと大きく異なるのは、ベース車にブラックダイヤモンドのボディカラーを推奨していること。輝度の違った光輝材を複数重ねた漆黒のブラックで、よりクールとなる。
JAOS製マッドフラップもオプションで選択可能。ラリーカーのようなスタイルを構築できる見た目と、タイヤが巻き上げる砂利や泥などによるボディへの汚れ付着やキズつきを抑える機能面を両立。アルミプレート部の造形や質感も高く、装着時の満足度も十二分。対象はデリカD:5専用品となり、フィッティングも抜群だ。
※上画像の専用オーナメントが用意されるが、それぞれ「000/100「000/200」といった感じでシリアルナンバーが入れられる。

東日本三菱自動車販売株式会社
営業推進本部 業務部
店舗支援課 高橋 朋音さん

デリカD:5カスタムギア誕生の立役者である高橋さん。今回は「レッツゴー4WD公式Youtubeチャンネル」の記事連動動画でも、その魅力を語っていただいた。ちなみに個人的な推しカラーは『これまでのアクティブギアのイメージにない魅力を放つサイバーグリーン』だとか。

https://youtu.be/cCk0oClAgtw