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ランクルプラド、ノーマル車両のインチアップ&ダウンで違い検証!

ランドクルーザーに限らず、クルマをカスマイズするうえで、最も基本的なメニューとなるのがタイヤ&ホイールの変更だ。もちろん、ノーマルのままでもランドクルーザーの走りやスタイルは、十分満足できるもの。しかし他車と差をつけるスタイルを身につけたり、走りの性能を特化させたりしたいなら、ホイール&タイヤの変更は極めて有効だ。ただし、いたずらに変えればいい、というものでもない。フェンダークリアランスなどの関係で、そのクルマに装着できるサイズが必然的に決まってくるのだ。だから変更前に、まずは純正(ノーマル)サイズを確認しておく必要がある。
ランドクルーザープラド150の場合、グレードや仕様により2タイプの純正タイヤサイズが設定されている。「265/55R19」と、「265/65R17」。ここでポイントとなる外径は、約770~810㎜。とくにホイールのインチアップ(17→18インチ)を考える場合、外径をできる限りノーマルサイズに合わせることが大切だ。また、18インチサイズから〝より四輪駆動車らしいスタイル〟とするために、あえて17インチにインチダウンする例も多い。ちなみに、ランドクルーザープラド150向けに用意されているホイールサイズは、概ね、17インチ、18インチ、20インチの3種類。タイヤのバリエーションの豊富さから観察すると、17インチ→18インチ→20インチの順番となる。適合するタイヤであってもタイヤの銘柄によってフェンダーからハミ出る場合もあるので、購入する際は、販売店で相談するのがベストだ。20インチ導入の可否をよく聞かれるが、履かせるための定石があるので、それに準拠すれば20インチを存分に楽しむことができる。

ノーマル(17インチ)

●タイヤ:MICHELIN  LATITUDE TOUR  265/65R17

●ホイール:TOYOTA  17インチ×7.5J(25)

17インチ

●タイヤ:BFGoodrich  All-Terrain T/A KO2  265/70R17
●ホイール:RAYS  TEAM DAYTONA FDX F6  17インチ×8.0J(20)

18インチ

●タイヤ:BFGoodrich  All-Terrain T/A KO2  265/65R18
●ホイール:RAYS  TEAM DAYTONA FDX F6  18インチ×8.0J(20)

20インチ

●タイヤ:BFGoodrich  All-Terrain T/A KO2  275/55R20
●ホイール:RAYS  TEAM DAYTONA F6 Gain  20インチ×8.5J(22)

◆サイズ変更によってタイヤがフロントフラップへ干渉するか否かを観察

ノーマル(17インチ)

17インチ

18インチ

20インチ

17インチ、18インチは全く問題なし。20インチでは、フラップとのクリアランスが狭まるが干渉することはなかった。
検証に使用したホイールは、17インチ、18インチ、20インチの3タイプ。合わせたタイヤは、いずれも人気のBFGoodrich All-Terrain T/A KO2だ。
余談だが、実験に使用したホイールやタイヤよりも大きなサイズを履かせることもできるが、それはサスペンションのリフトアップというカスタマイズが必要となるので、これに関しては、ノウハウのあるプロショップに相談したい。
 
●レッツゴー4WD公式チャンネル●
●取材協力・撮影協力●