TOP > 記事 > トイガンメーカーの理想を「FLEX」が具現化したミリタリー・コラボカスタム!

トイガンメーカーの理想を「FLEX」が具現化したミリタリー・コラボカスタム!

 

  四駆オーナーたるもの、映画やニュースに映った軍用車や特殊部隊の車両に目を奪われたことはあるだろう。ハードに使い倒すことを前提に各部をブラッシュアップした姿には、市販品では到達できない〝真の機能美〟が感じられる。そう、ご存知の通り、ジープもランクルも元々は軍用車として開発され、そののちに民生版となった歴史を持つ。だからこそ、四駆には〝本物の機能〟があって欲しいと思ってしまうのだろう。
 そんな夢のような理想を半分現実にしたのが、今回紹介するランドクルーザー200だ。

実はトイガンを開発・販売する東京マルイの宣伝広報車である。そのため、ミリタリーテイストを与えるアイデアとギミックが、大きなものから小さなものまで多岐に渡って盛り込まれている。高い熱量をもってカスタムされた姿は、まさにリアルな特殊部隊車両のようだ。なお、この無謀とも思えるカスタムを一から手掛けたのは、ランクルカスタムのカリスマとしてお馴染みのFLEX(フレックス)だ。

前後バンパー、オーバーフェンダーなど、ボディキットはクライメイト製。ただし、後から追加したパーツも含めてアルマジロライナーズという、アメリカで生まれた特殊塗料でコーティングすることで、衝撃・防錆・防蝕・防音・耐摩耗性などに効果を発揮。また、独特なザラザラしたシボ加工のような質感は新しいカーボディペイントとして、エクステリアカスタムにも絶大な効果を発揮する。
バンパーガードや4面すべてのルーフキャリアに装着される無数のLEDライトは、真っ暗闇での作業にも対応できそうな安心感を与えてくれる。室内に新たに追加したスイッチでコントロールできるのは楽しい。また、アームを設置すればMK46 MOD.0の装着も可能。
見かけ倒しの車両ではなく、リフトアップやBFGオールテレーンタイヤ(LT285/55R20)へのチェンジによって、これぞランクルという走破性を発揮。
装着されたパーツや搭載したギアなど、ミリタリーテイストを強く感じられるカスタムポイントは多数あるが、第1のポイントは、ボディ表面を防弾処理といって良いレベルで保護するアルマジロ塗装が施されていること。ボディ全体を隙間なく、塗装面がザラザラした粗めのシボ加工のような質感でペイントされているため、実際見るとインパクト大なのだ。

車両が完成してから今回取材するまで実に1年程の期間があったのだが、それはまさしく宣伝活動用特殊車両として、各地で開催されるイベントなどに赴く際に欠かせない広報車であるため、活躍し続けていたからにほかならない。
 それ以外にも特殊車両感を強調するバンパーガードやルーフキャリアの装着、それら各部に配されたLEDライトなど、徹底的に野外仕様である。また、イベントでの展示に使われるトランクルームに設置された特注のガンラックやルーフキャリアへのアーム設置などミリタリー好きにはたまらない スペックを誇る。