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ツインスポークが形作る貴品と偉容のハーモニーを作り出す「WORK」

■CRAG PSV■

日本を代表するアルミホイールメーカー「WORK」

その新製品ラッシュはとどまるところを知らない。今回は12月に新発売されたドレッシーな1ピースホイールの「CRAG PSV」を紹介しよう!
ガルバトレと同じCRAGブランドではあるものの、そのデザインを見れば明らかにターゲットユーザーが異なることは言うまでもない。メインとなるのはアーバンオフローダーと呼ばれるスタイルで、150プラドやハイラックス、さらには新型RAV4などがベストマッチングだと言えるだろう。
1ピース構造を採用することで、スポークをリムフランジまで可能な限り伸ばし、数値以上の大径サイズに見えるデザインを実現。近年では定番カラーと言えるブラック&マシニングのカラーリングだが、スポーク部分が複雑な形状となっており、その内側と外側の半分ずつをマシニングすることで、あたかもトゲのようにも見えてくる。エレガントなだけでなく、近寄りがたいオーラのようなものも感じずにはいられない。ワークの品質に、アメリカンデザインをMIXすることで、愛車への想いを、より一層昂らせてくれる。

リムの周辺部分には、ピアスボルト風のデザインを採用。単なるドレスアップホイールとは異なり、4WD&SUVへの装着を考慮した専用デザインだと言える。もちろんスポークをリム部分まで伸ばすことで、数値以上の大きさに見えるよう演出。エアバルブも主張せずボルトに溶け込ませることで、トータルでのバランスも追求。ホイール単体としての見栄えを、徹底的に追求していると言っても過言ではないだろう。
一般的な切削タイプのホイールは、スポーク表面か側面部分に施すことが多い。だがそれらの多くは平面的で、見慣れてくると面白味に欠けてしまう。それに対してPSVは、スポークそのものが複雑な形状となっており、内側と外側の一部分ずつを切削することで、まったく違った表情を実現。力強く、それでいて繊細な雰囲気を醸し出しており、一言では表現できない独特の世界観を実現。今までにない新たなアメリカングルーヴを呼び起こしてくれそうだ。
センターロック風のキャップを採用。敢えてハイキャップとすることで、立体感や力強さを強調する。センターハブ部分を落とし込み、中央に向かって各スポークが曲線を描く、コンケーブデザインを採用。スポーク部分のグラデーションがPSVの造形美を主張しつつ、見る者には妖艶で近寄り難いイメージも与えてくれる。今回紹介しているのはすべて6H-139.7で、ツインシックススポークを採用。5H-114.3は、ツインファイブスポークデザインとなる。