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【YOKOHAMA】A/TとM/Tの中間的なキャラクターのX-AT

〝ワイルドなアピアランスなのに実際に乗ってみると快適なドライバビリティ〟。今回紹介したジオランダーM/T G003の「225/70R16 103S」サイズは、ひと言で言えばそんなタイヤだった。一方でジオランダー・シリーズには、同様の提案をするキャラクターを与えたタイヤがほかにも存在する。
 それが〝エクストリームなオールテレーンタイヤ〟を標榜する『ジオランダーX-AT』だ。
 言わばA/TとM/Tの中間に位置するタイヤで、ショルダー部は2つの異なる形状のブロックを配置、またセンター部に4つの異なる形状の“アグレッシブブロックパターン”を採用する。オンロードの快適性・操縦性、そしてオフロードのトラクション性能を高いレベルで両立しているのが、大きな特長だ。さらにタイヤの両サイドでデザインの異なる“デュアルサイドブロックデザイン”も、他のタイヤでは見られないルックス的なアドバンテージだろう。
 このX-ATだが、225/70R16と同様にジムニーシエラ&デリカD:5にマッチングする「LT235/70R16」、さらに660㏄ジムニーにマッチングする「195R16C」という2つのサイズではホワイトレター仕様も設定している。4WD・SUVらしさをアピールするのにホワイトレタータイヤは今や必須でもあるため〝映え〟を重視するユーザーにも、一方で全方位での走りの実性能を求めるユーザーにも、気になる存在であることは間違いない。

■GEOLANDAR X-AT LT235/70R16

このLT235/70R16は、カスタムしたジムニーシエラJB74にも装着できるサイズ。今回はジムニー専門ショップ「オフロードサービス・タニグチ」の60㎜アップ仕様・シエラデモカーに装着。もちろんフェンダー内にタイヤも収まり、スタイル的には迫力のあるバランスの良い姿を披露。ホワイトレターの存在感は原点回帰したスタイルのシエラのイメージを引き立てる。
 走りについては、純正タイヤより太く大径ではあるが、駆動系やパワー感にそれほど負担はない。オンロードでは総じてスムーズなドライブとトラクションの高さを発揮。グリップ感はオフロードで秀逸で、電子デバイス「ブレーキLSD」との相性の良さは特筆ものだった。

■GEOLANDAR X-AT 195R16C

オフロードシーンで感じる強いトラクション感は、M/Tタイヤにも匹敵するレベルにある。特にタテ方向についてはトレッドのトラクション成分の充実が活かされて、強い安心感を覚える。ダートでの乗り味や、リニアなハンドリングはオンロードで感じたのと同様で、さらに泥や岩といったハードなシーンにも積極的に挑みたくなってしまうだろう。
X-ATは一般的なA/Tタイヤよりも乗り味は硬質だが、クルージング性能は良好。ロードノイズも小さくロングツーリングも苦にしない。むしろワインディングでのリニアなハンドリングや直進安定性の高さは特筆ものだ。また長寿命に定評のあるジオランダーM/T系のコンパウンドを採用することで、耐摩耗性にも優れている。
※ジオランダーX-ATの他サイズについては、ジオランダーのオフィシャルWEBをご確認ください。
●取材協力
オフロードサービスタニグチ
https://www.ors-taniguchi.co.jp
●取材協力
ケイスリー(旧:コンドーオート)
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