◆GEOLANDAR X-MT
本格派オフロードタイヤからオールラウンダー、コンフォートにエコタイヤまで、あらゆる4WD・SUVユーザーを想定した、幅広いラインナップを誇るヨコハマ『GEOLANDAR(ジオランダー)』シリーズ。その中でもとりわけ“エクストリーム”なキャラクターを持つタイヤがこの『ジオランダーX-MT』だ。
基本的には“オフロード・スペシャリスト”が、X-MTのコンセプト。実はジオランダーにはマッドテレーンタイヤとして「ジオランダーM/T G003」も展開している。そのG003よりもなお、ハードなロックセクションやマッドコンディションを走破することを追求した、まさにエクストリーム、スーパーなマッドテレーンタイヤなのだ。
その“スーパー”っぷりは、サイズ設定にも表れている。なにせ最も径が小さいのは7.00R16/外径778㎜。ラインナップの中心は35/37インチで、なんと最大で40インチまでが設定されている。もちろん、履くことのできるクルマも限られてくる。ワイルドな“映え”を狙っても、SUVが履くのはムリ。ウィズフレームボディを持ち、かつリフトアップ・カスタムされた本格4WDでないと、このエクストリームなパフォーマンスとスタイルは味わうことができない。
今回はその中でも、比較的装着ハードルの低い〝35×12.50R17LT〟というサイズをとりあげた。外径は883㎜と、実は現行のJeepラングラーJLならば、少しのリフトアップカスタムで装着ができる。
実際、今回の試乗車両となった「JEPPESEN(ジェプセン)」のJLアンリミテッドは、1インチアップコイルと12㎜のホイールスペーサーのみでのセットアップ。いわば最低限のカスタムだが、これだけで35インチの装着もOKなのだ。
■ジオランダーX-MT 3つの特長
➊ワイルドラグ・グルーブパターン

➋ロックコンセプトトレッド

➌X-MT専用サイドデザイン

■ジオランダーX-MT装着車をチェック!
今回、ジオランダーX-MT(35×12.50R17 LT)を履かせてテストに臨んだのは『JEPPESEN(ジェプセン)』のデモカー・JeepラングラーJL/アンリミテッド 。サスペンションは、オリジナルの1インチUPコイル+純正ショックアブソーバーでカスタム。ホイールにもJEPPESEN MJCR#216(17×8.0J+41)を組み合わせているが、これだけで〝35インチ〟はフェンダー内に収まる。さらにスタイリッシュさを極めるために12㎜のホイールスペーサーをプラス。これはタイヤのストローク時、フェンダー内の干渉防止にも有効だ。

ジープの4WD性能を覚醒するハイレベルなM/Tタイヤがアドベンチャーに誘う

ただしLT規格のタイヤということで、今回エア圧を標準(2.5kPa)より10%ほど高めに設定しているが、エアボリュームが大きいせいか、乗り心地自体は悪くない。ブレーキもハンドリングも想像したよりは違和感が少なく、タイヤノイズ以外のオンロード性能は及第点、ではある。また、今回装着した35インチサイズは、ラングラーを街中で軽快に走らせるのにはギリギリの大きさだと感じた。
一方でオフロードへ踏み込めば、そこはむしろX‐MTの独壇場となる。試しにダートを軽く走ってみるだけで、蹴りの強いトラクションがステアリングやドライバーの腰の辺りにつぶさに伝わってくる。同じジオランダーブランドのマッドテレーンタイヤ『M/T G003』と比べると、このX‐MTはブロック自体が複雑な形状をしているためか、360度、どちらの方向にもエッジが効いてくれる感じがあるのだ。そう、タテ方向にもヨコ方向にも強いグリップが生みだされているこのバランスの良さは、G003のオフロード性能を遥かに上回っている印象だ。
さて、オフロードでの走行は砂・石(河原)・ガレ場・泥と様々なシーンでも試してみたが、どこを走ってみても簡単にグリップを失うことはない。今回、エア圧自体はオンロード走行の時と同じ2.5kPaのままだったが、さらに少し落としてやれば、それこそオフロード競技でも高い実力を披露するレベルにある。
見た目がかなりアグレッシブで“映え”を狙うジープユーザーからも熱い眼差しを集めているというジオランダーX‐MT。しかし、オンロード限定のユーザーならば、装着しての普段使いには少々覚悟が必要ではある。一方でリアルオフローダーとして、しっかりとコダワリを持って履くならば、これほど頼りになる存在はない。
ON ROAD


OFF ROAD








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