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デリカD:5

2021.12.27

【X-Fang】スポーティとワイルドさを融合させる独自のスタンスでシン・パーツを創造

「ワイルドさ」や「四駆らしさ」を追求するカスタム傾向にあるデリカD:5。そうした流れに「スポーティ」というコンセプトを掲げたパーツブランド「X-Fang(クロスファング)」。走りの進化とそのパフォーマンスにふさわしい唯一無二のスポーティさで多くのデリカユーザーから人気を博している。ブランドを象徴する代表例は、ランエボをオマージュしたようなフロントマスク構成。シンプルだが強烈なインパクトは、まさにX-Fang流と言えよう。
 さらに同ブランドはスポーティなエクステリアパーツ以外にものみならず、サスペンション、LEDの照明パーツ、便利な内装ギアなど、デリカD:5のパーツを豊富に揃えている。これらはこれまで培った〝コンペティションシーン〟で使用されるパーツ開発のノウハウを礎に自社展開。優れた設計能力と3Dマシニングといった環境により、オリジナルパーツを生み出しているのだ。
 特にデリカD:5に対しては精力的にパーツ開発を行なっているが、この2021年も無数の後期型D:5用アイテムをリリース。ボンネット後端に装着するウインドーディフレクター、大きめなサイズとフィン形状のトップデザインとしたリアディフレクター、スケルトンスタイルのフューエルリッド、そして従来のミニコンを有効活用できるミニコンゲージやパワー&トルクアップに効果的なインテークディフューザー、内装アイテムのアシストグリップを4点追加するなどなど、その動向からは常に目が離せない!
 先述の通りX-Fangのカスタムパーツは、スタイルだけでなく走りも追求。今回のデモカーも、T‐revやスロットルスペーサーの装着で物理的なチューニングを行ないつつ、ミニコンTRでデジタル的にパワーとトルクの潜在能力を引き出す。また、新作のウインドディフレクターとリアディフレクターは、風を切り裂くような空力性能を念頭にデザイン。本来の意味のエアロダイナミクスなパーツの追加で、スポーティなD:5がここに完成する!

ハートランド製4インチリフトアップキットに、オリジナルの1.2インチアップコイルスプリングを組み合わせて車高UPしたスタイル。タイヤは265/70R16というたくましいサイズで、フロント35㎜、リア30㎜ワイドのオーバーフェンダーでしっかりと収めた。単に車高をアップするだけでなく、調整式のスタビリンク&強化ウレタンスタビブッシュ、リアアッパーコントロールアームを追加し、優れた操縦安定性を与えた。さらに、リヤ側にサブタンク付きのオリジナルのショックアブソーバーも開発中。安定感と快適な乗り心地、攻めた走りが可能な仕上げに期待!
X-Fangスタイルのデリカに欠かせないのが、他に類を見ないカモフラ柄のマッドフラップ。泥除け効果はもちろん、リヤビューのアクセントとしても◎。
11月7日開催の『レッツゴー4WDフェス』で販売され、ユーザーから圧倒的に支持されたシースルーカバー&デザインボルトを配置したスケルトンタイプのカスタムフューエルリッド。ジュラルミン切削のフレームはDELICAをイメージした「D」デザインとするなど凝った造り。シースルーウインドー部分は、対候性に優れたポリカーボネート製。
サイドのカーボンとトップのフィン形状を特長とするモディファイドリアディフレクタータイプ2。サイドフラップのワイド化とデイフレクター後部を延長することで、存在感をアピール。ディフレクターの名の通り、空力性能を考慮。
ボンネット降端部に装着するモディファイドウインドディフレクター。スポーティ&立体的なボンネットスタイルにすると同時に、ワイパー部分をカバーして空気を整流(さらにバグガード的な効果も得ることができる)。デモカーが装着している後期型用は、前期型よりスリムになっており、フロントアイテムとの一体感も強い。ペイント前提のFRP-BK/ツイルドカーボン仕様は折り返し部よりカーボンが覗く。
リアゲート四隅に設置するLEDランプや、白く光るイルミネーション機能を持つアシストグリップver.2は、特に夜間にありがたみを実感。アシストグリップはゲートの開閉をアシストしてくれるのはもちろん、ゲートの最後端に備わるので足もとを照らしてくれるのがポイントだ。
Aピラー/前席上部/Bピラー用のビレットアシストグリップをそれぞれ装着。リヤゲート用も設定有り。
力強さをもたらす絶妙なボリューム感の8スポークにコンケーブデザインを取り入れたオリジナルホイール『XF‐08』。フラットブラックフィニッシュ基調の中にミーリング加工を施し、シルバーのアクセントラインがデリカのボトムをスポーティに引き締める。なお、別売りのリムプロテクターリングを装着するとビードロックホイールテイストを構築できる。
コクピット感を強め、室内の雰囲気を一新するアルミビレット仕上げのシフターとドライブモードセレクターリングを装着。ビレットシフターはガングリップ形状を採用するほか、専用レザージャケットを設定。運転時の操作性も良好。
純正ECUによる制御は扱いやすさを重視しているため、意のままにクルマを操るテクニックを持つドライバーには少々物足りないのも事実。そこで『MINICON-TR』により、燃圧センサー、圧力センサーを経由してECUへアクセスし、CV1W専用にプログラムされた制御情報を反映。燃調やブースト圧に変更を加えて、パワー&レスポンスアップを実現。
X-Fangのディーゼルデリカに向けたチューニングメニューに新たに加わったのが、ノーマルおよびノーマル形状のエアクリーナーにサンドイッチ状に装着する『インテークディフューザーXF改』。大きな負圧が発生することで吸入効率を改善させて、パワー&トルクの向上、エンジンレスポンスアップも期待できるアイテム。
純正ECUユニットへアクセスし、ブースト圧や燃料の増加などを行なう〝ミニコン〟の作動状況を分かりやすく表示してくれる『ミニコンゲージ』。ブースト圧およびピークホールド表示、エアフローセンサーの吸入空気量および吸気量ワーニング、電圧、燃料制御グラフなどを表示することができる。