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【WORK】美しく輝く中にも機能を宿したWORKホイールの矜持を見事に体現するNEWモデル「CRAG LCG」

◆CRAG LCG

スポーティからドレッシーなスタイルまで、造形が複雑なマルチピース構造のアルミホイールを得意とするメーカー『WORK(ワーク)』。性能面だけでなくデザイン性も追求する同社から、また魅力的なアルミホイールが誕生した。
 ランクル300に向けた完全新作ホイール『CRAG LCG(クラッグ・エルシージー)』だ。

マットブラックピアスマシニング

ブラックカットクリア/
ブラックピアスマシニング

特徴はリム部にはビードロックリングを彷彿とさせるオフロードテイストを与えたのに対し、センター周りには緩やかなコンケイブを描く2×8の骨太なメッシュデザインを採用し、両者を融合させていること。さらに装着車種のキャラクターからオンもオフも高いレベルで乗りこなすことを想定し、1サイズ18インチのみ。
 また『LCG』は、外周にWFTロゴを刻印。これは抜群の強度を誇るWORKのスポーツホイールが採用する、WFT製法で仕上げられた高性能ホイールの証なのだ。

オフロード感を与えるアウターリムフランジは、歯車のようにも見えるビードロックリング風にデザイン。オフロードタイヤと組み合わせた時サイドウォールに負けないインパクトを放つ。
新設されたCRAGのオーナメントセンターキャップ(レッドリング)はバランスを図りつつ、最大限にインパクトを演出できる大きさに設定。
メッシュディスクを生み出す2×8スポークは、アウターリムに向かってラウンドする形状。18× 8.0J+52のハイインセットでもリム深度を稼げるため、実サイズ以上の立体感を演出。攻めたアウターのリムフランジと、洗練のメッシュが融合したスタイルも見事だ。
車両に装着したブラックカットクリアブラックピアスマシニングのベースカラーはグロスブラック(艶有りの黒)で、リムフランジ部を切削した後にクリアブラック塗装でフィニッシュすることでよりラグジュアリーな印象を得ている。対してマットブラックピアスマシニングは全体的にマットブラック(艶無しの黒)となり、ピアスホール部のマシニング加工がアクセントとなり、スパルタンな印象を受ける。

※WFT(WORK FLOWFORMING TECHNOLOGY)製法 とは?

ワークエモーションシリーズをはじめ、インナーリム部の成型において鋳造完了した素材のリム部分に「圧力」をかけながら伸ばして成型するフローフォーミング製法を採用するWORK。この製法で鍛えられたアルミのマクロ組織が微細化することでしなやかさが増し、さらにリム部板厚の薄肉化による軽量化がプラスされることで鍛造製法に匹敵するメタルフローを実現できる。これでインナーリムに要求される「引っ張り強度」や「粘り強さ」も飛躍的に高められると同時に、アウターリム部も耐衝撃性に優れた設計にできるため、従来の鋳造ホイールから性能の飛躍が可能。ラリーなどの厳しい状況での走行、バーストしても走り抜けられる性能を必要とする技術だが、CRAG LCGもこの『WFT製法』で製造される。