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【To Fit】電子の働きを利用して四駆をサビから守る

■ラストストッパー 電子サビ防止装置

 スタッドレスタイヤは優秀だが、実はスパイクタイヤが禁止されてから、融雪剤の散布量が大幅に増えてその性能をアシストしているという。それだけでなく昨今の温暖化によって近年は大型台風が何度も発生。その影響を受け、沿岸部だけでなく海から20㎞近く離れた広範囲の内陸部にまで海の塩が潮風で運ばれてくる。また中国大陸の発達によって、工業有害物質(PM2.5など)も飛来することももこれまでは考えられなかった。つまり、従来はなかった錆びや塩害が起きているのだ。
 そして言うまでもなく今は冬の融雪剤と潮風、そして乾燥が激しく、春の黄砂が訪れる前の非常に危ういシーズンなのだ。
 一方冬だから洗車の機会は減ってしまい、塩や工業有害物質や粉塵などが、以前よりボディ各所にたまりがち。そうなると、ボディのサビ発生が心配だ。傷つけたり、ぶつけたりすれば、そこからサビはたちまち進行してしまうし、一旦サビが発生すると、その補修は厄介(しかも高額だ)。多湿で酸性雨や塩害などにさらされる日本は、サビが発生しやすい環境にあるのだ。

「サビの発生を電子の働きで抑制」

 このメカニズムは科学・化学的に証明され、欧米では50年以上前からこのサビ抑制が、コンビナート、地下パイプライン、海沿いの水道施設、橋げたなどの鉄の腐食防止に応用されている。
 ツーフィットが開発し、数年かけて沖縄から北海道までの全国各地で四季を通して検証した自動車向けのサビ防止装置『ラストストッパー』。先述のメカニズムと同じく、電子の働きを利用して鉄板の腐食作用を軽減・消滅させる効果がある。実際サビやすい環境下におけるラストストッパーの実証実験(上部の囲み)でラストストッパーを装着した鉄板にサビは発生しなかったことが証明済み。つまり、ラストストッパーの導入で、サビへの不安は解消される。
 ラストストッパーは12V&24V用をラインナップし、すべてにオートプロテクト機能付き。バッテリー上りの心配とも無用だ。 

ヘビーデューティータイプ

レギュラータイプ

ラストストッパーは完全防水仕様。水分が装置内部に浸入するのを防ぐためにケースはしっかり密閉され、さらに基板にも防水処理を施されるなど、湿気に対して万全の対策がとられている。

塩水を使った実証実験 >>>

ラストストッパーを装着した場合と非装着の場合で、24時間後のサビの発生を比較した。ラストストッパーを装着した鉄板(右側)はサビの発生を完璧に抑えているのに対して、非装着の鉄板(左側)には、多量のサビが発生していた。

専門知識がなくてもDIYで簡単取付け可能

本体を装着する場所を決めて、赤い線をバッテリーのプラスターミナルに配線する。
※ターミナル接続の際、端子をバッテリーから完全に外さない。

黒い線をバッテリーのマイナスターミナルに配線、本体のLEDランプが点灯していることを確認する。

エンジンルームの適当な場所にボディアースと同じ要領でクリアワイヤー(短い方)を配線する。
さらに長い方のクリアワイヤーは、フレームに接続して使用する。
※クリアワイヤーは必ず塗装してある面に接続すること。剥き出しの金属に取り付けると、サビがそこに集まってしまう。

本体の固定場所は、作動状態がすぐ確認できるようにエアクリーナーボックスの上部に。取付けの際は、接着面を脱脂して油分を取り除く。