◆ラストストッパー
多湿で酸性雨や塩害などにもさらされやすい日本は、サビにとっては絶好の環境。特に昨今は世界的な新型コロナウイルス感染症の影響もあり、洗車場へ行く頻度が落ちているカーユーザーが多く、工業有害物質や粉塵、塩などがボディの各所にたまりがちになる。
まずは、サビの発生原理から簡単に説明していこう。鉄は原料である鉄鉱石から酸素を追い出して作られていて、放っておけば空気中の酸素とくっ付いて元の安定した状態に戻ろうとする。その時に手助けをするのが水分で、水が電気化学反応を発生させることで鉄をイオン化させ、空気中の酸素と結合しやすくなる。こうしてサビは発生する。だから錆は梅雨時や秋の長雨時に発生しやすい。この結合を、電子の力で防止しようというのがラストストッパーなのだ。

そこでオススメしたいのが、自動車向けのサビ防止装置「ラストストッパー」だ。
電子の働きを利用して、鉄板の腐食作用を軽減・消滅させるという画期的なメカニズムを持つ本製品。その働きは欧米を中心に50年以上も前から研究・実証されており、コンビナートや地下パイプライン、海沿いの水道施設などですでに応用されている。
この「ラストストッパー」も、実証実験で錆びやすい状況下にある鉄板のサビを完璧に抑えるという満点の結果をたたき出しており、信頼性は十分。本製品を導入することで、サビへの不安は解消!というワケだ。
また、すでに多くのユーザーが導入している「ラストストッパー」だが、現在販売中のモデルは内部の改良がさらに進み、性能を向上!パワーアップバージョン。本体の外観についてはそのままに、LEDの点灯パターンを変更。通常バッテリーが12.3V以上だとLEDが点灯。そして12.1V~12.3V時はLEDが点滅し、ラストストッパーからのパルスは出力を停止する(点滅時の消費電流は2mAくらい)。さらにバッテリーが12.1V以下になるとシステムはOFFの状態になり、LEDが消灯する。つまり、LEDの点灯パターンで電力の状態も確認できるようになったのだ。さらに、大きな改良点としては内部部品を含めてデジタル化することで、パルス出力の安定性が向上している。
詳しい装着方法については上のコラムで詳しく説明しているが、12V全車に対応しており、バッテリーのオートプロテクト機能も標準装備。通常タイプに加え、海辺や雪の多い地域を走るクルマや、Jeepやランクルのような大型四駆、そしてすでにサビが出始めてしまっているクルマ向けに、ボディと下回りの2カ所に設置できるヘビーデューティータイプがラインナップされているのも嬉しいところだ。
消耗部品とは違い、ボディはダメになったら交換というわけにはいかないもの。すでにサビが目立つとしても、これ以上の進行を食い止めることが、車体の寿命に直結することは言うまでもない。
愛車に長く乗り続けるためにも、サビの天敵「ラストストッパー」でしっかり対策をしておくべきだ。
四駆でも安心できない各部をむしばむサビの増殖力!




簡単4ステップで装着可能!

①本体を装着する場所を決めてから、赤色コードをバッテリーのプラスターミナルに配線。
※装着場所は、作動状態をすぐ確認できるようにバッテリーの上部とするのがオススメ。またターミナルに接続する際、車両側の端子をバッテリーから完全に外さないようにする。

②黒色コードをバッテリーのマイナスターミナルに配線する。本体のLEDランプが点灯するのを確認しておく。

③続いて、短いスケルトンワイヤーはボディアースと同じ要領でエンジンルームの適当な場所へ、長いスケルトンワイヤーはフレームの塗装してある面に接続する。
※スケルトンワイヤーは必ず塗装してある面に接続すること。むき出しの金属に取付けるとそこにサビが集まるので注意。


④本体のLEDが点灯していることを確認し、エアクリーナーボックス上部などに付属のマジックテープで本体を固定する。
※本体固定の際は接着面を脱脂して油分を取り除く。



ラストストッパー ラインナップ

ヘビーデューティータイプ ¥30,800
軽自動車用¥19,800

レギュラータイプ¥25,300
- To Fit/ツーフィット
- 045-253-7945
- https://www.to-fit.co.jp