Jeepがリリースするフルサイズ ピックアップトラックといえばグラディエーターである。並み居るアメリカンピックアップトラックと肩を並べる巨体に、一目でJeepブランドと分かる強烈な存在感を放つフロントフェイスで、多くのアメリカ人を虜にしている。いま日本では、空前のピックアップトラックブーム。ハイラックス、ランドクルーザー79、タンドラ、タコマ、アバランチほか、大小様々なトラックが市場を賑わしている。そんな中、グラディエーターが国内デビュー(2022年6月)。タイガーオートでは、グラディエーターの魅力を伝えるには、ライフスタイルが見えるカスタマイズを提案するのがベストと考え、パーツをコーディネイト。Jeepブランドらしさ、ピックアップトラックらしさを存分に楽しめる1台に仕上げてみせた。
初見は、USのカスタムトレンドを巧みに操るタイガーオートにしては少しおとなしい感じ。それは同社が手掛けた本国アメリカ仕様をベースにしたカスタマイズを見ているからかも知れないが…。ちなみにそれはJeepブランドらしさを最大限に強調されており、3インチアップキット(Fabtech製)でリフトアップし、艶やかなクリアレッドのホイール(17×9.0J)を合わせたスタイル(タイヤは39インチ)。さらに、ノーマルとの差別化を図るために各所にUSカスタムパーツメーカー製の逸品を積極的に取り入れ、迫力のエクステリアを実現していた。対する日本仕様も標準よりも大きなタイヤ(35インチ)を履かせているが、限りなくノーマル然としたスタイリングが際立つ。そこに、プラスαのカスタマイズで週末にちょっと遠出をしたくなるスタイルを表現した。カスタマイズの詳細については、後半部分で紹介しているので、グラディエーターに興味がある人は、ぜひカスタマイズの参考にして欲しい。
さて、タイガーオートは、ディーラー的スタイルをベースにしながら、車両販売、車検対応範囲でのカスタマイズ、メンテナンス指南までしてくれる、頼れるプロショップなのである。
週末キャンプに出かけたくなるスタイル
グラディエーター ルビコンのパワー&トルクをスムーズに路面に伝えるべく35インチサイズのマッドテレーンタイヤに変更。存在感のあるホイールと組み合わせたことで足もとに重厚感がプラスされた。サスペンションはノーマル、フェンダーは、オリジナルのハイラインフェンダー(フロント)に変更し、ちょっとハードなラフロードにも対応。荷台は、メーカーオプションのラインXでコーティングしてあるので気兼ねなく荷物を出し入れできる。荷台上方のデッドスペースには、タックルラックを組んで積載性をアップ。天井にARBルーフトップテントを取り付けたので、目的地では、極上の車中泊を楽しめる!
といった具合に、最小限のカスタマイズで、グラディエーターは、その利便性を大きくアップさせることができることを実証して見せた。タイガーオートの手腕、恐るべしである。
荷台のユーティリティ性を高めるテクニック
- タイガーオート
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