〝あったらいいなぁ〟を形にすることでラングラーの魅力を存分に引き出してきたタイガーオート。「ほかの4WD・SUVにできて、ラングラーにできないことを無くしたい」をモットーに、安心・安全に楽しめる、オリジナリティの高いカスタマイズを提供し続けている。ここに紹介する車両は、東京オートサロン2022のMLJブース(ホイールメーカー)に展示すべく開発されたショーカーで、同社のマスコット的な存在であるタイガーパッケージとは一線を画す存在感である。
オリジナルのコイルスプリングで50㎜リフトアップし、タイヤを39インチのMTタイヤに変更、ボディの各所に手を加えラングラーの世界観を大きく高めるなど、ジープファンならば、タイガーオートの手腕によるものであることを見て取れるカスタムを随所に施してある。この車両の最大のポイントは、「ラングラーはキャンプシーンでも大いに活躍する車である」を表現したこと。キャンプシーンに欠かせないテントやタープは、ルーフ上部にポップアップ式テントを、ルーフサイドには、スライド式のオーニングで代用している。すべてを展開すると、ベース基地の出来上がりである。テントやオーニングの取り付け位置が高いので、テントからの眺めは良く、また、オーニングの下は、170㎝以上の大人が圧迫感を感じることなく快適に過ごせる広大な空間が確保されている。タイガオートがプロデュースしたオーバーランドスタイルは、巧みなスタイルアップに繋がるコーディネイトの妙を学べるだけでなく、樹脂トップの活用テクニックを知るよい機会となることにも注目したい。ラングラーの本質を引き出すカスタムを提案できるタイガーオート、流石である!
ラングラーの本質を引き出す
車高を上げているので、ルーフテントからの見晴らしは素晴らしくいい。また、オーニングの下にも余裕があり、快適に過ごせるキャンプが約束されている。
ラングラーの走破性を高めるためにオリジナルのサスペンションなどで車高をアップ。組み合わせたタイヤは、走りだけでなく、スタイルアップにも効く、BFGoodrichのMud-Terrain T/A KM3を選択した。39インチの大径である。
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