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【flexdream】自由な旅を約束するARB4x4 Accessoriesによるリアルオーバーランドスタイル

 自由気ままに贅沢な時間を満喫できるオーバーランドスタイル。150プラド(後期型)とハイラックス(後期型)。フレックス・ドリームがプロデュースを手掛けたこの2台は、国内のディーラーでは決して入手できない新車コンプリートや魅力あるカスタムメニューを用意している。
 まず、150プラドはアースカラーのベージュへオールペイントを実施。よりハードなセクションへのアクセスを可能にするM/Tタイヤの装着やオールドマンエミュー、BP-51、さらにウインチはWARNのマグナム12K-S、ARBのサミットバンパー、サミットサイドレール&プロテクションサイドステップ、アンダーヴィークルプロテクションなどで武装。そしてルーフには昨今流行中のオーバーランドスタイルを最大限に象徴するアイテム、ルーフトップテントを搭載した。まさしく時間と場所を選ばず、自由気ままな旅が楽しめる仕様となっている。
 一方のハイラックスは、エクステリアに大きな変化がある。フロントを海外仕様(タイ)ハイラックス・レボの上級グレードである「ROCCO(ロッコ)」スタイルとし、ワイルドなフロントマスクとワイドボディへ進化。リヤにはARBのクラシックプラスキャノピーを載せ、ピックアップの弱点でもある荷台の防犯性や耐候性を向上。同時にスタイリッシュなエクステリアをも手に入れている。
 このARBクラシックプラスキャノピーのメリットは、まずロックキーを装備していること。さらにリアのみならず左右のウインドーも跳ね上げ式で開閉もできる。そう、高いセキュリティと使い勝手の良さを誇るのだ。また、この手のキャノピーは剛性が不足したものが多いのも事実…。だがこのキャノピーは標準でスチールインナーフレームを装備し、さらに拡張性も高められるオプションフレームを用意しているため、不安なく装着できる。その証明として、キャノピーのトップにARBのBASERACK(ベースラック)の積載が可能。さらにこのルーフラックにサイドオーニングやルーフボックスを追加で装着できる。
 ではハイラックスの最大の特長である広大なベッドスペースはどうなっているだろうか?もちろん純正の鉄板むき出しのままなワケはなく、強靱な防護塗装として名高い「LINE-X」を施工。ノーマルでは荷物の出し入れでどうしてもキズが付く。しかしLINE-Xが施してあれば、例えば自転車やキャンプギアを少々ラフに積んでも、塗装面がキズ付くことはまずない。ハイラックスオーナーにはマストなスプレーオンベッドライナーといえよう。
 ちなみにLINE-X塗装をリアバンパーにも施した。キズ防止という最大の魅力と、タフで迫力のあるリアビューの演出にも効果的なカスタムメニューなのだ。
 優れた実用性が与えられたこのハイラックス(ROCCOスタイル)、走行性能に置いても抜かりなし。サスペンションには前後ともリザーブタンク付きショックアブソーバーの「オールドマンエミュー・BP−51」をインストイール。ここに同ブランドのフロントアップコイル、リアにリーフを組み合わせてリフトアップも敢行。最適なセッティングとすれば、ハードなオフロードと快適なオンロード走行を両立できる最強のハイラックスが生み出せるのだ。

◆HILUX Gun125 後期

ARB クラシックプラスキャノピー

フロントフェイスとともにフレックス・ドリームのハイラックスデモカーを特長付けているのが、このARBクラシックプラスキャノピー。サイドウィンドウはスライド式をベースにデモカーのように跳ね上げ式に変更することも可能。左右いずれか、または両方にオプション装備することができ、サイドリフトアップウィンドウ用もリアウィンドウと同じくキー付きとなり、同じ鍵で開閉できる。また内部の剛性を確保するため、中央部には標準でフレームが備わるが、さらに剛性を求める場合、前後に備えるフレームをオプションで用意して対応。
デモカーが装着するARBクラシックプラスキャノピーは、ボディ同色のスムース仕上げ(グレイン仕上げの選択も可能)。またベッドのオーバーレール部分にLINE-Xを施工し、キャノピーとの接合部に生じがちなキズつきを防止。

“Revo” ROCCO FACE

新しく追加されたGRスポーツのフロントフェイスが話題を呼んでいるが、このフレックス・ドリームのハイラックスは同じ形状のタイ仕様・上級グレード「REVO ROCCO(レボ・ロッコ)」のフロントバンパーに変更カスタマイズ。GRスポーツのフェイスはボディ同色感もあって洗練された印象だが、ROCCO仕様は塗分けられた効果もあってむしろタフな印象が強い。さらに ここに純正Z“GR SPORT”用のオーバーフェンダーを同時装着することにより、かなり攻めたフロントエクステリアを構築。
REVO ROCCO用フロントバンパーの下にはARBアンダーヴィークルプロテクターとリカバリーポイントを装備し、万全のオフロード対策を実施。

LINE-Xスプレーオンベッドライナー

アメリカ軍・米政府が認めた最強カスタム塗装「LINE-X(ライン・エックス)」とは、アメリカ生まれの耐衝撃・防キズ・防サビ・防水・塩害防止、滑り止めや防音といったさまざまな性能を発揮する特殊防護用塗料として、本物の証「MIL SPEC.」を獲得済み。また、ピックアップ大国のUS/UKトヨタのメーカーオプションにも採用される。塗装面のザラッとした質感は、スプレーオンベッドライナーとしての機能性はもちろん、カスタムペイントとしても要注目。ボディなどの金属面をはじめ、FRPや樹脂パーツにも塗装が可能。
ベッドには、荷物のタイダウン(固定)が簡単にできるようARBのトラックレールを装着。またARB油圧ダンパーを装備してテールゲートの開閉も楽に。

ARB BASERACK+サイドオーニング

クラシックプラスキャノピーをさらに拡張すべく、ルーフラック「ARB BASERACK」を搭載。薄型ながらタフに使えるBASERACKによって、キャノピー上部の有効活用が可能となる。なお、装着する際には耐荷重に対応させるためのオプションのキャノピーフレームとの接合が必要だ。
 一方、右サイドにはBASERACKを介してARBサイドオーニングを装備。ソフトケースカバーに収納されたサイドオーニングは、慣れれば1人で設営&撤収が可能。時間や場所を選ばず、アウトドアのリビングスペースが簡単につくれるのは、非常にありがたい限り。
サイドオーニングの幕は火にも強いポリコットンを採用。決して分厚くないが、強い日差しや多少の雨避けに有効。またLEDライト内蔵のモデルは、USB接続でLED照明が光る機能も備わる(後からLEDの追加は不可)。
TOYO TIRESのタイヤ、 OPEN COUNTRY R/T(285/70R17)。そこに日本スペックのカスタムでも無理なく合わせられるKMC KM718 SUMMITホイールの17インチをセット。サスペンションはBP-51ショックアブソーバーに、フロントコイル、リアリーフという組み合わせだ。
LINE-X Auto Japanは日本で唯一のLINE-X自動車部門認定ディーラーとして、ベッドライナーを中心に、さまざまなカーカスタムの施工に対応。フレックス・ドリームが運営している。

◆LAND CRUISER PRADO 150後期

最大のポイントは〝オーバーランドスタイル〟であることだが、それ以外にも多数のカスタムポイントがある。まずエクステリアにはARBサミットウインチバンパー、サミットサイドレール&プロテクションサイドステップ、リカバリーポイント、アンダービークルプロテクタなどを装備。さらにボディをアースカラーのサンドベージュに全塗装。これらが相まって、まるで海外で実際に旅しているオーバーランド・グランドツアラーのような雰囲気を与えた。さらに、フロントグリルやリアガーニッシュ&エンブレム、バンパー下部にはザラザラした独特な質感と強固な保護効果を持つ最強塗装「LINE-X」を施工。サンドベージュのボディとの相性もいいLINE-Xは、ぜひ取り入れたいカスタムメニューのひとつだ。サスペンションは前後ともオールドマンエミューBP-51のキットを装着。
ハイラックスと同様に薄型アルミ製のフラットルーフラックタイプのARB BASERACKを搭載。その上には憧れのオーバーランドスタイルを可能とするARBルーフトップテント・フリンダースを装備。その特徴は厚みが薄くなり、収納・設営がさらに簡単になったこと。また天窓も装備している。ルーフラックの右側にはソフトケースのARBサイドオーニング(2500㎜×2500㎜)も装備。
ARBサミットウインチバンパーには、IPFのLED大型ワーキングランプ(X TREME LED SPORT 900XLS 2 TOURING)を搭載。さらにその奥にはWARNのマグナム12K-Sウインチを内蔵。ナンバーを跳ね上げて使うことが可能で、シンセティックケーブルへ容易にアクセス!
ウインチバンパーには、オーストラリア仕様GME無線用アンテナを搭載。国内法基準には合致しないためダミーだが、豪州仕様的な雰囲気がイイ!
ネイティブ・アメリカンの伝統的な柄が特長のPENDLETON(ペンドルトン)とのコラボで誕生したシートカバーやドアトリム内装も人気。

オールドマンエミュー「BP-51」
別タンク式バイパスショックアブソーバー

サスペンション形式の違いはあるが(150プラドは前後コイル、ハイラックスは前コイル/後リーフ)、両車ともにBP-51ショックアブソーバーをセット。別タンク(リザーバータンク)式で大容量のオイル確保が可能になり、熱ダレの抑制やセッティング幅の増加といったメリットがある。なお、最大の特長は独自のバイパス機構を採用しているということ。
ピストンの位置によって圧力をバイパスさせる機構を備えるBP-51。外部にバイパスさせる製品は他社にも存在するが、このバイパス機構をショックのケース内で行っていることがBP-51の画期的なポイント。例えば、通常走行時はピストンの圧力をバイパスさせた状態となり、ケース内の圧力は低くなる(乗り味は柔らかくコンフォートになる)。一方オフロード走行時などの「たくさん縮んでいる時」と「たくさん伸びている時」にはピストンがバイパスされない。つまり、ケース内の圧力は高くなり、路面追従性に優れた走りを実現。ちなみにオフロードで足が伸びた時は、地面を踏みつける力が強くなり、トラクション性能も向上する。