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【FLEX】ランクルマイスターが世に問う究極の150プラドカスタム、爆誕!

フラッグシップが300系へとモデルチェンジし、先の見えない納車待ち状態が続くなど、話題に事欠かない本格派4WDのランドクルーザー。この〝300フィーバー〟の影響もあるのか、モデルチェンジ間近と言われていた弟分のプラドは現行型の150系のまましばらくモデルチェンジしない…という風の噂も聞こえ始めた。
 地球上の過酷なフィールドを走破してきた日本が世界に誇るランドクルーザーを相棒にするなら、コダワリのオールドランクルにするか、熟成されきった150プラドにするか…悩ましいが、それならば〝カスタムコンプリート・プラド〟という選択肢はいかがだろうか?
 全国各地にランクル専門店を展開するFLEX(フレックス)では、後期型150系プラドに対して、さまざまなカスタムアプローチをしている。しかも新車・中古車の両方で、カスタム・コンプリートは人気を博している。
 主なメニューは2インチのリフトアップ(もしくは4インチアップ)、そこにトーヨータイヤのオープンカントリーやクリムソンの最新ホイールなどを組み合わせ他オールラウンダースタイルだ。さらに現代のカーライフにマストハブなSDナビ、ETC、バックカメラも同社のコンプリートでは網羅。さらに今回紹介する150プラドの新車コンプリートは、FLEXオリジナルのボディキットが装着されるなどより個性を発揮するカスタマイズモデルなのだ。

  後期型150系プラド用のFLEXオリジナル・エアロキットは、〝エアロ〟と言っても、単なるドレスアップアイテムとは一線を画したもの。むしろエアロ本来の意味であるエアロダイナミクス(=空力)に寄り添いつつ、カッコ良く決まるボディキットなのだ。パーツの監修をしたのは、スーパーGT参戦などで名を馳せるチューニングメーカー「SARD(サード)」。ゆえに150プラド用だが、そのコンセプトは〝ピュアスポーツ〟で彩られている
 フロントのスポイラーはいわゆるカナード風のアンダーリップで、そこからフロントフェンダー&リヤフェンダー、そしてリヤのアンダーカバーまで続く一連の流れには、スポーティな雰囲気が醸し出されている。
 ちなみにこのボディキットには、樹脂製ブラックのほか、ボディ同色仕様が設定されている。またいわゆるローダウンエアロではないため、ノーマル車高はもちろん、リフトアップスタイルにもハマるオールマイティさも魅力だ。最もベーシックなマッチングは、FLEXの150プラド新車カスタム・コンプリートにおいて中核を担う2インチリフトアップ仕様に、タイヤサイズは265/70R17の組み合わせ。FLEXでは特にこのサイズのタイヤには、TOYOタイヤのOPEN COUNTRY R/Tのホワイトレターを推奨している。
 またキャンパーにオススメなのが、アウトドアと共にあるカーライフに適したオーストラリア発のキャリングギアブランド「ライノラック」の薄型ルーフラック。オリジナルのルーフトップテントやサイドオーニングを搭載すれば、さらに機能性を高めまる。アクティブ派のユーザーには、まさに朗報だ。

スラストスポイラーとも呼ばれるカナード風なデザインのフロントリップスポイラー。プラド本来のフォルムを損なわずに、ディフューザーのディテールを加えることでピュアスポーツのイメージを注入。ボディ同色仕様や樹脂ブラック仕様など、装着車量に合わせて雰囲気を変えられるのが特長だ。
ゴロゴロした岩が転がるキャンプ場で気になるフロントアンダー。実は純正は樹脂パーツでのガードのみで、ちょっと不安を感じる。そこでFLEXではリクエストも多かったスキッドプレートをオリジナルで製作。縞板鋼板のハードな見た目に「FLEX」ロゴをレーザー加工した逸品は、ガードアイテムの機能性と見た目のドレスアップ効果を両立。通常は2.5㎜厚のアルミ素地だが、今回は試作品のブラックバージョンを装着。
フロントリップスポイラーから流れるように装着されるフェンダー。実は出幅自体はそれほどの量ではないが、後端のレーシーな造形とも相まってワイド感を増幅。リヤセクションには、純正バンパーに被せるタイプのアンダーカバーを採用。
FLEXオリジナルの2インチリフトアップコイル。純正の乗り心地を損なわないマイルドな乗り心地を披露するオンロードを重視したサスペンション。さらにショックアブソーバーには、容量が多くしっかりとロールや揺り返しを抑えてくれるKONI ヘビートラックをコンビしている。
クリムソン発の傑作ホイール「MG・ゴーレム」のFLEXオリジナルカラーが近日発売予定。MG・ゴーレムの圧倒的なディープコンケーブデザインや高剛性・軽量化が図れる「フローフォーミング製法」はそのままに、FLEX別注カラーのブラック×マシニングリップ+ブラッククリアを採用。抑えの効いた艶やかなブラック感を演出。
キャンプブームの昨今、ちょっとやってみたいけれど初心者でキャンプする機会がないという方は意外と多い。今回、モデルを務めてくれたFLEX GIRLの松田 蘭さんもそんなインドア派の一人。まだ寒い季節で温かいコーヒーの有難みを実感しながら、ゆっくりと過ごす焚き火タイムを満喫。今回の相棒のプラドも乗り心地を含めを気になったいたようだ。
MODEL 松田 蘭さん
●Instagram=@ran_mjargtne
●Twitter=@ran_mjargtne
 〇TOKYO AUTO SALON 2022
  イメージガール「A-class」
 〇日本レースクイーン大賞 2020
  新人部門メダリスト&東京中日スポーツ賞
 〇SUPER GT ZENTsweeties2021
 〇S耐 SHADE GIRLS 2021

BLITZ COMPRESSOR SYSTEM for PRADO[35.6ps&トルク54.7Nm UP!!]

 見た目・性能、コスパ、そしてカスタマイズによる拡張性など、150プラドのエンジンは2.7ℓガソリンエンジン(2TR-FE型)モデルは、ハッキリ言って隙がない。ただひとつ不満を挙げるとしたら、それはヘビーな車重に対しては不足気味なパワー&トルクだろう。かといって2.8ℓクリーンディーゼルエンジン搭載モデルとの価格差は約80万円も開きがあるため、積極的にディーゼルに乗りたい理由がなければ選びにくい…。
 今回それを解消するアイテムとしてFLEXが取扱いを開始したのが、ブリッツ製コンプレッサー(スーパーチャージャー)のボルトオンキットだ。驚くべきはその効果でシャシーダイナモによる計測では出力で35.6ps、トルクは54.7Nmというパワーが得られるという。ルーツ式となるこのスーパーチャージャーは、クランクシャフトの回転をベルトで伝えて駆動力を得るシンプルなもの。ゆえにその最大のメリットは低回転域から発揮する分厚いトルクにある。2.7ℓガソリン仕様の150プラドに軽快な走りをもたらすことはもちろん、リフトアップ車両の加速力向上やトレーラー牽引時にも余裕ある走りを提供してくれる。
 実際、特有の「キュイーン」というスーパーチャージャーサウンドを背中に感じながら走ると、想像以上にアクセルを踏み込みたくなってくる。出足の良さもさることながら、ちょうど高速走行でおいしい速度域の時速80㎞を超えてくると(3000回転あたりから)、一層パワーが噴き出す感じでノーマルとの差をハッキリと見せつけてくれる。
 燃料の増量セッティングなども込みのボルトオンキットのため、エンジンに過度の負担も与えないし、ポン付けで出力&トルクアップが得られるのは大きな魅力だ。
 このキットの価格は税込み51万4800円、フレックス店舗での装着は工賃が10万円程度に設定されるというから、それでもディーゼルグレードを買うより手軽な価格設定だ。何より、すでにプラドに乗っているオーナーでも後付けチューニングできるのは本当に嬉しい限りだ。
内部に特殊コーティングを施したインマニ一体式のコンプレッサーを採用。純正のエアクリーナーBOXのまま装着が可能な上、専用のフューエルコントローラーが付属するため、細かいECUセッティングは不要。いい意味でのお手軽さが魅力にもかかわらず、しっかりとレスポンスをアップ。
装着後の使用ガソリンはハイオク指定。また高熱価プラグへの変更を推奨。コンプレッサーキット装着時には、インマニとエンジンの間に使用するガスケット、スロットルボディガスケット、ウォーターインレットガスケット(NO.1)、トヨタ純正LLCが別途必要。
スーパーチャージャーを装着すると高速走行だけでなく、フィールドにアクセスする際の走りにも好影響がもたらされる。とくにM/Tタイヤを履いて足もとが重く感じているなら、効果を体感できるだろう。
コンプレッサーの効果はスタートと同時に体感できるが、3000回転を超えると、ノーマルとの差は大きく現れる。また明らかに違うスーパーチャージャーサウンドを感じると、さらに走りが楽しくなる。