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【CANUS】高い整備技術を基本に適切な調整も実施するプロの技

東北自動車道の蓮田スマートインターからクルマで約10分の場所に位置しているキャナス。ここは、車検から一般修理などをメインに行なっているが、普通の整備工場とはかなり違う側面を持っている。そのひとつが、オフロードレース出場車などの競技用車両製作。しかも、TRDの競技用パーツ販売を可能にしている数少ないショップでもある。また、それらで得た技術をベースに、あらゆる4駆のカスタムも行なっていて、もちろんランドクルーザーシリーズも、年式を問わず幅広いカスタムを受け付けている。
 競技用車両製作も一般車のカスタムも、それを行なう上で重要となる技術は一般整備だ。ノーマル車両の正確に整備する技術が無ければ、その先にあるカスタマイズにおいても、適切なインストールはできない。さらにいえば、単なるパーツのインストールだけでなく、装着後の最適な調整=チューニングを行なわなければ、改良でなく改悪となってしまうことも多い。装着して完了ではなく、装着後にオーナーの好みにマッチさせるべく調整までを行なってくれる。
 その丁寧かつ真面目な仕事を行なってくれるキャナス、その事実は、多くの顧客がリピーターであることからも確認できる。また、昨今では、パーツの入手が難しくなっているランクル60などの旧車用サービスも充実させており、純正と同等のオリジナルパーツを展開しているのだ。

ブレーキパッド&シューを各ランクル用をラインナップ

 ランクルを始めとして、あらゆる4駆のカスタムを行ないつつ、車検整備や一般修理も主軸としているCANUS。ゆえに、純正パーツの確保、またはそれに準ずる高品質なOEMパーツや車外パーツの確保は重要なこと。その中でも交換頻度の高いブレーキパッドは、純正パーツが入手しにくい現状にある古めのランクルにとって、そのパーツ選びが非常に重要になっている。
 そこで、確かな制動力と鳴きの発生が少ないこと、さらにはダスト汚れしにくいという、純正以上の魅力を備えたオリジナルのブレーキパッド及びブレーキシューをリリースしている。ランクル60、ランクル80はもちろん、あらゆるランクルやFJクルーザー、ハイラックスなどに対応するブレーキパーツを用意している。また、現状のラインナップには無いモデルであっても、バックプレートさえあれば製作することも可能。ワンオフの場合は、利き具合などの要望に応えることも可能としているので相談してみよう。
例えばラジエターの水漏れ。その状況を見極め、修理か交換かなどの適切なアドバイスをユーザーにしてくれる。また、オリジナルのプーリーを製作するなど、ないものは作るという、昔気質な整備工場でもある。
堅牢で丈夫、そのようなイメージの強いランクルだが、それには定期的なメンテナンスが不可欠。特にメンテナンスフリーが進んだ高年式モデルとは異なり、ランクル60や80はナックルハブの定期的な分解清掃も必要だ。

■ノーマル派へ待望の独自のアイテムを提供する

 もはやその走行距離に関わらず、300万円以上のプライスが付けられるのが普通となっているランクル60。中古車市場ではなかなかノーマル車両を見つけることは難しい状況になっているが、エンドユーザーにはノーマル派も多く存在していることは確か。
 しかし、ランクル60のノーマル派にとって困るのが、純正パーツに欠品が出ており、欠品ではなくとも入手までに時間が掛かるというパーツは増加傾向にある。
 その代表例ともいえるのが、ブレーキパッド&ブレーキシュー、マフラー、リーフスプリングの3点。特にリーフスプリングとマフラーの純正パーツは、非常に入手しにくい状況にあり、消耗品でもあるこれらを手に入れることができなければ、車検を通すのも困難という場合も増えているのだ。
 この問題を解決するために、キャナスではオリジナルのブレーキパッド&ブレーキシュー、マフラー、リーフスプリングの3点をリリースしている。マフラーとリーフスプリングは、純正と同等のパーツ、いわゆるリプレイス品ともいえるもので、見た目も品質も純正と同じといって良い商品だ。
 ブレーキパッド&シューはキャナスブレンドの材質で、性能と安定供給という面で純正以上といえる、ありがたい商品となるだろう。
 ランクル60用のカスタムパーツはまだまだ多く流通しているが、ノーマル派にマッチするパーツは少ないのが現状。そんなユーザーの力になってくれるのがキャナスなのだ。
前後のリジッドアクスルをリーフスプリングで吊っている60のサスペンション。カスタマイズ用のリーフスプリングは現在でも多数流通しているが、純正となると入手は困難。経年劣化やサビの侵攻などで交換を余技なくされる場合も多く、オリジナル派への回答として、ノーマルに準じたリーフスプリングをCANUSはリリースしている。
ノーマルのリーフスプリングと同様に、ほぼ入手困難な状況にあるのがランクル60用のノーマルマフラー。CANUSでは、センターから後ろのものを、ほぼノーマルと同じ形状と音量及び音質で製作。また、エキマニから後ろのパイプも入手困難な状況にあるため、今後はその製作も視野に入れているとのこと。

カスタマイズも大の得意!

 カスタムリーフ&シャックル、さらに大径タイヤの交換などでリフトアップを実施しているのが、このベージュのランクル60。他社で購入し、その後のメンテナンスや調整などは長年キャナスが行なっている車両だ。特にリジッドサスペンションのリフトアップカスタムにおいては、ラテラルロッド(80など)やステアリングダンパーの変更と同時に、適切な調整が必要になる。
 さらにリフトアップを求めると、ドライブシャフトの角度調整といったことなども必要になり、それらをキッチリとまとめてくれるのもキャナスが得意としているところ。もちろん、パーツ選択やパーツインストールも安心して任せられるところでもある。ユーザーが、求めるスタイルを構築し、かつユーザーが求める走りに合わせた調整を行なうのだ。見た目と走行性能の二つをアップデートするカスタマイズを行なってくれる、ユーザー本意のショップ、それがキャナスなのである。
パリ-ダカールエコミッションを始めとして、国内外の著名なラリーレイドへの出場経験を持つのが、CANUSの三角代表だ。とにかく親切丁寧な仕事っぷりは、エンドユーザーのみならず、カスタムパーツメーカーやメディア関係者からも高い信頼を得ている人物。ゆえに、ランドクルーザーのみならず、トラブルなどで困ったユーザーの駆け込み寺的な存在にもなっている。