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【autoflags】極上サスペンションで快適!野外仕様「デリカにこだわる」

真摯にデリカと向き合ってきたオートフラッグスが “デリカらしさ”を追求した結果、到達したひとつの解答は、多くのデリカD:5はファミリーカーとして使われるということ。そう、パパはカスタムしたいと思っているが、1週間のうち運転するのはほとんどママ。ゆえに大掛かりなカスタムができないD:5オーナーは多い。
オートフラッグス代表・杉村氏も以前はリフトアップ&大径タイヤ装着スタイルを提案していたが、最近は傾向が変わったという。
「1インチぐらいのリフトアップでアウトドアの利便性をアップ。ショックを含め各部のアライメントを見直して、走りも楽しい仕様が一番イイと思う」と語る。その言葉を具現化したのが、このフラッグスの最新D:5だ。

まずエクステリアは、キャリングギアでもあるルーフラックやリアラダーに加え、純正パンパーを保護する『GOQBUTO R』や『BUCK ARMOR』といったフラッグス独自のパーツを未に纏う。これらパーツは無加工・ボルトオン装着ができるので、見た目以上にカスタムは手軽だ。またIPFのLEDランプ類を追加することで、アウトドアの夜間でも使える、視認性を確保する。
最後にこのデモカーの目玉が、オートフラッグスの30㎜アップFLEGSコイルスプリングをベースとした新たなサスペンションキット『パーフェクトリフト30+feat.4×4Eng.』をリリースしたこと。そのネーミングから想像できる通り、老舗パーツメーカー『4×4エンジニアリングサービス』とのコラボキットで、後期型D:5用のBIGカントリーショックを組み合わせている。
装着したショックはリヤ8段階減衰力調整式であることに加え、フロントに微低速域高減衰力バルブ(通称HLSバルブ)機構を内蔵。走行時の安定感と快適性を見事に両立させた。ちょうどいいサイズのタイヤが履ける良好なアゲスタイル化はもちろん、運転そのものが楽しくなる…気持ちの良さが体験できる仕様だ。
オートフラッグスがデリカにこだわり続けて既に20年。その勢いと進化はまだまだ留まることはない。
フロントバンパーには、ボルトオンで装着可能なGOQBUTO Rをセット。その名の通り太いパイプが特徴的で、スキッドプレート的なセンターパネルが組み合わさる。両端部には小型のランプが装着可能で、ガードとランプステーの2役的な機能を持つ。カチオン防錆塗装処理の上にブラックパウダーコートを施している。
ドアの開閉に合わせて電動で展開するサイドステップはファミリー層を中心に好評なアイテム。格納時に極力垂れ下がらない用に配慮した位置にセットされているのがポイント。ジャッキをセットできるよう取付け位置にもコダワリがある。
リヤバンパーの下には、アドブルーのタンクガードを装着。オフロードなどでは意外と小石を跳ね上げるので、マッドフラップでボディもガードしている。

◆Flegs Perfect Lift30 + feat.4x4Eng.KIT

ノーマルから約30㎜のリフトアップを実現するオートフラッグスのFLEGSパーフェクトリフト30+スプリング。そこに新たに4×4エンジニアリングサービスとタッグを組み、BIGカントリーショックアブソーバーを含むサスペンションキットをリリース! これが今回のデモカーの目玉のひとつだ。

リフトアップに対応させたこのロングショックは、リヤに8段階減衰力調整機構を搭載し、さらにフロントに微低速域高減衰力バルブ(通称HLSバルブ)機構を内蔵。HLSバルブは、走行時の路面からの入力に対して自動的に調整し、減衰力を最適化。この味付けが絶妙でしなやかな乗り味を体感できる。元々スポーティな味付けのあるパーフェクトリフト30+との組み合わせは実にちょうどいい。またアライメントを補正するメンバーダウンやキャンバーボルト、スタビライザーのリンケージをセットに。構造変更不要であることも注目だ。
全年式のD:5用に、オートフラッグスは強化ブレーキパッドとドリルドスリットローターを用意し、発売中。乗用車より大きく車重もあるデリカD:5は、どうしてもブレーキの効きが甘い印象がある。またキャリングギアを追加したりアウトドアギアを満載した時は、さらに止まりにくくなってしまう…。見た目だけをカスタムするのではなく、いつでも安心して快適にドライブできるように、制動性能の強化も考えておきたい。
スプリング交換で車高を上げても、ノーマルショックのままでは突っ張った乗り味になってしまい、快適度はスポイルされる。同時に各部のリンクも最適化することで、スムーズなサスペンションの動きを実現できる。今回、S字カーブが連続する場面をある程度の速度で走っているが、嫌な揺り返しは皆無だった。さらにしなやかな乗り味も堪能できた。
HLSバルブ内蔵のフロントショックは、しなやかでいながら適度なロールで車体を維持し、操縦安定性と乗り心地を両立。リヤショックに装備した8段階の減衰力調整機構は積載量や乗車定員によって変更すると、常に快適なドライブを実現できる。

◆BUSTERS 2080ルーフラック

D:5のルーフ全体を多い尽くすほどの積載面積を誇るBUSTERS2080ルーフラック。製品名の2080はラックの全長に由来しており、長尺物も十分積載可能な長さを誇る。また、フロント部分には風切り音を抑制するフェアリングも装備したほか、デザインを確保した上で極力薄型とすることで、走行時のネガティブさを払拭。装着車の車高にもよるが立体駐車場にも十分入れる低さを維持。一方よりコンパクトなBUSTERS1230も発売中。用途に合わせた選択ができるのは嬉しい。

ルーフラックを装着しても、アクセスできないと使いにくい。そんなユーザーの声に応えて登場したのがBUSTERSリアラダー。後方への張り出し量を極力抑えた形状を採用しており、しかも耐荷重量は100㎏を確保。これならある程度の重さのキャンプギアを持って乗っても大丈夫だ。
フロントウインドウの上にオートフラッグスのD:5専用キットを介してIPFのLEDライトバー652RJを装着。明るさが3段階で調整可能なこと、上方から照らせることなどで路面状況が把握しやすい。夜間のアウトドアでランプは明るくあるべきだ!
ノーマルのリヤバンパーに被せるような形状で装着するオートフラッグのBUCKARMOR(バックアーマー)。D:5のリヤビューを一変させるだけでなく、ヒッチメンバーとしての機能も兼ねえており、牽引フックやヒッチキャリアの装着も可能。また両端部に装着されるトーイングシャックルは付属品で、オフロードテイストを強調できる。さらにシャックルの取付け部に加える、樹脂製のバーチカルプロテクターもオプション設定。これはバック時にうっかり壁などを傷つけないように配慮したもの。
ノーマルマフラーに装着するだけで、レーシーな後ろ姿を演出するマフラーカッター。エンド部のカーボン仕上げと100φの太さがデリカの後ろ姿を引き締める。

◆BLACK RHINO FUJI

マットガンメタ

装着されたホイールはブラックライノの最新作のFUJIのプロトタイプで、USホイールとしてはレアな5H-114.3車専用に開発。歯車を組み合わせた様なデザインと、リムエンドに施され溝が非常に特徴的だ。ちなみにオートフラッグスでは以前からD:5に17インチタイヤの装着を推奨してきた。今回のデモカーは約1インチのリフトアップを行なったことで、BFグッドリッチのマッドテレーンKM3(LT245/65R17)を履くことが可能。