【4WD プロジェクト】あくまで王道的なスタイルしかし個性的なプラスαも大事！

ジムニーに限らず、クルマが好きなユーザーにとって〝自身の愛車〟というのは実に魅力に溢れた乗り物だろう。しかし流行に流されたり、他人の言葉に流され、これが必要あれが必要となり、どんどん色々なカスタムパーツを装着してしまった場合、自分が目指していったスタイルと違ってしまい、飽きてしまうことがある。
　4WDプロジェクトの西川氏は、「勿体無いやろ。他人の言葉に流されるのは、今現在装着しているパーツの魅力が足りないからや。一つ一つのパーツの魅力がハッキリしていて、しょうもない追加パーツを付けようと思わないならそんなことは起こらないはず。最初に自分の使い方とコンセプトをしっかりと決めて造り込めば、むしろ愛着がわいて長く乗れるんや。その方がジムニーもオーナーも幸せになれるんやで！」とのこと。
　ゆえに4WDプロジェクトのJB64は王道的なスタイル。薄型のスタイリッシュな前後バンパーに、ビレットタイプの9㎜フェンダー、エンジンルームの熱を効果的に抜くボンネットを追加したもの。しかし、ここにちょっとワンポイント。グリルに装着されているエンブレムは「TOY」。ホワイトメタルで重厚感のある造りにコダワリが感じられる。さらに、リアバンパーはサイドからナンバー灯が照らすタイプ。トータルのスタイルで奇を衒うのではなくあくまでスタイルはスタンダード、性能も純正をブラッシュアップした大人な演出をするのが4WDプロジェクトが提案するカスタム。この手法こそが、目を惹くだけでなく、魅力的なクルマに乗るコツなのだ。

Dangan!!ターボ64＆DanGan!! デュアルスパーク

点火のタイミングや、サイクルを電子制御によって変更。燃焼効率を向上させることで、JB64のターボエンジンのレスポンスと高回転の伸び、アクセルオン時のツキやトルクを大幅にパワーアップできる『ターボ64（装着はボルトオン）』。加えて、面倒な配線加工などは一切なく、確実に走りの向上が体感できるアイテム『デュアルスパーク』も近日発売開始だ。普段使いでジムニーを乗るユーザーにこそ装着してもらいたいアイテムとのこと。それは走りだけでなく、燃費向上も期待できるからなのだ。

リア

フロント

ジムニーJB64をオールラウンダーとして使うための、適正なリフト量は「2インチアップ」。その答えに基づいて、4WDプロジェクトのデモカーは2インチアップ仕様となる。普段使いの乗り心地を最重要項目としながら、走るペースを上げた時にも抜群の安定感と旋回性を発揮できる。その印象としては、ズバリ〝ハイレベルな純正〟というフィーリングなのだ。

様々なチューニングアイテムが続々と登場しているジムニーだが、電子制御の塊となっているJB64は、触りにくい反面、追加アイテムで気軽にフィーリングが変わるという長所を持っている。4WDプロジェクトでは、様々なアイテムをテストし、しっかりと効果が体感できるものだけを販売している。詳細はWEBをチェックして欲しい！

斜め出しスタイルを特長とするDanGan!!マフラーは、JQRを取得してある車検適合品だ。低音が効いた音に、低速トルクを重視したトルク特性は、扱いやすく好印象。リアバンパーからチラ見えするルックスも個性的で、マフラーの存在感はバツグンだ。

近年のアウトドアブームに対応する、スキャンロックタッチを装着。鍵を車内に置いたまま、ナンバーロックでドアの開閉ができる優れものだ。万が一の水没で操作不能となる可能性のあるスマートキーを気にせず、野外活動を楽しめる。

Dangan!! FRPバンパー（フロント＆リア）

フロント

リア

薄型のFRPバンパーがスタイリッシュな印象のDangan!!バンパーは、ﾉーマルのスクエアなボディにフィットさせつつ、オフロード走行時における路面とのヒットを低減するようにデザイン。特にリアバンパーのナンバー搭載位置は個性的。可能な限り上部に移動し、ナンバー灯を左右に配置することで、お洒落とデパーチャアングルの確保をFRPバンパーで実現した逸品だ。フロントではルーバーを配置したボンネットやレーシンググリルと組み合わせることで表情も一新させている。

オフロードテイストとしての視覚的効果が高いスキッドプレート。その搭載位置を薄型のFRPバンパーと合わせることで、隙のないフェイスを演出することができる。細かな位置が重要なのだ。

TOYエンブレムは、ジムニーの性能的には全く必要ない。しかしこういう遊び心にこだわりを持って演出するのが大人のチューニングと言えるのではないだろうか。わざわざホワイトメタルで造られているいるのが驚きだが、レーシンググリルとの相性も◎。

軽量であるのはもちろん、ボンネットに設けられたルーバーがかなり効果的にエンジンルームの熱を抜く。実際に温度を計測してみると巡航時にエンジンルーム内の温度が約10℃は違う。オーバーヒートが話題となったJB64には必須アイテムと言ってもいいだろう。実は、筆者も装着済みでオススメだ。

サイドビューを演出しているJAOSのフェンダーガーニッシュ。薄型ながらダミービレット留めがワイルドな印象だ。

車内のアイテムは、カラーコーディネイトが重要だ。統一感のあるカラーコーディネイトによって、趣味の良さを演出できる。4WDプロジェクトではチェック柄のフロアマットでお手伝いしてくれる。豊富なカラーラインナップもありがたい。一方でアメリカンテイストあふれるシフトノブ（シフトパターン付き）も、あえて〝MACツール〟という意外性がいい感じだ。

スタイルも走りもジムニーらしく極めました

4WD PROJECT代表 西川和久さん

長く乗れるのが一番！ なので、飽きのこないクルマにぜひ乗って欲しい。ジムニーにはそれだけの魅力があります。それをどう仕上げていくかがユーザーとショップ次第なんですね。

• 4WDプロジェクト
• ☎0748-34-7500
• http://www.4wdproject.com