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【リムコーポレーション】ハイエース/キャラバンなどの重量級の商用車で培ったカスタムノウハウを注力

 過積載かつ重量級ボディとなる200系ハイエース/NV350キャラバンなど、積極的に走りを変えたくなるクルマで培ったカスタムノウハウをJB64/74ジムニーに生かしたパーツを擁する『リムコーポレーション』。ラインナップは多様で、サスペンションをはじめとして、内外装まで全方位的にカスタムを提案している。

 今回紹介するデモカーは街乗りメインだが、キャンプもするようなジムニーオーナーがターゲット。要は日常は快適に、オフロードにちょっと足を踏み入れても不安なく走りを楽しめる仕様だ。
 エクステリアは、純正フォグランプが装着できるスタイリッシュフロントバンパー、これにマッチさせたスキッドプレート、同リアバンパーを装着。また、アウトドアシーンで気軽に使えるサイドオーニングは信頼と実績のスーリー製をチョイスし、取付けに必要な専用ルーフラックアダプターなども用意したほか、インテリアアイテムも充実させている。
 そして、リムコーポレーションがJB64ジムニーのカスタムでもっとも力を入れているのがサスペンション。それがハイエース・キャラバンで大好評の「TAKUMI‐GHX」ショックアブソーバーをメインにセットアップした、25㎜アップサスペンションキットだ。スペーサーモデルをはじめ、スポーティな走りが楽しめるレッドコイルモデル、乗り心地は損なわず25㎜アップを実現したブルーコイルモデルの3タイプがそれで、今回のデモカーはブルーコイルモデルが装着されている。
 乗り心地を重視して25㎜リフトアップをブルーコイルモデルは、まず適度にロールが抑えられているのが好印象。結果、路面追従性も高くなり、街中を快適に走行できる。複筒式オイルダンパー「TAKUMI‐GHX」との相性も良く、特にステアリングを戻した時の収まりの良さも付け加えておきたい。
 その他、29φ/30φの2種類の強化スタビライザーやボディ剛性アップパーツもラインナップするなど、まさにオーナー好みの走りのセッテイングが可能だ。

Rim TAKUMI-GHXサスペンションキット

TAKUMI-GHXサスペンションキット
25㎜UP ブルーコイルモデル

全回試乗した、ブルーコイルスプリングのコンセプトは「乗り心地を損なわず、日常走行を重視した25㎜アップスプリング」。それに組み合わせるショックアブソーバーは、リムコーポレーション渾身のオリジナル複筒式オイルダンパー「TAKUMI‐GHX」だ。さらに純正バンプラバーの高さからフロント25㎜/リア30㎜ロングとすることで快適な乗り心地を実現するサスペンションキットとなる。コンセプト通り、乗り心地は〝純正の延長線上〟にあるが、オイルダンパーを合わせていることで、収まりの良さも実現。

フロント

リア

サスペンションのセッティングに幅をもたらしてくれるのが、フロントに装備した強化スタビライザー。JB64ジムニー特有のフワフワとした乗り心地を改善するとともに高速走行時の安定性、コーナリング時のロール制御を行なう。29φと30φの2タイプを用意。

TAKUMI‐GHXは複筒式オイルショック(ガスなし)を採用し、反発力の少ない快適な乗り心地を実現したショックアブソーバーだ。ショック長はリアのみ最大長を約18㎜延長させており、ストロークを確保。減衰力設定は純正ショックを基準に、リバウンド側(伸び側)を修正(アップ)し、走行時の安定性を一層高め、コンプレッション(縮み側)は純正スプリングとの相性も考慮して設定。

こちらもオススメ!リムコーポレーション渾身の〝TAKUMI-GHXサスペンションキット〟

TAKUMI-GHXサスペンションキット
25㎜UPレッドコイルモデル

純正コイルよりバネレートを高めてスポーツ的な走りを実現し、25~30㎜アップが可能なレッドコイルモデルのサスペンションキット。キット内容はレッドコイル、TAKUMI‐GHXショックアブソーバー、前後ロングバンプストッパーをセットしている。

TAKUMI-GHXサスペンションキット
25㎜UPスペーサーモデル

純正スプリングの乗り心地を維持したまま手軽に25㎜アップを可能にするスペーサーモデル。ただしTAKUMI‐GHXショックを採用することで、純正特有のロールを大幅に軽減するなど、純正サスペンションよりしっかり走れるセッティングとなる。

サスペンション以外の走り系チューニングも充実

 
サスペンションキットのみならず、JB64/ジムニーの走りを高めるチューニングメニューは他にもある。それがボディ剛性を高める補強パーツの充実。フロントエンジンルーム後方部に装着するフロントタワーバーをはじめ、室内後方に装着するリアピラーバー、さらにはフロントシート後方のフロア部に装着するというセンターフロアバーを装備することができる。
RIMエクステリアのポイントとなる部分が、細部にこだわり抜いたデザインのスタイリッシュバンパー。フロントは純正フォグランプ、ヘッドライトウォッシャーをそのまま使用可能とし、リアはスペアタイヤ位置を変更しないスタイルとしながら、ショート化を実現。さらにデモカーは、片側8~10㎜ワイドのフェンダーや薄型サイドステップ、ウインカーミラーカバー、CSTゼロワンハイパーXJホイールなどを装備。
 
室内にもRIMオリジナルのアイテムが充実。ステアリングエクスチェンジキットをはじめ、フロントナビテーブル、セカンドサイドテーブル、レザーアームレストといった車内で快適に過ごせて、ドライブが楽しくなるアイテムをラインナップ。さらにアウトドアで活躍しそうなサーモプロテクターや防虫ネットなど、車中泊に対応したアイテムもオススメ。
アウトドアシーンで活躍してくれるサイドオーニングはTHULE製3200シリーズ・1.9mモデルを搭載したが、この際サスペンションキットを装備すれば重量増のネガティブさを補うだけの性能が見込めるだろう。またリムコーポレーションでは3200シリーズ取付け専用のルーフラックアダプターのほか、取付け用ベースキャリアといった、オーバーランドスタイル構築に必要なアイテムも用意する。