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【トライアルファ】妥協しないR基調の8スポークにワイルド・タフな要素をプラス「Leowing XR Glad 80」

◆Leowing XR Glad 80

 国内ホイールメーカーのトライアルファは、2016年創業とサプライヤーとしては新進気鋭の印象があるが、実は同社代表・湯浅氏は、30年以上もアルミホイールの設計・デザイン・製造に関わってきたレジェンド的な存在。そのレジェンドが新たに、そして独自の展開で手掛けるブランドが、トライアルファの『レオウィング・シリーズ』。
ここではリリースされたばかりの最新モデルである、8スポークデザインの『レオウィング クロス ・グラッド80』を紹介したい。

 単なる往年の8スポークデザインとは異なるクロス ・グラッド80は、その細部にビードロック風のリム、大きめのセンターキャップとハブセンター形状、さらにスポークエンドがリムから離れたダブルリムデザインを採用。これらが相乗効果的にホイールを形成し、しっかりと頑強な印象を与えるタフ&ワイルドな8本スポークホイールとしている。
 また、このダブルリムデザインは見た目のスポーティ感だけでなく、軽量化や柔軟性に有利な構造。つまり、機能性も高いホイールである。もちろんJWL・VIA規格に適合し、品質も車検も保証されたアルミだが、この8スポークのホイールに限れば、これは稀少な存在とのこと。
 サイズバリエーションは、今回マッチングしたRAV4などのミドルSUV用を主軸にした16×7.0J(インセット38/5H‐114.3)とハイエース用の16×6.5J(インセット38/6H139.7)の2種類。カラーはセミグロスブラック1色展開だが、脱着が簡単なセンターキャップにはブラックとオレンジのカラーオーナメントを標準装備。ホイールの雰囲気をアクティブにもシックにも変えることができる。

8スポークとビードロック風リムのコンビネーションは現行ホイール市場でも稀少。さらにリムフランジにドリルドホールとリブデザインを与えることで、オフロードテイストを強めて、よりワイルドな印象を与えている。
先述したビードロック風リムの内側に、もう一段リム風デザインを追加してここでスポークエンドを終わらせることで、ビードロック風リムとスポークが離れた〝ダブルリムデザイン〟を採用。このリムデザインは見た目の力強さを演出すると同時に、軽量化と柔軟性の向上にも寄与できるという、構造上のメリットもある。
センター部で深く落とし込んだ8スポークデザインとし、センター部はキャップも含めて大き目とすることで、ワイルド&タフな印象を加速。シンプルな8スポークとは異なり、スポーク自体もR基調の形状や曲げを設けるなど、実に凝ったデザインとしていることも特長だ。
カラーバリエーションは半艶のセミグロスブラックのみ。脱着が容易に行なえるセンターキャップのカラーオーナメントは、ブラックとオレンジの2色が標準装備。
今回はノーマル車高のRAV4にクロス グラッド80を装着した。235/70R16サイズのTOYO TIRES オープンカントリーR/Tタイヤと組み合わせて、16×7.0Jインセット38サイズをマッチング。このクロス グラッド80はJWL・VIA規格に適合している稀少な8スポークアルミホイールだが、さらに16×6.5Jインセット38で、JWL&JWL-T規格に適合するハイエース用サイズも用意。