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【データシステム】純正機能を損なうことなくテレビ視聴を可能にする「TV-KIT MTV428」

◆TV-KIT MTV428

純正機能を損なうことなくテレビ視聴を可能にする

走行中でも純正ナビのテレビを見ることができるTV-KITは多くの車種でもてはやされている。しかし最新のクルマには車内システムが複雑化しているため独自の解析が必要だ。アウトランダーPHEVに適合したTV-KITが登場したので早速チェックした。

 

装着車両:アウトランダーPHEV

 走行中でも純正ナビでテレビが試聴できるようにするデータシステムの「TV‐KIT」。これまでさまざまな車種に対応するモデルをラインアップし、助手席や後席に乗車する人が走行中にテレビ試聴が可能になるアイテムとして広く普及している。しかし、近年の新型車はCANやMOSTといった車内通信を使って各種機能をコントロールしているため、外部装置による制御が難しくなっている。この状況について解決策を講じたのがデータシステムである。その方法とは、「一台一台個別に解析して最適な方法で対応する」だ。その代表的な一台として登場したのが、三菱アウトランダーPHEV適合モデルである「MTV428」である。

 特徴は純正の機能を損なうことなく(一部機能を除く)、テレビ視聴を可能にした点。テレビキットによる制御をオンにしてもナビの自車位置への影響は無い。また、マイパイロット(運転支援機能)も純正状態のまま利用できるので安全に関しても心配はない。切り替えスイッチで機能をオンオフできるので、いつでもワンタッチで純正状態に戻すことができる。取り付けはカプラーオンで純正配線に割り込ませるスタイル。複雑な配線作業がないのが嬉しい。
 車内エンタメ性能をアップさせる便利で手軽なTV‐KIT・MTV428を取り入れてドライブを楽しもう。

車内の通信プロトコルを解析してテレビ視聴を可能にした

純正ナビは、走行中はテレビの視聴はできない(音声だけは流れる)。そこで、助手席や後席の人がテレビを楽しむために開発されたのがデータシステムのTV-KIT MTV428だ。近年の車両ではAVユニットをはじめとした車載機器は独自の通信制御を行なっているため、配線の組み替えだけでは純正の制御は変更できない。そこで、データシステムでは純正機器を解析、その制御のオン/オフを可能にした。実際、走行中にTV428をオンにすると、純正の9インチディスプレイでテレビを視聴することができた。自車位置の計測やナビ機能なども変わらず使用できる。
※三菱アウトランダーPHEV(スマートフォン連携ナビゲーション9インチWVGAディスプレイ装着車)に適合。
TV-KITには本体の他、配線類、切り替えスイッチが同梱されている。
取り付けは純正配線のカプラーの間にTV-KITのカプラーを割り込ませて配線する方法。車両側の加工が不要なのもスマートだ。
純正制御とTV-KIT・MTV428制御を切り替えるスイッチを備えているので、いつでも純正制御に戻すことができる。TV-KIT・MTV428をオンの状態でも、ロングドライブを楽しむことができる運転支援システム「マイパイロット機能」はそのまま利用できるので、遠出の際にも助手席や後席の人は退屈することはない。
※一部の機能はTV-KITをオフにする必要がある(ディスプレイでフロントカメラの映像を映す場合など)が、その際も切り替えスイッチの操作で利用可能になる。

ユーティリティにも優れるアウトランダーPHEVに注目

 2005年に登場したミドルサイズSUVアウトランダー。2021年に3代目モデルへとモデルチェンジ、PHEVも追加ラインアップされている。3列シート・7人乗りを実現したユーティリティ性能と、20kWhのバッテリーを搭載した余裕のEVスペックを備えている。また、S-AWC+ドライブモードでさまざまな走行シーンを想定したモード選択が可能。エコ&オールラウンドな走りに対応したSUVとして注目の一台だ。