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Jeep JLラングラー

2021.10.15

【グラベルオートサービス】上陸間近のグラディエーターをスタイリッシュなオフ車に!

 東北地方(宮城県)でラングラーのグレードアップといえばまず名前が挙がるのが、本格的なオフロードカスタムにおける高い技術力と豊富な知識を持つ、千葉氏が代表を務めるグラベルオートサービス。同社のモットーは「ユーザー1人1人の使い方や好みに合わせたクルマづくり」で、ユーザーがJeepをどの様に使うのか、しっかり話を聞いてから最適なパーツを提案してくれる。新車のコンプリートカーの販売を展開するプロショップは全国各地にあるが、ある意味その対極にあり、オーダーメイドでお客さんと一緒に少しずつクルマを作り上げている、そんな親しみやすいお店でもある。まだまだ新車は納期のかかるラングラーの新古車・中古車の取り扱いも可能なので、購入を考えている人はぜひ問い合わせの上、来店してみてはいかがだろうか。もちろん、今乗っているラングラーのカスタムの相談などもOKだ。
 ここに紹介するグラディエーターは、同社が手掛けた作品だが、パーツのコーディネイトは、この車両のオーナーが自ら探し出し個人輸入によって買い集めたもの。グレードアップに関わる全てをお膳立てするのではなく、オーナーだけでは難しい作業のみをお手伝いするのも同社のお仕事なのである。

手数を抑えたカスタムでルビコンの性能をアップ

開発コンセプトは、Jeepブランドらしさの強調と、素性の乗り心地の良さを両立させること。まず、グラディエーターの尻上がりスタイルを補正するべく、ラフカントリーのレベリングキットで2.5インチほどリフトアップして前後のバランスを調整。均衡の取れたスタイルとなった。ワイドボディキットを装着し片側50㎜ほど拡張。純正フェンダーはそのママにワイド化したので、グラディエーターらしさは少しもスポイルされていない。スタイリングの要となるタイヤは、パワーをしっかり路面へ伝えるためにBFGoodrichのマッドテレーン・37インチを選択。ホイールはJeepカスタムでは定評のあるKMC XD138(インセットはマイナス12)とした。車高アップに伴い乗降性確保のために、電動格納式のサイドステップを取り付けた。走行時はステップが格納される優れものだ。前後バンパーはロードアーマー製、ルーフにKCのライトを配置するなど、オフロードランナー的な要素もミックスされたオリジナリティを高めたルックスなっている。

乗降性を高めるために電動ステップを採用。多くの種類があるが、今回のカスタムで選択したのは、APM製。走行時は、ステップが格納されるのでJTのスタイリングに影響を与えない。
僅か2.5インチアップで、37インチの大径タイヤをフェンダー内に収めてしまうJTのカスタムの奥深さに感嘆。本格的なオフローディングもこなせるKM3の選択も絶妙!
マフラーは、シングルサイド出しに換装。米国で3大トップメーカーのひとつに挙げられる、CORSA製。低音質でV6サウンドを奏でる。
純正フェンダーを生かし車幅を広げられるワイドボディキットを装着。リフトアップと、車幅のバランスが絶妙なバランスで保たれている。
ラフカントリーのリフトアップキットでフロントのみをアップ。純正サスペンションとの相性も良く、FOXのショックアブソーバーで要最低限とする。
ルーフにKC製の8連LEDランプを装着(ランプブラケットもKC製)。ランプの稼働スイッチはワイヤレス式で、本体は車内のルーフに取り付けてある。配線が必要がないので電装品の装着も簡単。
ピックアップトラックは、荷台の活用方法が多彩で、仕事に、遊びに、使い倒せるのが魅力である。しかし、荷台に何の処理もせずに使い倒すとあっという間に傷だらけになってしまう。そこで、購入時には、塗装面を保護する処理を施しておきたい。撮影車両には、デッキを保護するためにMOPAR製の保護塗料が塗布されている。Jeep公認の保護剤で対候性に優れているほか、塗装面が粒状の塗膜で覆われるので滑り止めの効果も高い。まさに荷台にうってつけの保護塗料なのである。

デイライト点灯

シーケンシャルウインカー

ウィンカーをクオーク製の薄型に変更。フェンダーラインがより薄くスタイリッシュになり、また、大径タイヤが丸見えとなるので力強さが強調される。シーケンシャルで点灯し、デイライトは白色となる。