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【エクシズルライン】リアルオーバーランダーを構築するための本格派アドベンチャーギア

 日本においてライノラック社のギアを提供する総正規代理店のエクシズルライン。そして近年、大きく成長する日本のマーケットを視察すべく、ライノラック社から輸出部門責任者のサム氏が来日し、エクシズルラインを訪れた。そのサム氏の言葉を借りつつ、ライノラック社の商品の魅力を改めて紹介していこう。
 ライノラック社はオーストラリアで生まれたアウトドアギアメーカーだ。本格アドベンチャーから週末のキャンプ、仕事前のサーフィンまで、自然を愛するあらゆる人に自然と楽しむためのギアをプロデュースする。誕生は30年前の1992年で、当時はオーストラリア南東のニューサウスウェールズ州で業務用キャリアを製造していた。その性能が探検家たちに認められ、1998年には世界中に輸出を行なうことに。その後レジャー用品の開発を進め、現在も同社のアイコンである『パイオニアプラットフォーム』が2010年に誕生。以来、世界中のアウトドアファンに愛されるプロダクトを提供しているという。
 なお、ライノラック社が発売するプロダクトは、全て自社で設計から製造までを一貫し、強度は高く、機能的に優れていることも特長。さらに多様な車種にイージーフィットする設計もポイントで、全高を抑えたロープロファイルなデザインで人気を集めている。
 では実際どんな機能性があるのか。例えば『パイオニアプラットフォーム』にはスコップホルダーやアイボルト、LEDライトブラケットなどの豊富なアクセサリーパーツを設定。こうしたオプションの装着で個々の使い方に合ったオリジナルのキャリアをつくり上げることができる。この〝パーソナライズ〟はここ数年、あらゆる業界で注目のキーワードだが、それを10年以上まえから提案しているのだからスゴイ。またクルマの横から後ろまでカバーする270度展開型のカーサイドタープ『バットウイングオーニング』にも独自のアイデアがある。そのひとつがヒューズ。オーニングを使う時気をつけるべきことが外力による破損だ。突風などでバーが折れると修理代が高くつくし、何より使えなくなる。そこでバットウイングには想定以上の力がかかった時、あえて折れるように設計された部品を展開部のヒンジに組み込んでいる。これは簡単に交換できるため、破損してもリペアが容易だ。
 こうしたアイデアはオーストラリアの会社ならでは。というのは彼の地の紫外線は強烈で、日中に外を歩くと肌がジリジリと焦げる感触があり、火傷になるほどの日差しだ。つまり旅の途中でオーニングが使えなくなるのは、全身が火傷することを意味する。オーストラリアの過酷な自然で磨かれたアイテム…というのは、人間を自然から守ることも意味する。
「ライノラックは今後も確かな品質と機能性に優れたプロダクトで、日本のアウトドアユーザーをサポートしてきます」とサム氏。その言葉はライノラックのギアへの自信と誇りに溢れていた。

Rhino-Rack Exportmaneger
(ライノラック輸出部門管理部長)SAM EU氏

日本のマーケットはとてもエキサイティングだというサム氏。確かな品質と機能をもつプロダクトで、今後も日本のユーザーをサポートすると約束してくれた。

パイオニアプラットフォーム

パイオニアプラットフォームの特長のひとつが、ロープロファイルであること。これによりクルマのフォルムを壊さないだけでなく、走行時の空気抵抗も少なくなる(日本では立体駐車場侵入のメリットも)。また拡張性に優れており、オプションも充実。オーナーのアウトドアアクティビティに合わせてオリジナルのシステムを作り上げることができる。この機能性こそパイオニアプラットフォームの最大の魅力だ。
プラットフォームの上に登ったり上で作業をする際に役立つのがグラブハンドル。大きく頑丈なので安心感も高く、荷物を固定するアンカーにもなる。アイボルトキットはプラットフォームのレールに簡単に装着でき、重量物を確実に固定可能。
ルーフラックのパイオニアプラットフォームやバットウイングオーニングなど、リアルオーバーランダーの世界で生まれた本格派アウトドアギアを扱うのが、オーストラリア発のライノラック社。
強度と可搬性を兼ね備えるアルミ製折りたたみ式ラダー。専用ブラケットに固定して装着する。斜めになるように設計されているのでスライドドアとの干渉もない。また足部が広がっており砂地でも埋まらないように設計される。
置き場所に困るスコップは専用ホルダーでスマートに収納可能。固定部分がゴムなので柄の太さを選ばないのがポイント。またこのスコップ自体も、砂に埋まってしまったクルマを掘るためにデザインされているライノラックオリジナル製品だ。

エックストレイ

●エックストレイ スモール
外寸:長さ 1,200㎜ / 幅 900㎜ / 高さ 200㎜
内寸:長さ 1,070㎜ / 幅 760㎜ / 高さ 125㎜
ベースキャリア最小間隔:535㎜ 最大間隔:760㎜
洗練されたデザインのルーフキャリアがエックストレイ。デザインの良さと実用性を兼ね備えたパウダーコート塗装のスチール製。前面上にはウインドデフレクターが標準装備され、荷物への虫や汚れの付着を防ぐほか、風切り音や空気抵抗を低減。サイズは写真のスモールのほか、ラージタイプもラインナップ。耐荷重はいずれも75㎏。また他社のルーフバーシステムにも装着可能なユニバーサルデザイン。

バットウイングコンパクトオーニング

●バットウイングオーニング
長さ 2,500㎜ / 幅 2,500 ㎜
※高さは共通 2,300 mm
●バットウイングコンパクトオーニング
長さ 2,000 mm / 幅 2,000 mm /
アウトドアファンから熱い注目を集めているのがこのバットウイングオーニング。カーサイドだけでなく、リアまで270度展開式の本格タイプであることが特長。サイズ展開はスタンダードとコンパクトの2種類、いずれも左右用を設定。コンパクトとはいえ、2m×2mなのでデリカやRAV4にはむしろジャストサイズだ(高さは最大2.3mもあるのでゆったりとくつろげる)。丈夫な生地としっかりとした縫製は、過酷なオーストラリアの自然でも通用するレベル。また、PVCの収納袋にはペグなども収納できる。
カリフォルニア生まれのピックアップトラック用プロダクトを展開する『レイトナーデザイン』もエクシズルラインが総代理店として日本に展開。ハイラックスが装着しているのはアクティブカーゴシステムフォージド。鍛造製により、高強度ながら約38.5㎏と軽いのが特長。ギアボックスやサンドラダー、ロトパックスなどのアクセサリーも装備でき、トラックのカーゴスペースを機能的に使える。
キャンプだけでなく釣りやハンティング、サーフィンなどのに活用されるハイラックス。そのアウトドア性能を高めるべくライノラックのバットウイングオーニング・コンパクトをサイドに装着。これはレイトナーデザインのアクティブカーゴシステムに固定しているが、使い勝手も、見た目にも魅力をアップしたカスタム例だ。