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「TOYO TIRES」降雪時の路面でしっかりと走れる全天候型オールシーズンタイヤ「CELSIUS」

◆CELSIUS

乗用車用スタッドレスタイヤ「OBSERVE GIZ2(オブザーブ ギズ ツー)」、トラック・バス用オールウェザータイヤ「M646(エムロクヨンロク)」と共に、2020年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を同時受賞した、トーヨータイヤのオールシーズンタイヤ「CELSIUS(セルシアス)」。

いずれも、路面と接するトレッド面に機能的な役割を凝縮した独特なパターンデザインを有していることが受賞の要因となったが、ことセルシアスにおいては、トレッド面のブロックや溝のデザインが左右で異なる非対称パターンを採用していることが特徴だ。もちろん、その非対称のトレッドパターンは単なる見た目にあらず。

INSIDE(写真左)側はスノー性能を重視したトレッドパターンを採用。3Dグリップサイプで優れたグリップ性能を誇り、ジグザグブロックによって降雪時のスノートラクションを実現する。一方のOUTSIDE(写真右)側はドライ・ウェット性能を重視したトレッドパターンだ。溝底補強ブロックによる接地性の向上や周方向連結ブロックには、高い操縦安定性に貢献し、さらに内側同様にグリップに効果的な3Dグリップを共通で採用している。
セルシアスは、トーヨータイヤが2015年から北米をはじめ欧州にも投入している〝オールシーズンタイヤ〟というジャンルの全天候型タイヤ。通常の乗用車用サマータイヤに求められるドライ・ウェット路面への制動性能を確保しながら、左右非対称のトレッドパターンによって、降雪時にもしっかり路面をとらえるスノー性能を発揮するという特長を持っている。
国連欧州経済委員会に規定された、シビアなスノー要件を満たしたタイヤにのみ認められる「スノーフレークマーク」が打刻された確かなスノー性能は、いわゆるM+S(マッド&スノー)より突然の降雪でも安心感のある走行が可能だ。こうした夏と冬の季節の変わり目に入れ替えなどのメンテナンスが発生しないという便利な点がユーザーニーズを捉え、今まさに注目されているタイヤなのだ。
毎冬備える豪雪地帯ならともかく、日本国内の都市部においても、予期しない大雪に突如遭遇するシチュエーションが近年増えている。このセルシアスは〝高速道路での冬タイヤ規制〟にも対応するタイヤで、一時的な積雪に見舞われても、変化する路面に対応した性能を発揮することができる。
昨夏、日本でも先行的にSUV向けサイズを揃えて発売を開始したが、トーヨータイヤは、今年さらに対象車種を広げるべくサイズの拡充を図った。そして、オールラウンドカテゴリーにふさわしいタイヤ性能を備えるオールシーズンタイヤのニーズに応えていく。