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【STAGE FOUR】リフトアップ&ワイドフェンダーでJTをバランス良く仕上げる

日本の4WDカスタムの黎明期から、多くのユーザーを支え続ける「ステージ・フォー」。旬の4WDをいち早く扱うが、とりわけJeepはブームとは関係なく、常に継続して取り扱ってきている。特筆すべきは新製品などのリサーチ力で、常にアメリカでリリースされている最新のアイテムをいち早く取り寄せ、しっかり吟味した上でユーザーに提案してくれる頼もしいお店と言える。
さて、そんなステージ・フォーの集大成と言えるのが、このJTグラディエイター。前述している様に、JLラングラーアンリミテッドのキャビンにベッドを繋いだようなスタイルなので、やや細長い印象が禁じ得ない。またノーマルタイヤのままでは車高が低く見えがちなので、リフトアップしワイドフェンダーを追加。これにより37インチタイヤの装着を実現し、Jeepらしいワイルドさを強調している。
AピラーやフェンダーベントにLEDを追加し、リヤバンパーにはバックフォグを加工して装着。格納式のサイドステップや、手軽にオープンエアーを味わえるサンライダーも装着しており、スタイルだけでなく快適性やワクワクさせるアイテムも随所に装備している。
クルマの楽しさというとついつい走りと思ってしまうが、とにかく乗って楽しい1台に仕上げられていると言えるだろう。

KINGショックを装着リヤは4リンクに変更!

最大のポイントは、何と言ってもサスペンションに尽きる。ノーマルよりもはるかに長いKINGの3インチショックに変更。リザーバータンクも2.5インチサイズとしており、37インチタイヤを装着しているにも関わらず、バタつく事なくしっかり押さえ込んでくれている。
またリヤの4リンク化も効果的で、不快な横揺れがほぼ皆無になっている。全体的な印象としては、非常にマイルドだがそれでいてしっかりコシもある。
他にはこれほど多くのランプを装着しながらも、エンジンルーム内に設置したBantamXのスイッチシステムを使用する事で、配線の集約化に成功。しかも各ランプを無段階で調光することが可能となっているのがポイントだ。
3インチリフトと聞くと、そんな大幅なカスタムをしていない様に感じるかもしれないが、その中身を見たらその考えはきっと改まる事だろう。まさに名より実なカスタムだと断言したい。

Aピラー部分にはKCのLEDランプを6灯セット。中央の4灯はルビコンの赤いワンポイントに合わせて、レッドロゴカバーに変更。カラーコーディネイトもカスタムには重要だ。
リヤバンパーのコーナー部分には、LEDのバックフォグを装着。ただ取り付けるのではなく、加工してバンパーに内蔵。あたかも純正の様に見せている。
オーストラリアのDouble Black Offroad社のオーバーフェンダー。純正フェンダーを延長した様な形状で、徂徠はFRPを採用。ラバーフェンダーよりも遥かにしっかりしている。
 

ランプをたくさん装着したい人にオススメなのが、BantamXスイッチシステム。エンジンルーム内のメインボックスには最大8灯のランプが接続可能で、車内へはメインケーブルを1本通すだけで完了。車内のタッチスクリーンでON/OFFはもちろん、個々のランプを調光することも可能なのだ。

ダッシュボードやピラー部分には、RAM JL/JT Tough Trackのマウントシステムを使用して、各種デバイスをホールド。ダッシュボード部分のアイテムはJL/JT専用設計で、オフロード走行時に外れたりしない優れもの。
長いホイールベース部分をしっかりカバーする、Rock Slide Engineering社のステップスライダー。ステップ部分がスライダーに格納されるので、オフロード走行時にヒットしない様に配慮されている。
運転席の上だけオープンにできる、BESTOPのサンライダー。もちろんJTだけでなく、JLにも装着可能。純正のルーフよりも簡単に開閉できるのが最大のメリットだ。
Fuel OffroadのD693 Blitz(20X9J)にNITTOトレイルグラップラー(37X13.50R20)をセット。ここまでボディサイズが大きいと、20インチを装着しないと却って足元が貧弱に見えてしまう。
フロントイバンパーにはWARN ZEON 10Sやグリルガードチューブを装着。ライセンスプレートは跳ね上げ可能で、その奥にウインチのフェアリードが隠れている。
サスペンションはRock Krawler社のキットで3インチリフトアップ。No Limitsサスペンションシステムと名付けられており、オフロードでの高いストローク量を実現。特筆すべきはリヤのラテラルロッドを排除して4リンク化している事で、ラテラルロッドによる不快な横揺れがなくなっている。メインショックは3インチ、リザーバータンクも2.5インチを採用する事で、37インチタイヤを装着してもしっかり衝撃を吸収し、確実にタイヤを抑えてくれるのでバタツキも感じられない。