クルマはもちろんだが、カスタムにもやはり流行というものがある。だが、ローダウンやエアロに見向きもせず、4WDのリフトアップスタイルをプロデュースし続けるのが、埼玉のロードハウスだ。デリカ専門店というイメージを持つ人も多いだろうが、150プラドや200など、アーバンな雰囲気を醸し出すランクル用のオリジナルパーツも数多くリリースする。
中でも150プラドは、同社が掲げる「実用性を損なわない都会的な4WDカスタム」のAR4と、「ノーマルをはるかに凌駕する存在感と、大胆なアレンジを提案する」エクストリームという、異なるスタイルを提案中だ。
昨今のアウトドアブームの流れをいち早くキャッチしていたロードハウスでは、オリジナルのルーフラックやリアラダーを前・中期型の時代から発売しており、今では欠かせない定番のセットになっている。これらを装着した2台は一見すると同じ仕様のように見えてしまうが、エクストリームは4インチリフトで、片側45㎜ワイドのオーバーフェンダーを装着。タイヤは外径35インチにサイズアップされており、ノーマルのランクル200を凌ぐほどだ。
対するAR4は2インチのリフトアップ実施。オーバーフェンダーは片側20㎜ワイドで、285/55R20のATに変更。エクストリームと比較するとやや大人しい印象を受けるが、2.1mの立体駐車場に入れるなど、実用性や使い勝手を損なわないMAXのリフトアップと言えるだろう。
ちなみにエクストリームモデルには、新開発のトレイルバーや減衰力調整式のオリジナルショックをテスト中。トレイルバーの形状は変更される可能性があるが、どちらも夏頃までにリリースを目指しているそうだ。またAR4にはオリジナルのマッドフラップを装着。ノーマルの泥除けと交換するだけで無加工で装着可能。FRP製のベースまでセットになっており、オーナー諸君が満足するクオリティを実現している。
金属パーツだけでなく、FRPなどのファイバーまで、あらゆる素材を自在に組み合わせるロードハウスのカスタムスタイル、次はどんなアイテムを提案してくれるのか、非常に待ち遠しい限りだ。
HOOD
RP素材を採用することでノーマルよりも約50%軽くなり、回頭性の向上に貢献するエアロボンネット。中央と左右にダクトを設けることで、エンジンルーム内を効率よく冷却することが可能だ。デモカーはダクト部分を中心に塗り分けを行ない、立体感を強調。よりスポーティな印象を受ける。
FRONT GUARD
エクストリームには、金属製のトレイルバーを。AR4には樹脂製のファイバープロテクションを装着。どちらもノーマルバンパーのままだが、雰囲気を一変させ、非常にワイルドな顔つきへとイメージを一新できる。どちらもランプステーとしても活用可能だ。
OVER FENDER
20㎜ワイドと45㎜ワイドのオーバーフェンダーをラインアップ。さりげないカスタムをしたいなら20㎜、より深いリムを装着したいなら、間違いなく45㎜ワイドがオススメ。リフト量と装着タイヤサイズに合わせてセレクトしたい。どちらもリベット風の装飾が装着可能。
TIRE & WHEEL
エクストリームは3ピースのブラッドストックエボリューションをチョイス。AR4は軽さを追求したスーパーライトをセット。それぞれMTタイヤとATタイヤを組み合わせるが、タイヤでクルマの性格を決定づけられるだけに、タイヤはカスタムの要と言える。
ROOF RACK
ルーフに直接取り付けることで全高を抑え、サンルーフを開閉しても干渉せず、スタイリッシュな形状を採用したルーフレールラック。オプションのディフレクターは風切り音の抑制に効果的で、LEDライトバーを装着することも可能。純正ルーフレール装着車には汎用タイプも設定する。材質はアルミで軽量にできている。
HITCH STEP
AR4にはヒッチとステップが一体になったトレイルヒッチを装着。エクストリームには、さらに一歩目が楽になるヒッチステップと、フレームが見えないようにバンパーエクステンションを追加。車高に合わせたパーツを追加し、使い勝手を改善する。
SIDE STEP
エクストリームはボディを保護しつつ、後席への乗降性を考慮して後ろ側を下げたサイドステップ PREMIUM、AR4はメインパイプを純正より高い位置に設定して腰高に見せるだけでなく、ボディを保護しつつ乗降に便利なステップを有するサイドステップRSを装着。
MUD FLAP
AR4に装着されるマッドフラップ。特にプラドのリア純正マッドフラップはインナーフェンダーまで一体となっており、泥除けだけカットするのは一苦労。そこでロードハウスではリプレイス式FRP製ベースまでセットにしたマッドフラップを新発売。無加工装着可能。
DOOR HANDLE & FUEL LID PROTECTOR
開閉時にドライバーは気を遣うが、同乗者は気にしないので、意外なほど傷がつくドアカップ部分。新車の美しさをキープしたいなら、カーボン調のプロテクターがオススメで、ドレスアップの第一歩に最適。また立体的なデザインのフューエルリッドプロテクターも、個性を引き立てることが可能だ。
REAR LADDER
SUSPENSION
- ROAD HOUSE
- 埼玉県越谷市東越谷3-5-8
- 048-963-7600
- https://roadhouse.co.jp/