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Jeep

2020.11.01

「NewlineSaka」ハードなロックも余裕で走破快適性も確保した無敵カスタム

茨城県の桜川市に店を構えるのが「ニューラインサカ」。ジムニーを主軸に、あらゆるクロカン4駆を手掛けるニューラインサカのロックカスタムは、その技術力の高さとロックステージにおける適切なアドバイスなどから、多くのユーザーから信頼を得ている。その経験を生かしてJeepのロックカスタムも行なうようになり、現在は自社ブランドの「KABAROCK」も展開。
Jeepのロックカスタムは、良く動くサスペンションと低重心を意識したメイクが特長。いたずらに車高アップだけを追い求めるものとは異なり、安定性を求めてワイドな車体へとカスタムすることも得意とする。またハードなロックセクションでも確実にトラクションが得られるサスペンションは、よく伸びよく縮む。その最上級のメニューとして、エアサスの「ORI-Struts」を用意。4輪の車高や減衰力を個別にコントロールができ、よりハードなロックセクションへの挑戦を可能にしつつ、オンロードでの快適性も得られるものだ。
これらのリアルなロックカスタムメイクは、魅力的なスタイルとオンロードでの快適性も備えていることから、ロッククローリングを行なわないユーザーにも人気となっている。

足回りはRock Krawlerのタイロッド&アーム類に加え、ORI-StrutsのSTXストラットを装着。窒素配合のエアサスとなるこれは、4輪の車高や減衰力を個別に制御可能だ。また、タイヤの切れ角を増やしつつ、パワステの油圧系を保護するRAMアシストはPSCを使用する。GENRIGHT OFF ROADのフルケージ上部には、前後のデフロック、エアコンプレッサー、ラインロック、ナイトロックステージで活躍するロックライプなどをコントロールする、Spodのスイッチコントローラーをセットしている。
2018年式のラングラーアンリミテッド・スポーツ・グラナイトをベースに、ニューラインサカでロックカスタムを実施。オーナーは小河原さん。前後バンパーおよびオーバーフェンダーはPOISON SPYDER、ロックスライダーはEVO、ホイールはMETHODのMR106でタイヤはMAXXISのTREPADOR(40×13.50-17)という外観へと仕上げられている。迫力あるワイドなエクステリアは、低重心を意識したカスタムを実施したことにより、オンオフを問わず優れた走行安定性も確保している。
足回りはタイロッド、ドラッグリンク、トラックバー、コントロールアーム、コイルスプリング(1~2”)にはSynergyをチョイス。ショックアブソーバーはFOX2.0、ステアリングスタビライザーはFOX ATSを装備する。ハードなロックセクションも走破する性能を持たせているが、オーナーの小河原さんはこのクルマでのオフ走行は禁止とし、あくまでリアルなロックスタイルを楽しんでいる。その分、別に所有するフルカスタムを実施している2台のジムニー(JA11&JB64)でロックフィールドを走るとのことだ。
2017年式のラングラーアンリミテッド・スポーツを、ロッククローリングカスタムへと実施しているのが大塚さんのJK。前後のショートバンパーはSAVVY OFF ROAD、オーバーフェンダー&ロックスライダーはPOISON SPYDER、ホイールはRACELINEのRT232 MONSTERで、タイヤはBFグッドリッチのマッドテレーンT/A KM3(12.50R17LT)を履く。撮影の前日に完成したというホワイト×シルバーのボディカラーは、ブラックからオールペンによって色替えを実施したもの。
サスペンションはタイロッド、ドラックリンク、トラックバー、コントロールアームコイルスプリング(1-2”)にSynergyを奢る。ショックアブソーバーはFOX2.0、ステアリングスタビライザーはFOX ATSを装備する。このカスタムを行った当初は、オフロードは絶対に走らないと決めていた大塚さん。リアルなロックスタイルのJeepにすることが目的だったが、いまや現場に到着すると真っ先にロックフィールドへ走り出す、KABAROCKチームの切り込み隊長的な存在になっているそうだ!