◆JB64 × AT-811 RAZR-AT
日本のオフローダーの間では神格化されるほど愛好者の多いMAXXIS(マキシス)タイヤ。トレパドールやクリーピークローラーなどを履いたオフロードマシンたちが大きな岩をよじ登ったり、深いマッドセクションを難なくクリアしたり、そんなシーンを目にするたび、MAXXISの実力に打ちのめされることになる。もともとMAXXISは自動車はじめ、オートバイ、自転車、そしてトラック&バス用のタイヤを揃える総合メーカー。世界180カ国以上で愛されるグローバルブランドなのだが、どうしても、強すぎるオフロードイメージから、一般的な4WDユーザーからは縁遠い存在と思われがちだ。
ところがMAXXISにも、一般的な4WDユーザーのためのタイヤが、きちんと存在する。今回紹介するRAZR(レイザー)は、トレパドールやクリーピークローラーのようなバイアス構造のタイヤではなく、ラジアル構造。マッドテレーンタイプとオールテレーンタイプを揃え、オフロードのトラクション性能だけでなく、オンロードの日常ユースでの快適性、長寿命性までも満たしているのだ。
そんなRAZRシリーズだが、今回、ジムニー対応サイズが登場した。RAZR AT、つまりオールテレーンの、LT225/75R16だ。ちなみにRAZRシリーズだが、今回のATもMTも、このサイズのほかは245サイズ以上になってしまい、JB64にも74にも、ジムニーシリーズにはちょっと履けないかも。
RAZR ATは、マッドテレーンのように大きなブロックが散りばめたように並んでいるトレッドが特徴。ATとしてはスタンダードなストレートグルーブタイプでなく、いわゆるR/T的なデザインに見えるのだ。
AT-811 RAZR-ATが採用する MAXXISテクノロジー
ラジアルオールテレーンとして、オフロードだけでなく一般ユースも視野に据えたRAZRシリーズ。コンパウンドやトレッドデザインには、グローバルなタイヤメーカーとしての技術が多数、採用されているのだ。
サイドウォール
トレッド
MAXXISの最も新しい技術が盛り込まれたトレッドとコンパウンド。とくに新採用のHSRフィラーコンパウンドは耐カット性、耐チップ性の向上につながっている。
ブロック
「Creepy Crawler」 vs 「RAZR AT」
ON ROAD
DEBRIS
DART
HILL CLIMB
WATER
- MAXXIS
- 0463-90-2288
- http://www.maxxis.co.jp