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「JAOS」老舗パーツブランドJAOS×IPF渾身の共同開発!安心・高耐久・高品質の純国産ルーフラック誕生!

車内に積みきれない荷物や収納できない大物・長物・汚れ物を運ぶ際に重宝するルーフラック。自動車メーカーの純正オプションをはじめ、アフターパーツでも各社から新製品がリリースされるなど、新世代の4WD・SUVでもマストな装備として認識されてきているギアだ。そこで立ち上がったのが、老舗4WD・SUVパーツメーカー『JAOS(ジャオス)』だ。
今年初めからスタディモデルを披露するなどティザーでリリースを予告してきたが、満を持して新作製品のJAOSルーフラック『フラットラック』の発売が開始された。
ルーフラックはいわゆる強度や耐荷重の検証以外に、実際に使わなければ分からない部分もある。特に今回のルーフラックは、昨今のトレンドを考慮した薄型構造のフラットタイプで、ユーザーが使用状況に合わせてアタッチメントを追加するようなシステムキャリアである。ゆえに開発には、ある程度の時間を要したという。ちなみに薄型ラックが流行っている理由は、高さを抑えているため積載しやすいこと、圧倒的な積載力を誇り、また用途に応じて拡張性が自在であることなどが挙げられる。さらにここ日本においては、全高が抑えられることや風の影響を受けにくく走行時の風切り音も軽減されるということのほか、さらに『JAOSフラットラック』においては、軽量かつ強固なアルミ押し出し材を採用していることもまたメリットだ。
ちなみにJAOSでは以前オリジナルのルーフラックを手掛けていたが、様々な事情から最近の車種に対しては、その設定が見送られてきた。ではどうして新たにルーフラックをリリースするに至ったのか? キーマンとなる3人に話を伺ってみた

内田「近年アウトドアブームが到来し、JAOSにもルーフラックを望む声が日増しに高まってきているのは実感していました。ありがたいことに1990年代に巻き起こった四駆ブームの当時、JAOS製品のグリルガード/ルーフラック/リアラダーの3点を装備していただける四駆オーナーが多かった。これを弊社では『JAOSスタイル』と呼称していたのですが、当時多くのユーザーから支持されていた印象がしっかりと根付いていたのだと思い知らされました。今JAOSがルーフラックを製品化するなら進化していなくてはならないし、その進化も現代のトレンドにしっかりと沿っていなくてはならなかった。そのため、じっくりと腰を据えた開発となりました。」

――JAOSでは、新世代のルーフラックに対して開発当初から設計思想に「安心」「高品質」「高耐久」というキーワードを掲げていた。さらにユーザーが求める機能と見た目を実現するには〝純国産品〟である必要があった。そうした中で、同じ地元の群馬から、日本国内はもとより海外のクルマファンに向けて自動車用ランプの設計・製造・販売をするメーカー「IPF」とタッグを組んでの共同開発が持ち上がった。

市川「やはり昨今のアウトドアブームの影響もあってか、弊社IPFでもLEDライトバーや作業灯といった、オフロードランプの装着ニーズも急速に高まっていました。ただし『どこに(どうやって)装着したらいいか分からない』という問合せが多かったのも事実でした。IPFは自動車用ランプのメーカーですが、ランプだけを扱っていてはせっかくの製品をユーザーに届けられないなと。そこで装着例を示すだけでなく〝さまざまなIPF製オフロードランプを取り付けることのできるプラットフォーム〟を積極的に提供できないかという結論に達しました。そこから共同開発の話が進んでいったんですよ。」

――確かにJAOSフラットラックも〝拡張性の高さ〟が売りだ。ルーフラックを望むユーザーの多くは、キャンプや釣りなどで活用するという目的がある。ワーキング/オフロードランプを取り付けたいと思う方も多いだろう。

井出「今回のフラットラックは、フロアバーに設けたTスロットにオプションを追加装着することで、用途に合わせたアレンジや自分好みのスタイルへ拡張できるルーフラックとしています。JAOSとしては、製品開発の段階からIPF製オフロードランプの装着検証を行なえたことは助かりました。また、市川さん自身がルーフラックに対して豊富な知識をお持ちだったので、いろいろと参考にさせていただきました。」

――強みを互いに補完し合いながら、クォリティの高い日本製にこだわった開発が行なわれており、その中では『引張強度試験』や『振動試験』といった、自動車メーカーの厳しい品質基準に準拠した試験を行ない、製品の信頼性を向上させてきた。

内田「ルーフラック本体は薄型・軽量なアルミ製ながら、しっかりとタフな仕様になりました。また、今回撮影していただいた『ランプブラケット』や『ウォールバー』以外に、拡張性を楽しんでいただけるような様々なオプションを開発予定です。共に四駆ブームを経験してきた老舗パーツメーカー同士での共同開発のかいあって、新世代のルーフラックとしては、納得のいくものに仕上がったのではないかと自負しています。」

――バリエーションは現在3車種で、ジムニーJB64&シエラJB74、デリカD:5、そしてランドクルーザープラドに対応。今後も両社の知見が製品の開発に活かされ、オプションやラインナップを追加していくことだろう。

アフターパーツ―メーカーとして、群馬から世界を席巻するJAOSとIPF。今回の新作ルーフラックのリリースは、両社の共同開発によって実現した。ジムニーJB64&シエラJB74用に適したサイズ(幅1250㎜×長1400㎜)については、JAOSとIPFの両社から発売中。JAOS製品が『JAOSフラットラック』という製品名であるのに対して、IPF製品は『EXPルーフラックtypeA』となる。

Made in JAPANの確かな信頼性と多彩な機能性を兼ね備えた拡張型ルーフラックの魅力とは?

「安心」「高品質」「高耐久」の純国産品というスペックで、さまざまなメリットのある軽量アルミ製/タフなアルマイト仕上げの薄型ルーフラックを目指して共同開発。オプションが追加しやすく、自由に拡張できるルーフラックであることも特徴だ。このキャリアシステムを構築するスタイルは、海外製品でも今や常識のトレンドだ。
コーナーキャップにはJAOSロゴが入る。付属されたPVC素材のエンブレムステッカーと共にカスタムマインドをさりげなく主張る。
ルーフラックのフロアバーにはオプションを装着を可能とするTスロットが設けてある。写真のようにオプションのアイナットを追加すれば、コンテナボックスの結束などもできる。

LAND CRUISER PRADO150

JAOS FLAT RACK [1250×1920]

JAOSフラットラックは、ラック本体と共に車種別に用意されたフットをセットにして販売している。なお、今回撮影したプラドはオプションのウォールバーをサイドとリヤに追加済みだ。

DELICA D:5

JAOS FLAT RACK [1250×1920]

ランドクルーザープラドやデリカD:5対応モデルとしては、今回装着しているL1920㎜サイズの他、ジムニーが装着しているものと同じL1400㎜サイズもラインナップ。価格は税込¥125,400

JIMNY SIERRA JB74

JAOS FLAT RACK [1250×1400]

ジムニーJB64&ジムニーシエラJB74のフラットラック1250×1400は、ジムニーのルーフ上にあるレインモールを利用しての取り付けとなる。フットもそれに合わせた形状を採用している。

JIMNY JB64

IPF EXP ROOF RACK TypeA [1250×1400]

JAOSフラットラック1250×1400と基本形状やスペックは変わらないが、EXPルーフラックTypeAはコーナーキャップが「IPF」ロゴ入りに変わる。
※ジムニーだけでなく、再販ランクル70やランクル80、95プラド(ルーフレール無車)への対応を考慮して、ルーフラック本体と取付用レッグは別売り。
拡張型ラックとして拡充するオプションでさまざまな積載に対応。その第1弾はIPFランプなどを搭載できるランプブラケット、そしてワイルドな見た目と荷物のズレ落ちを防ぐウォールバーなどを設定する。