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「flexdream」王道四駆に負けない魅力が満載!〝ネオ四駆〟の可能性を持つハイエース

 フレックス・ドリームがランクルなどでプロデュースしているFD‐classic。今回紹介するのはその中からハイエース200系4型をベースにクラシカルな丸目2灯フェイスへ換装したお洒落なカスタムコンプリートカーだ。その魅力はスタイリッシュな見た目だけにあらず。実は昨今のアウトドアブームにマッチすべく、高い実用性を与えている。
 アウトドアシーンでは、とかく荷物が増えがちだ。テントにシュラフ、クーラーボックスにテーブルや椅子など、参加人数が増えればさらに荷物は増す。そんな状況でも大量の荷物を収納し、かつ車中泊も楽しめる広い空間を持つのがハイエースの魅力だ。
 しかし、ハイエースには弱点がある。4WDモデルであったとしても、やはりストロークの少ないリアサスはオフロード走行には向かない(タフではあるが)。これを克服しているのがこのデモカー。3インチのリフトアップで余裕の最低地上高を確保しながら、強化したリーフスプリングと9段の減衰力調整式ショックアブソーバーへ換装。さらに16インチのオールテレーンタイヤ(OPEN COUNTRY A/T EX)を履かせることで、より奥深い自然へ分け入ることができ、アウトドアを楽しめる仕様としている。加えて、かつノーマル以上にしなやかな乗り心地も確保しているため、長距離ライドも快適となり、疲れにくい足回りであることも美点だ。
 さて、オフロードでの優れた走行性能と高い室内空間を持つことから、アウトドアユーザーから絶大な人気を得ているモデルといえばデリカD:5だ。しかしそれ以上の積載性を持ち、オフロードでの走行性能とオンドロードでの快適性を向上させたこのハイエースは、デリカD:5一強という現状を変え、新たな選択肢に成り得るモデルである。さらに、ルーフトップテントやサイドオーニングなどの流行のオーバーランドスタイルも可能なアイテムもフレックス・ドリームで用意している。
〝でっかく遊ぶ〟ならば、1BOX 4WDとして「ハイエース」をその選択肢に加えてみるのはいかがだろうか?

フロントフェイスを、flexdreamオリジナルの丸目2灯仕様へと変更したFD-classicハイエース。ボディカラーをセメントグレーへとオールペンした上で、さらに前後バンパー&前後スキッドバー、オーバーフェンダー、ルーフにはキズなどにも強いLINE-Xを施工。見た目にもタフなイメージを与えている。

フロント

リア

「KEEPSLANT」との共同開発で完成したリフトアップキットを装着。フロントはメンバーダウンブロック、リアは豪華8枚重ね(ノーマルは4枚)のリーフ+シャックルで3インチのリフトアップを実現。さらに9段階の減衰力調整式となるRANCHO 9000XLショックを前後にコンビネーションすることで、オフロード走破性を向上させている。ハイエースの弱点である「乗り心地」の改善にも効果絶大。
RHINO-RACKのフラットルーフラックで積載性を高めつつ、そこにARB 4x4Accessoriesのルーフトップテント(シンプソン3)を装備。さらに運転席側にアルミのハードカバーケースに収まるサイドオーニングも装着したキャンプにもピッタリの仕様だ。ルーフへのアクセスを可能にする折りたたみ式のラダーは、フラットルーフラックに掛けて使う。
フロント上部にはIPF製の50インチLEDライトバーを実装した。車種専用のブラケットを使用することで、ボディへの穴あけ加工無しで装着可能。アウトドアシーンでの作業灯として大活躍するアイテムだ。
待望のホワイトレターをラインアップしたトーヨータイヤの新作A/Tタイヤ「OPEN COUNTRY A/T EX(215/70R16)」に、BRUTのホイールBR-66(ミリタリーブラック)を組み合わせてオフロードの走行性能をアップ。また、LINE-Xを施したJAOSフェンダーガーニッシュtypeXを装着。
ハイエースのインパネ回りは、flexdreamオリジナルのウォルナット調のウッドパネルを奢ることで、元が商用車というイメージを完全に払拭している。同様にステアリング、シフトノブ、ドア内張りも同じウォルナット調のウッドパネルで飾られている。またUSBポート付きのセンターコンソール、デッキカウンター、走行充電式のサブバッテリー、FFヒーター、350Wインバーターなど、キャンピングカーと同等の装備を備えているのもポイントだ。
フロントシートにはflexdreamの得意メニューPENDLETONコラボシートカバーとすることで華やかな室内に。2列目以降のシートもビンテージレザー調のブラウンで統一され、お洒落かつ汚れに強いのも嬉しい。
flexdreamがラインアップするハイエースベースの車中泊仕様コンプリートシリーズ「FD-BOX」。撮影車両はバタフライ式のシートを採用することで、フルフラットや後席との対面アレンジなど様々なシーンに適したレイアウトを楽しめる仕様だ。もちろん車検にも適合。