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「FLEX」プラド用ボディキットでさりげなくスタイルアップ

後期型150系プラド用のFLEXオリジナル・エアロボディキットだが〝エアロ〟と言っても、単なるドレスアップとは一線を画したもので、むしろエアロ本来の意味であるエアロダイナミクス(=空力)に寄り添ったボディキットだ。パーツの監修は、スーパーGT参戦などで名を馳せるチューニングメーカー「SARD(サード)」によるもの。ゆえにプラド用だが、コンセプトは〝ピュアスポーツ〟なのだ。
フロントのスポイラーはいわゆるカナード風のアンダーリップで、そこからフロントフェンダー&リヤフェンダー、そしてリヤのアンダーカバーまで続く一連の流れには、スポーティな雰囲気が醸し出されている。
このボディキットのラインナップは樹脂製ブラックのほか、ボディ同色仕様を設定。ちなみにこのボディキットはリフトアップスタイルだけでなく、ローダウン車やノーマル車高にマッチングしてもハマるオールマイティさも魅力だ。
今回マッチングしたのは、FLEXの150プラド新車カスタム・コンプリートにおいて中核を担う2インチリフトアップ仕様に、タイヤは285/70R17を組み合わせている。FLEXでは特にこのサイズのタイヤとして、TOYOタイヤのOPEN COUNTRY R/Tのホワイトレターを推奨している。

また、アウトドアと共にあるカーライフをさらに加速させるべく、FLEXではオーストラリア発のライノラックの取り扱いを開始している。そこに同ブランドの円形に開かれる特徴的なバットウイングオーニング(一般的な横に開くオーニングと異なる)を組み合わせることで、さらに機能性を高めることができる。アクティブ派のユーザーにとっては、まさに朗報といえよう。

オーストラリアを代表する老舗ブランドであるライノラック社のルーフラックをFLEXでも取り扱いを開始。車両サイドと後方までをカバーする格納式のサイドオーニングとの組み合わせがおススメ。さらにサイドウォール、エクステンション、テントなどのアクセサリーを追加可能だ。
スラストスポイラーとも呼ばれるカナード風デザインのフロントリップスポイラー。プラド本来のフォルムを損なわずに、ディフューザーのディテールを加えることでピュアスポーツのイメージを注入。ボディ同色仕様や樹脂ブラック仕様など、装着車量に合わせて雰囲気が変えられるのが特長だ。
フロントリップスポイラーから流れるように装着されるフェンダー。実は出幅自体はそれほどの量ではないが、後端のレーシーな造形とも相まってワイド感を増幅。リヤセクションには、純正バンパーに被せるタイプのアンダーカバーを採用。
FLEXオリジナルボディキットは、SARDのプロデュースだけに既存の4WD・SUVパーツとは異なるアプローチが見て取れる。そのひとつが大型のGTウイング。スポーティー&スパルタンなイメージを強調してくれる。また「SARD」の刻印が入った、耐熱・耐蝕性に優れたナノ膜コーティングをテール部分に採用するスポーツマフラーもプラド専用品。日本製オールステンレスのデュアルオーバルタイプで、保安基準にも適合。
哀川翔さんが監督を務めるFLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRESは、2021年に海外のラリー参戦を目指している。チームは2019年でガソリンクラス2位を獲得した時と同じ体制を予定(2020年はコロナ禍のため、ラリー自体が中止となった)。そう、ドライバーにはD1で世界チャンピオンに輝く実力を持つ川畑真人選手が担当する。2020年末に披露された新たなラリーマシンも150プラドだが、そのオフロードパフォーマンスはまさに世界最高峰レベルにあると言っても過言ではない。
足回りはリザーバータンク付き・コイルオーバータイプのKINGレーシングショック。今回のラリープラドの仕様は、これを川畑選手の走りに合わせて細かくセッティング出ししたもの。ジャンプ後の着地に一切の衝撃を伝えてこない、圧倒的なしなやかさを誇りながら、しっかりとコントローラブルな走りを実現する驚異のサスペンションだ。
KINGのサスペンションシステムと共に、ラリープラドの目玉の一つが、プロジェクトミュー製のフロント6POD・ブレーキシステムへの換装だ。
SARDプロデュースのFLEXオリジナルボディキット(フロントリップやフェンダー、リヤバンパーカナード、GTウイングなど)は、ラリーマシンにも装着されている。もちろん、ラリーの状況に応じてフロントリップなどは脱着されるが、レーシーなスタイルで実にカッコイイ!